配信者の実況や友達との会話で、「fpsが伸びた」「VRAMが足りない」「ラグい」といったゲーム用語が続けて出てくると、話についていけなくなります。
この記事は、PCゲームでよく使う用語を「画質・なめらかさ」「PCパーツ・スペック」「対戦・通信・動作」「プレイヤーの会話」の4カテゴリに分けて整理したゲーム用語の一覧表です。気になる用語だけをその場で拾い読みできます。
「fpsは何の略か」という疑問は、最初の章でまとめて扱います。用語を確認したあと、記事の後半では用途別のゲーミングPCも挙げるので、そのまま1台選びにも進めます。
- fpsは「フレームレート」と「ジャンル」のどちらの意味なのか
- 画質・なめらかさやPCパーツに関わるスペック用語の意味
- 対戦・通信やプレイヤー同士の会話で使われる用語の意味
- 用語を踏まえた、自分に合うゲーミングPCの選び方
fpsは何の略?まず押さえたい基本のゲーム用語一覧

「fps」はPCゲームで最もよく見る言葉ですが、2つの異なる意味で使われます。同じ略語でも文脈によって指すものが違うと知っておくと、以降の用語も読み分けられます。
| 表記 | 正式名称 | 意味 |
|---|---|---|
| fps(小文字・指標) | Frames Per Second | 1秒間に画面が描き直される回数。数値が高いほど動きがなめらかに見える |
| FPS(大文字・ジャンル) | First Person Shooter | 一人称視点で戦うシューティングゲームのジャンル名 |
フレームレートのfpsはPCが1秒間に生成する画像(フレーム)の枚数で、CPU・GPU・ゲーム設定などで変わる指標です。ジャンルのFPSは一人称視点シューティングの呼び名、リフレッシュレート(Hz)はモニター側が1秒間に画面を書き換える回数で、それぞれ別の言葉です。
fpsの意味やHzとの違い、60fps・144fpsの体感差、ジャンル別の目安は「fpsとは?何の略か・Hzとの違い・快適な目安」で解説しています。
ここから先はカテゴリごとに用語を表で整理します。気になる項目だけを拾い読みしてかまいません。リンクのある用語は個別の記事で詳しく扱っています。まず画質やなめらかさに関わる用語から見ていきます。
画質・なめらかさに関する用語

ゲーミングモニターやグラボのスペック表でよく見る、画質となめらかさに関わる用語をまとめます。似た言葉が多いため、表で見比べながら覚えるのが確実です。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| fps(フレームレート) | 1秒間に描画される画像の枚数。数値が高いほど動きがなめらか。→ 詳しく |
| リフレッシュレート(Hz) | モニターが1秒間に画面を書き換える回数。fpsとは別の指標。→ 詳しく |
| 解像度(フルHD・WQHD・4K) | 画面を構成する画素(ピクセル)の数。数値が大きいほど精細に映る。→ 詳しく |
| HDR | 明暗の幅と色の表現力を広げる映像規格。対応モニターだと映像の奥行きが増す。→ 詳しく |
| DLSS | NVIDIAのAI描画技術群。超解像・フレーム生成・レイ再構成などを含み、機能ごとに対応するRTXの世代が異なる |
| FSR | AMDの描画技術群。超解像やフレーム生成などがあり、世代・機能ごとに対応GPUが異なる |
| フレーム生成(Frame Generation) | 描画済みフレームなどをもとに補間画像を作る技術。AIを使う方式もあり、表示fpsの増加と操作応答の改善は同じではない |
| レイトレーシング | 光の反射や影をリアルに再現する描画技術。負荷が重くfpsが下がりやすい |
| VRR(G-SYNC・FreeSync) | モニターのリフレッシュレートをfpsに同期させる技術。→ 詳しく。必要かどうかの判断は→ 必要・不要の判断基準 |
| ティアリング(=画面が上下でズレて表示される不具合) | fpsとリフレッシュレートが合っていないと起きやすい |
| 垂直同期(VSync) | fpsをリフレッシュレートに合わせて描画するオン・オフ設定。→ 詳しく |
| 1% Low・フレームタイム | 平均fpsだけでは見えない、一瞬のカクつきを捉える指標 |
DLSSは機能ごとに対応するGPUの世代が違います。NVIDIA公式のDLSS技術ページ(2026年9月1日確認)に掲載されている対応状況は次のとおりです。
| DLSSの機能 | 対応するGeForce RTX世代 |
|---|---|
| Dynamic Multi Frame Generation | RTX 50のみ |
| Multi Frame Generation | RTX 50のみ |
| Frame Generation | RTX 40・50 |
| Ray Reconstruction | RTX 20/30/40/50(全世代) |
| Super Resolution | RTX 20/30/40/50(全世代) |
| DLAA | RTX 20/30/40/50(全世代) |
フレーム生成系はRTX 40以降、そのうち複数フレームを生成するMulti Frame GenerationはRTX 50シリーズだけという線引きです。
一方、レイトレーシングの画質を上げるRay ReconstructionはRTX 20シリーズまでさかのぼって使えます。購入前に、目当ての機能が自分のGPU世代で使えるかを確認してください。

DLSSもFSRも、名前は違っても目的は近い技術です。どちらもGPUの世代によって使える機能が変わる点を押さえてください。
PCパーツ・スペックに関する用語


ゲーミングPCのスペック表に並ぶパーツの用語も、意味が分かると機種選びで迷いません。混同しやすい用語を中心に整理します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| CPU | 「中央演算処理装置」。データの計算や制御を担うパソコンの頭脳。→ 詳しく |
| GPU(グラボ) | 映像出力と3D描画を担当するパーツ。ゲームの快適さに直結する。→ 詳しく |
| メモリ | 作業中のデータを一時的に置いておく部品。電源を切ると内容は消える。→ 詳しく |
| VRAM(=グラボが描画専用に使うメモリのこと) | テクスチャ・解像度・レイトレーシングなどGPU側の処理データを保持する |
| SSD・HDD(ストレージ) | ゲームやデータを保存しておく場所。SSDはHDDより高速 |
| ボトルネック(=性能の上限になっている部分のこと) | CPU・GPU・メモリのどれか一つが弱く、他のパーツの性能を使い切れない状態 |
| 型番の読み方(RTX・Core等) | 型番の数字はシリーズ・世代・性能クラスを表す。→ グラボ・CPU |
| GeForce・Radeon | NVIDIA(GeForce)とAMD(Radeon)、グラボの2大ブランド |
とくに混同しやすいのがメモリとVRAMです。ドスパラ公式のPC用語解説によると、メモリはCPUの計算に使うデータを一時的に置く部品、グラフィックボードは映像出力と3D描画の演算を担うパーツで、その中に描画専用の「ビデオメモリ(VRAM)」を搭載しています。
つまりメモリはCPU側の作業スペース、VRAMはGPU側の作業スペースという役割の違いです。メモリ容量の判断は、メモリは16GBで足りる?という記事もあわせて確認してください。
対戦・通信・動作に関する用語
対戦中の状況や通信に関わる用語もまとめます。「重い」「ラグい」「カクつく」は原因が違うため、後の表で区別します。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| Ping | 通信の応答速度をミリ秒(ms)で表した数値。小さいほど反応が良い |
| ラグ | 通信の遅延によって操作と画面の動きにズレが生じる現象 |
| 「重い」 | PC本体の処理が追いつかず、fpsが落ちて動作がもたつく状態 |
| カクつく・fps低下 | 一定のfpsが出ず、一瞬だけ動きが飛ぶように見える現象 |
| 有線LAN・Wi-Fi | 通信の接続方式。一般的に有線LANの方が通信が安定しやすい |
| エイム | 銃口や照準を敵に合わせる動作、またはその精度 |
| キルレ(K/D) | キル数をデス数で割った数値。戦績の目安の一つ |
| TTK(=Time To Killの略) | 敵を倒すまでにかかる時間の目安 |
| リコイル | 銃を撃った際に銃口が跳ね上がる反動 |
よくある疑問:「重い」と「ラグい」は何が違うのでしょうか。
| 症状 | 主な原因 | 切り分け方の目安 |
|---|---|---|
| 重い | PC本体の処理性能不足(CPU・GPU・メモリ) | 1人プレイでも常にfpsが低い |
| カクつく・fps低下 | 一時的な負荷や熱、バックグラウンド処理 | 普段は快適なのに特定の場面だけ落ちる |
| ラグい | 通信の遅延(回線・Wi-Fi・サーバー側) | fps表示は高いのに操作と表示がズレる |
「重い」「ラグい」は会話では混同されます。低fpsはPCの処理負荷、通信による巻き戻りは回線やサーバー側の遅延が候補ですが、症状だけでは原因を断定できません。fps・フレームタイム・Pingを確認して切り分けてください。
PC側が原因のときはゲームがカクつく原因と直し方、回線側が原因のときはオンラインゲームは有線LANが必要?という記事で、それぞれの確認手順を解説しています。



「重い」はPC側、「ラグい」は回線側で起きやすい症状です。どちらのタイプか切り分けると、対処法も決まります。
プレイヤー同士の会話・スラング用語
対戦中や試合前後に使われる会話用語も、代表的なものを挙げます。すべてを覚える必要はなく、よく見るものから慣れれば足ります。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| gg | “Good Game”の略。試合終了時のあいさつ |
| glhf | “Good Luck, Have Fun”の略。試合開始前のあいさつ |
| gj | “Good Job”の略。ナイスプレーへの短い賛辞 |
| nt | “Nice Try”の略。惜しい場面へのねぎらい |
| FF | 文脈により投了(forfeit)、または味方への攻撃(friendly fire)などを指す |
| TK | “Team Kill”の略。味方を誤って倒してしまうこと |
| バトロワ | バトルロイヤルの略。多人数が生き残りを競う対戦形式 |
| TPS・FPS(ジャンル) | 三人称視点(TPS)と一人称視点(FPS)のシューティングゲームの分類 |
| 野良・スタック | 野良は知らない人同士のマッチング、スタックは友達と部屋を組んで参加すること |
TPSとFPSは、カメラがキャラクターの後ろ(三人称)にあるか、視点そのもの(一人称)にあるかという違いです。最初の章で説明した「fps(フレームレート)」とは別の話なので、混同しないよう注意してください。
用語が分かったら|用途別のゲーミングPC3選(ドスパラ)
ここまでの用語が分かれば、ゲーミングPCのスペック表は読めます。ここからは、ドスパラのGALLERIA(ガレリア)シリーズから、遊び方別に3機種を挙げます。
価格は2026年9月1日に確認した基本構成・税込価格です。送料・カスタマイズ料金は含まず、在庫・金額は変動します。用途の分類は仕様に基づく候補分けで、掲載PCの実測fpsを示すものではありません。
【フルHD高fpsの入門機】GALLERIA XGR5M-R56-GD


- CPU:AMD Ryzen 5 7500F
- GPU:GeForce RTX 5060 8GB
- メモリ:16GB(16GB×1) DDR5-4800
- ストレージ:500GB Gen4 NVMe SSD
- 価格:234,980円(税込・2026年9月1日確認)
VALORANTやApex Legendsのような軽めの競技系タイトルをフルHD・高fpsで遊ぶ場合の入門機です。234,980円(税込)で、価格を抑えつつ人気タイトルに必要な性能を確保しています。



fpsや解像度の用語を覚えたあと、最初に検討する構成です。フルHD高fpsを23万円台から狙えます。
【WQHDも検討したい人のバランス機】GALLERIA XPR7A-R57-GD


- CPU:AMD Ryzen 7 7700
- GPU:GeForce RTX 5070 12GB
- メモリ:16GB DDR5-4800
- ストレージ:1TB SSD(M.2 NVMe Gen4)
- 価格:299,980円(税込・2026年9月1日確認)
WQHDでのゲームも検討する場合の候補で、299,980円(税込)です。解像度を上げると負荷は増えるため、144Hzモニターを使う場合も、目標fpsに合わせてゲームごとに画質を調整してください。



WQHDや144Hzモニターに合わせるPCとして比較する構成です。掲載機の実測値は示していないため、希望するゲームのベンチマークや推奨要件も確認してください。
\WQHDも検討する人向けの構成/
【4K・レイトレ・配信のハイエンド機】GALLERIA XPC7A-R58-GD


- CPU:Intel Core Ultra 7 265F
- GPU:GeForce RTX 5080 16GB
- メモリ:16GB DDR5-5600
- ストレージ:1TB Gen4 SSD
- 価格:439,980円(税込・2026年9月1日確認)
4K解像度やレイトレーシングを有効にした高画質設定、ゲーム配信の同時エンコードまで想定する場合の上位構成で、439,980円(税込)です。



レイトレーシングや配信も視野に入れる場合の候補です。ただし4K・最高画質・高fpsをすべて同時に満たすわけではなく、ゲームや利用ソフトに合わせた設定調整が必要です。
3機種の比較を下の表にまとめます。用途に近いモデルから検討してください。
| モデル | 主な用途 | GPU | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| GALLERIA XGR5M-R56-GD | フルHD・高fps競技系 | RTX 5060 8GB | 234,980円(税込) |
| GALLERIA XPR7A-R57-GD | WQHDも視野に入れる構成 | RTX 5070 12GB | 299,980円(税込) |
| GALLERIA XPC7A-R58-GD | 4K・レイトレ・配信 | RTX 5080 16GB | 439,980円(税込) |
型番の意味やより細かい選び方はガレリアPCの選び方で解説しています。
まとめ|分からない用語が出てきたら、このページで確認する
この記事で扱ったゲーム用語の要点を整理します。
- fps(フレームレート)とFPS(ジャンル名)は同じ略語でも別の意味
- 画質・なめらかさの用語とPCパーツの用語を分けて覚えると整理しやすい
- DLSSは機能ごとに対応するRTXの世代が違う。Ray ReconstructionはRTX 20以降、Multi Frame GenerationはRTX 50のみ
- 「重い」「ラグい」「カクつく」は原因が違うので、対処法も分けて確認する
- 用語が分かったら、用途に合うゲーミングPC選びに進める
実況や配信、会話に出てくる言葉を一度に全部覚える必要はありません。気になる用語が出てきたときに、このページで確認してください。用語がつかめたら、次は自分の遊び方に合うゲーミングPCを探す段階です。



用語をすべて覚える必要はありません。必要になったときにこのページへ戻って調べる使い方で足ります。
\在庫と価格を公式で確認/
- fpsとFPSは同じ意味ですか?
-
別の意味です。小文字のfpsはフレームレート(Frames Per Second)という指標、大文字のFPSはFirst Person Shooterというゲームジャンルの略称です。同じ綴りでも指している対象が違います。
- フレームレートとリフレッシュレートは同じですか?
-
別の指標です。フレームレートはPC(GPU)が1秒間に生成する画像の枚数、リフレッシュレートはモニターが1秒間に画面を書き換える回数を表します。どちらか一方だけ高くても、もう一方が追いつかなければ本来の性能を使えません。
- VRAMとメモリは何が違うのですか?
-
メモリはパソコン全体の作業に使う一時的な記憶場所、VRAMはグラフィックボードが描画専用に使う一時的な記憶場所です。どちらも「一時的にデータを置く」役割は同じですが、担当するパーツ(CPU側かGPU側か)が違います。
- DLSSはどのグラボでも使えますか?
-
GeForce RTXシリーズが対象で、機能ごとに対応世代が異なります。
NVIDIA公式のDLSS技術ページ(2026年9月1日確認)では、Super Resolution・DLAA・Ray ReconstructionがRTX 20/30/40/50の全世代、Frame GenerationがRTX 40・50、Multi Frame GenerationとDynamic Multi Frame GenerationがRTX 50のみと案内されています。
- 用語がまだよく分かりません。PCを選ぶには何を優先すればいいですか?
-
全部を覚える必要はありません。まずは「fps」「リフレッシュレート」「VRAM」の3つを押さえておけば、多くのゲーミングPCの説明は読めます。あとは用途別の3機種から、遊びたいタイトルや解像度に近いモデルを選んでください。
確認日:2026年9月1日。
確認元:ドスパラ MC21974 公式商品ページ、ドスパラ MC19886 公式商品ページ、ドスパラ MC20081 公式商品ページ、Intel リフレッシュレート解説、NVIDIA DLSS技術、AMD FSR 3公式技術解説。
価格・構成・提供状況は変更されるため、購入・利用前に公式案内を確認してください。









