Perplexity Portable Computerとは?必要なPCスペック

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Perplexity Portable Computerとは?必要なPCスペック

Perplexity Portable Computerって結局なに?」「自分のゲーミングPCで動くの?」——2026年9月14〜15日にWindows対応が伝えられ、そう気になった方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、使えるかどうかを決めるのはGPUのVRAM容量です。NVIDIAが公式に示した条件は「24GB以上のVRAMを積んだGeForce RTX / RTX PRO」でした。

これは「速いか遅いか」ではなく「そもそも起動できるか」の話です。この記事では何をしてくれる機能なのか、どこまでPCの中で完結するのか、そして手元のPCが条件を満たすのかを、公式情報をもとに整理します。

この記事の結論
  • Perplexity Portable Computerは、自分のPCの中で動くAIエージェント
  • Windowsで使う条件はVRAM 24GB以上のGeForce RTX / RTX PRO
  • 利用にはPerplexityのPro・Maxプランが必要(2026年9月時点)
  • ローカルで完結した処理はPerplexity Computerのクレジットを消費しない
  • RTX 5080は16GBで条件外。まず自分のVRAM容量を確認するのが先
目次

Perplexity Portable Computerとは?PCの中だけで動くAIエージェント

Perplexity Portable Computerとは、AIエージェント「Perplexity Computer」を自分のPCの中だけで動かせるようにした版です。

NVIDIAが2026年9月14日に公開した公式ブログでは、「複数の手順に分かれた作業を自分で計画して進めるエージェントのローカル版」と説明されています。調べ物や資料の整理といった作業を、途中の判断も含めてまとめて任せられるイメージです。

ここで言うAIエージェントは、指示されたゴールに向けて手順を自分で組み立てて実行するAIのこと。基本的な考え方はAIエージェントとは?ChatGPTとの違いで解説しています。

「Perplexity Computer」との違いはどこ?

名前がよく似ていますが、2つは別物として押さえておくと混乱しません。Perplexity Computerはクラウド側で動くエージェント、Portable Computerはそれを手元の機材で動かす版です。

マイナビニュースの2026年8月26日の記事によると、Portable Computerはモデルだけでなく、作業の段取りを決める司令塔にあたる部分やタスクの順番待ちリスト、検索用のインデックスまで手元の機材で動くとされています。

つまり「AIの頭脳だけをダウンロードした」のではなく、エージェントの仕組みごと自分のPCに持ってきた形です。ここがローカルLLMを単体で動かすのとは違うところで、Portable Computerの特徴でもあります。

DGX SparkからRTX搭載PCへ|Windows対応までの流れ

Portable Computerが最初に発表されたのは2026年8月25日(現地時間)で、PerplexityとNVIDIAの共同開発として案内されました。

ただし当時の対応機材は、NVIDIAのデスクトップ型AIコンピューター「DGX Spark」向けのLinux版だけでした。手持ちのゲーミングPCはまだ対象外だったわけです。

その後、Linuxを搭載したRTX PCへ対象が広がり、今回のWindows対応で手元のGeForce RTX搭載PCがようやく選択肢に入りました。発表当初から予定されていた流れが、ここで一区切りついた形です。

使えるかどうかは「VRAM 24GB以上」で決まる

そして今回いちばん重要なのが動作条件です。NVIDIA公式ブログと、2026年9月15日に公開された窓の杜の記事は、いずれも24GB以上のVRAMを搭載したGeForce RTX / RTX PROが必要としています。

RTX PRO(=クリエイターや法人の業務用に位置づけられたシリーズ)も対象に含まれますが、多くの読者にとって現実的な選択肢はGeForce RTXの方でしょう。

VRAMが24GBに届かないPCでは、Portable Computerは起動できません。「重いけれど何とか動く」という類の条件ではなく、満たしていなければ選択肢に入らない足切り条件です。

クラウドのAIなら回線さえあれば誰でも同じものが使えますが、Portable Computerは手元の機材の性能がそのまま参加資格になります。

何が「ローカル」なのか|クラウド型のAIと違うところ

クラウド型のAIとPerplexity Portable Computerで処理の流れがどう違うかを比べたイメージ図

「ローカルで動く」と聞いても、具体的にどこまでがPCの中の話なのかは分かりにくいところです。Portable Computerの場合、処理と保管の大部分が端末の中で完結します。

PCの中で完結する部分

NVIDIA公式ブログは、Portable Computerがローカルのモデルを使い、機微なファイルを端末の外へ出さずに扱えるとしています。手元の書類を読ませたい、社内のメモを整理したい、といった用途を想定した作り方です。

前述のとおり、モデルだけでなく司令塔やタスクの順番待ちリスト、ローカル検索用のインデックスもPCの中に置かれます。そのため作業の履歴や中間生成物も端末の中に残る構成になります。

連携先としては、次のコネクター(=外部サービスとつなぐための接続設定)が用意されていると案内されています。

  • Microsoft Outlook
  • OneDrive
  • Word
  • Google ドライブ
  • Gmail
  • Slack
  • GitHub

クラウドへ出るのはどんなとき?許可を求める仕組み

では完全にネットから切り離されているのかというと、そうではありません。NVIDIA公式ブログは、Portable Computerがクラウドの支援が必要だと判断した場合、情報を端末の外へ送る前にユーザーへ許可を求めると説明しています。

つまり「一切外に出ない」ではなく、外に出る前に必ず一度確認が挟まるという設計です。勝手に送信されるわけではない代わりに、許可を出すかどうかの判断は使う人に委ねられます。

よくある疑問:ローカルで動くなら、ネット接続はまったく要らないの?

最新の情報を調べる作業など、外部の情報が必要な場面ではクラウド側の力を借りることになります。手元で完結できる作業と、そうでない作業が混ざるという前提で考えておくのが現実的です。

Portable Computerを使えるプランと、クレジットの考え方

動作条件を満たしていても、それだけで使えるわけではありません。契約しているプランの条件も合わせて確認しておきましょう。

必要なのはPro・Maxプラン

窓の杜の記事によると、Portable Computerを利用できるのはPerplexityの「Pro」「Max」プランです(2026年9月時点)。Windows版のPerplexityアプリから使う形と案内されています。

無料プランのままでは利用できない点に注意してください。「ローカルで動く=無料で使い放題」と読み違えやすいところです。

日本での料金や無料特典の条件はPerplexityとは?ChatGPTとの違いにまとめています。料金は変わりやすいので、契約前に公式サイトで最新の条件をご確認ください。

一方で、ローカルで完結した処理はPerplexity Computerのクレジットを消費しないとされています。手元で回せる作業が多い人ほど、この仕組みの恩恵は大きくなります。

プラン料金は別途かかるけれど、使えば使うほどクレジットが減っていく心配は薄い。そういうバランスだと考えると分かりやすいです。

Windowsで使えるローカルモデルはどれ?

Portable Computerが手元で動かすモデルについては、出典によって書かれ方が違います。断定を避けて、両方を並べておきます。

出典Windowsで使えるローカルモデルの記述
NVIDIA公式ブログ(2026年9月14日)既定のローカルモデルの例として「Qwen 3.8 27B」を挙げている(Perplexity Computer用に追加学習し、RTX向けに最適化したもの)
窓の杜(2026年9月15日)Windows RTX PCで使えるのは現時点で「PPLX 27B」のみ。「NVIDIA Nemotron 3.5 Lightning」も近日対応予定

なお窓の杜は、一度に動かせるローカルモデルは1つだけとも伝えています。選べるモデルの一覧は今後増えていく見込みなので、導入時に公式アプリ側の表示を確認するのが確実です。

Perplexity公式の告知では、Portable Computerが動かすのは追加学習済みの「PPLX 27B」で、「Qwen 3.8 27B」も選べるとされています。「NVIDIA Nemotron 3.5 Lightning」が近日対応という点は、窓の杜の記述とも一致します。

自分のPCで動く?VRAM 24GBを満たすGPUの見分け方

ここからが本題です。手持ちのPCが条件を満たすかどうかは、GPUの型番とVRAM容量を見れば判断できます。

条件を満たすGPU・満たさないGPU

NVIDIA公式の製品仕様で確認できた数値を並べると、24GBという線引きの厳しさが見えてきます。

GPUVRAM(NVIDIA公式値)24GB以上の条件
GeForce RTX 5090(デスクトップ)32GB GDDR7○ 満たす
GeForce RTX 5090 Laptop GPU24GB GDDR7○ 満たす(ちょうど条件ライン)
GeForce RTX 5080(デスクトップ)16GB GDDR7× 満たさない
主なGeForce RTXのVRAM容量(NVIDIA公式値・2026年9月確認)RTX 509032GBRTX 5090 Laptop24GBRTX 508016GB

ここで意外に感じるのがRTX 5080です。ゲーム性能では十分に上位のGPUですが、VRAMが16GBのため条件を満たしません。Portable Computerの可否は、描画性能ではなく容量だけで決まります。

RTX 50シリーズでも、5090以外は16GB以下の構成が中心です。「新しい世代のGPUだから大丈夫」とは限らない点は押さえておきましょう。

なお、前の世代のGeForce RTXでもVRAMが24GBあるモデルなら、容量の条件自体は満たします。ただしそうした世代は新品のBTOでは基本的に選べないため、これから買うPCの候補としては扱いません。

VRAMがどんな役割を持つのか自体があいまいな方は、VRAMとは?8GBで足りるのかを先に読むと、この条件の意味がつかみやすくなります。

自分のPCのVRAM容量を確認する手順

型番が分からなくても、Windowsの標準機能だけで容量を確認できます。追加のソフトは要りません。

STEP
タスクマネージャーを開く

タスクバーの何もない部分を右クリックして「タスクマネージャー」を選びます。

STEP
「パフォーマンス」から「GPU」を選ぶ

左側のメニューで「パフォーマンス」を開き、一覧の中の「GPU」をクリックします。複数表示される場合は、型番にGeForce RTXと付いている方を選びます。

STEP
「専用GPUメモリ」の数値を見る

画面に表示される「専用GPUメモリ」の合計値がVRAM容量の目安です。ここが24.0GB以上かどうかで判断します。

表示名や項目の位置はWindowsの更新で変わることがあります。見当たらない場合は、GPUの型番を控えてNVIDIA公式の製品ページで仕様を確認するのが確実です。

\VRAM 32GBの構成を確認/

Portable Computerを使う前に知っておきたい注意点

条件を満たしていても、導入前に確認しておきたい点がいくつかあります。

「端末内で完結」は無条件の安全とイコールではない

Portable Computerは機微なファイルを端末の外へ出さずに扱えるとされています。ただし、コネクターでOutlookやGmail、Slack、GitHubにつながるということは、それらの中身へアクセスできる権限をエージェントに渡すということでもあります。

どのサービスを、どこまでの範囲でつなぐのかは自分で決める必要があります。必要のないコネクターまで最初に全部つないでしまうと、後から見直すのが面倒になります。

また、自分で手順を組み立てて動くAIには、読み込んだ文書の中の文言に指示を乗っ取られるという固有のリスクもあります。仕組みはプロンプトインジェクションとはで解説しています。

公表されていないことは、公式の案内で確認する

今回確認した公式ブログと報道には、必要なWindowsのバージョン、システムメモリの量、ストレージの空き容量についての記載がありませんでした。この記事でも推測では書きません。

処理速度についても同様です。24GBという条件は示されていますが、どの程度の速さで動くかを示す公式な数値は今回の出典にはありません。

よくある疑問:条件を満たしていれば、クラウド版と同じ感覚で使えるの?

手元の機材で大きなモデルを動かす以上、クラウドとまったく同じ快適さになるとは限りません。動作条件も提供範囲も変わりやすい段階なので、導入前に公式サイトで最新の案内を確認してください。

今の時点では「条件を満たす人が試せるようになった」段階です。焦って機材から揃える必要はありません。

まとめ|今のPCで動かないなら、無理に買い替えなくていい

Portable Computerは魅力的な仕組みですが、参加条件がはっきりしているぶん、判断もしやすい機能です。

この記事のまとめ
  • まず確認するのはGPUの型番ではなく「専用GPUメモリ」の容量
  • 24GBに届かないなら、今は当面クラウド版のAIエージェントで十分
  • 機密ファイルを扱う・クレジットを節約したい人だけGPUを検討する
  • モデルの選択肢と対応範囲は増える途中。急いで判断しなくてよい

条件を満たしていなかった方も、それは今のPCの性能が低いという話ではありません。VRAM 24GBという線は、2026年9月時点ではかなり上のクラスに限られる条件です。

手元で完結させたい明確な理由がある人にとっては、GPUを選ぶときの基準が1つ増えた、という受け止め方がちょうどよさそうです。

Perplexity Portable Computerは無料で使える?

2026年9月時点では、PerplexityのProまたはMaxプランで利用できると案内されています。無料プランは対象外です。ただしローカルで完結した処理はPerplexity Computerのクレジットを消費しないとされています。

RTX 5080では動かない?

NVIDIA公式の仕様ではRTX 5080(デスクトップ)のVRAMは16GBで、24GB以上という条件を満たしません。ゲーム性能が高くても、VRAM容量が足りなければ対象外になります。

Macでも使える?

今回確認できた発表は、NVIDIA GeForce RTX / RTX PRO GPUを搭載したWindows PC向けのものです。他のOSでの提供状況は今回の出典に記載がないため、公式の案内をご確認ください。

必要なWindowsのバージョンやメモリ容量は?

必要なWindowsのバージョン、システムメモリ、空き容量は、今回確認した公式ブログ・報道のいずれにも記載がありませんでした。導入前に公式の動作条件をご確認ください。

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この記事を書いた人

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