Steamハードウェア調査2026年8月版|RTX 50系が6台に1台、Windows 10は23%

当ページのリンクには広告が含まれています。
RTX 50シリーズの比率とWindows 10利用率を示すSteamハードウェア調査2026年8月版のイメージ

ゲーミングPCを買うとき、「まわりの人はどれくらいの構成で遊んでいるんだろう」と気になりますよね。カタログの推奨スペックは分かっても、実際に使われている構成の分布はなかなか表に出てきません。

その数少ない手がかりが、Steamが毎月公開しているハードウェア調査「Steam Hardware & Software Survey」です。

2026年8月分(August 2026)が公開され、上位グラフィックボードの顔ぶれ、VRAMとメモリの容量、モニターの解像度、OSの割合まで、実際に遊んでいるPCの内訳が数字で並んでいます。

この記事では、2026年9月3日にSteam公式ページで取得しなおした8月版の数値をもとに、上位GPUのランキング、RTX 50シリーズがどこまで広がったか、メモリとVRAMの主流、そしてWindows 10がまだ2割強残っている点を整理します。

数字を並べるだけでなく、買い替えを考えている人が判断に使えるところまで落とし込みます。

この記事の結論
  • Steamハードウェア調査2026年8月版は「上位はまだ前世代、伸びているのは5060〜5070クラス」という並び
  • 単体GPUの1位はGeForce RTX 3060で3.76%。2位はRTX 4060 Laptop GPU、3位がRTX 5070(2026年9月3日にSteam公式で確認)
  • RTX 50シリーズ11機種の合計は16.88%で、およそ6台に1台(当サイトの単純加算。公式が出している値ではありません)
  • 買い替えでねらうなら、平均より一段上のRTX 5060 Ti 16GBかRTX 5070にメモリ32GBが今の標準的な線
  • OSはWindows 11が70.97%、Windows 10がまだ22.90%。Windows 10の延長セキュリティ更新(ESU)は2027年10月12日で終了
目次

Steamハードウェア調査で一番使われているグラボは?2026年8月のトップ10

まずは本題から。Steamハードウェア調査の「Video Card Description」に並ぶGPUを、シェアの高い順に10機種書き出しました。数値はすべて概要ページの既定表示(Windows・Mac・Linuxを合算した「Combined」)で、右端は前月からの増減です。

順位GPUシェア前月比
1GeForce RTX 30603.76%+0.05%
2GeForce RTX 4060 Laptop GPU3.63%+0.19%
3GeForce RTX 50703.56%+0.16%
4GeForce RTX 40603.42%-0.01%
5GeForce RTX 30503.04%0.00%
6GeForce RTX 50602.98%+0.13%
7GeForce RTX 5060 Laptop GPU2.50%+0.45%
8GeForce RTX 5060 Ti2.41%+0.15%
9GeForce GTX 16502.37%-0.11%
10GeForce RTX 4060 Ti2.25%+0.02%

10機種すべてがGeForceでした。

AMDで最も多かった単体グラボはRadeon RX 9070 XTの1.37%(+0.06%)で、トップ10には届いていません(「AMD Radeon Graphics」のような総称表記は除いています)。

Intelも単体GPUは上位に入っていません。なお集計表には「Other」という枠が9.40%あり、これは掲載枠に入らない機種をまとめたものなので、1位の3.76%より大きい点は読み違えないようにしてください。

目を引くのは、1位がいまだにGeForce RTX 3060だという点です。2021年に登場したミドルクラスで、当時のフルHD向け定番でした。それが5年たった2026年8月でも首位ということは、Steamで遊んでいるPCの多くが、今の売れ筋より1〜2世代前の構成のままだという意味になります。

もう1つ、上位10機種のうち2つ(RTX 4060 Laptop GPUとRTX 5060 Laptop GPU)がノートPC用のGPUです。

とくにRTX 5060 Laptop GPUは前月比+0.45%で、表に載る全機種のなかで最も大きく増えました。8月のあいだにゲーミングノートを新調した人が、それだけまとまった数いたということです。

同じGPUでも、見るページによって数値が変わります。概要ページはWindows・Mac・Linuxの合算、GPU詳細ページはPC(Windows)だけの集計で、RTX 3060は前者が3.76%、後者が3.92%でした。他サイトと数字が合わないときは、たいていこの違いです。

RTX 50シリーズは合計16.88%、およそ6台に1台まで来た

Steamハードウェア調査のRTX 50シリーズ合計16.88パーセントを示す図

Steamの表は機種ごとにばらばらに並ぶため、世代でまとめた数字は載っていません。そこで、掲載されているRTX 50シリーズ11機種を当サイトで足し合わせました(2026年9月3日時点、Combined)。

GPUシェア前月比
RTX 50703.56%+0.16%
RTX 50602.98%+0.13%
RTX 5060 Laptop GPU2.50%+0.45%
RTX 5060 Ti2.41%+0.15%
RTX 5070 Ti1.73%+0.04%
RTX 50801.62%+0.08%
RTX 5070 Laptop GPU0.65%+0.11%
RTX 5070 Ti Laptop GPU0.41%+0.06%
RTX 50900.41%0.00%
RTX 5050 Laptop GPU0.39%+0.06%
RTX 50500.22%+0.01%
合計16.88%

合計16.88%は、おおよそ6台に1台という割合です。内訳を見ると、伸びを作っているのはRTX 5060/5060 Ti/5070という中位クラスでした。

上位のRTX 5090は0.41%で前月比0.00%、RTX 5080も1.62%どまりです。最上位モデルの話題は多くても、実際に増えているのは中位クラスだと分かります。

グラボの世代ごとの位置づけを整理したい方は「グラボ(GPU)性能比較【2026年版】ティア表+用途別の選び方」もあわせて読んでみてください。

この16.88%という数字は、当サイトが公開値を足しただけのものです。Steamが「RTX 50シリーズ合計」として発表しているわけではありません。表に載らない機種が「Other」に含まれる可能性もあるので、目安として受け取ってください。

よくある疑問:RTX 3060が1位なら、まだ買い替えなくていいということ?

遊ぶ解像度と、遊びたいタイトルの新しさで答えが変わります。フルHD(1920×1080)で今あるタイトルを中設定あたりで遊ぶなら、RTX 3060はまだ現役の範囲です。

判断が分かれるのはVRAMで、RTX 3060の12GBに対し、後継のRTX 4060やRTX 5060は8GBに下がっています。

一方でRTX 5060 Ti 16GBやRTX 5070は、新しい超解像・フレーム生成の機能を含めて余裕を持って使える構成です。VRAMの見方は「VRAMとは?8GBで足りるかゲーム別の目安を初心者向けに解説」で整理しています。

VRAMは16GB、システムメモリは32GBが主流に近づいた

グラボ本体と並んで、買うときに迷いやすいのが容量まわりです。Steamハードウェア調査8月版の分布を見ると、2つの容量で入れ替わりが進んでいました。

VRAMは16GBが最多、それでも8GB以下が46%

VRAM(グラボ専用のメモリ)の分布は、16GBが26.92%で最多、次いで8GBが25.74%、12GBが12.99%でした(2026年9月3日確認)。

16GBは前月比+1.02%で、VRAMの項目のなかでは最も大きく伸びており、7月に16GBが8GBを抜いた流れがそのまま続いています。

7月版の詳細は「VRAM 16GBがSteamで最多に|今買うゲーミングPCのグラボ目安を解説」にまとめています。

ただし、512MBから8GBまでを足すと46.35%あります(当サイトの合算)。半分近くのPCがVRAM 8GB以下で遊んでいる計算で、ゲーム側もその層を切り捨てた作りにはしにくい状況です。VRAM 8GBが今すぐ遊べなくなる、という読み方は行きすぎになります。

システムメモリは32GB以上が44.18%で16GBを逆転

PC本体のメモリは、16GBが41.20%(+0.23%)で単独首位、32GBが37.45%(+0.52%)で追う形です。

ここに48GB(1.20%)、60GB(0.97%)、64GB(3.97%)、64GB超(0.59%)を足すと32GB以上の合計は44.18%となり、16GB単独を上回ります。8GBは7.46%で前月比-0.52%と、はっきり減りました。

BTOパソコンを買う場面に置き換えると、注文時にメモリを32GBへ変更する人が珍しくなくなったということです。標準構成が16GB(16GB×1)のモデルは今も多いので、選択肢として見ておく価値があります。

気をつけたいのは、32GB化の値段が機種によって大きく違う点です。

ドスパラで2026年9月7日に購入画面を確認したところ、GALLERIA XGR5M-R56-GDとGALLERIA XPR7A-R56T16G-GDは32GB(16GB×2)への変更が+56,100円でした。

一方、同日時点で開催されている「カスタマイズ半額祭」の対象になっているGALLERIA XPR7A-R57-GDは、同じ32GB化が+28,050円と表示されています(購入画面に「《カスタマイズ半額祭対象!》」の記載あり)。

同じ「32GBにする」でも28,050円の差が出ます。対象機種と対象カスタマイズは機種ごとに違うため、狙っている型番の購入画面で金額を見てから決めてください。

\メモリ32GB化が半額になる対象機種を確認/

※対象機種・対象カスタマイズ・開催期間は公式ページの記載をご確認ください。価格は2026年9月7日に確認した値です。

解像度・OS・CPU:8月版から分かるそのほかの数字

GPUとメモリ以外の項目も、買い物の判断材料になります。主だったところを1つの表にまとめました(2026年9月3日にSteam公式で確認)。

項目最も多い値シェア前月比
主モニターの解像度1920×108050.52%-0.58%
同・2位2560×144021.86%+0.40%
OSWindows 11 64bit70.97%+0.71%
同・2位Windows 10 64bit22.90%-0.40%
物理コア数8コア28.04%+0.19%
GPUメーカー(PC集計)NVIDIA72.88%
CPUメーカー(PC集計)Intel53.53%

解像度は1920×1080がちょうど半分。2560×1440が21.86%、ノートPCに多い2560×1600が5.71%(+0.61%)で、両者を足すと約27.6%になります。

3840×2160(4K)は4.98%どまりで、前月比+0.03%とほとんど動いていません。4Kを前提に予算を組む必要がある人は、まだ20台に1台という分布です。

OSはWindows 11が70.97%まで来ましたが、Windows 10も22.90%残っています。減り方は前月比-0.40%なので、この調子だと1年後もそれなりの数が残る計算です。Windows全体では93.95%、Linuxが3.90%、Macが2.14%でした。

CPUメーカーの比率は、Intel 53.53%に対しAMD 46.47%。AMDの46.47%は、公式グラフに載っている2025年3月以降で最も高い値です(同じ期間の最初は2025年3月のIntel 61.7%/AMD 38.3%)。

物理コア数は8コアが28.04%で最多、6コアが27.43%と僅差で続き、4コアは12.46%(-0.66%)まで下がりました。

CPU選びの目安は「CPU性能早見表【2026年】PassMark×価格でRyzen/Core比較」も参考になります。

このSteamハードウェア調査は、Steam利用者への任意参加のアンケートです。回答した人の構成だけが集計されているので、世の中のPC全体の分布とは違います。「ゲームを遊んでいる人の傾向」として読むのがちょうどいい距離感です。

よくある疑問:Windows 10のまま、これからもゲームを続けて大丈夫?

短期的には動きますが、期限は決まっています。

Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了し、個人向けの延長セキュリティ更新(ESU)も2027年10月12日でプログラムが終了するとマイクロソフトの公式ページに書かれています(対象はWindows 10バージョン22H2。2026年9月3日確認)。

加えてゲーム用途では、NVIDIAがWindows 10向けGeForceドライバーの提供を終える件もあります。

詳しくは「Windows 10のGeForceドライバーが10月終了|今すべき対処法」と「Windows 10を使い続けるとどうなる?サポート終了後のリスクと買い替えの判断」をご覧ください。

新しいゲームを快適に遊び続けたいなら、Windows 11への移行を前提に考えたほうが後の手間が減ります。

この数字を買い替えの判断にどう使うか

解像度と用途からRTX 50シリーズ搭載PCの買い替え目安を選ぶ図

ここまでの分布を、買い物の条件に置き換えます。Steamハードウェア調査8月版から読み取れる「平均的なPC」は、おおむね次の姿です。

  • グラボはRTX 3060/4060クラス、VRAMは8〜16GB
  • メモリは16GB。ただし32GB以上の人と半々に近い
  • モニターはフルHDが半分、WQHD級が約3割、4Kは5%
  • CPUは6〜8コア、OSはWindows 11

つまり、これから買うPCでRTX 5060 Ti 16GBやRTX 5070+メモリ32GBを選べば、分布の上側に入ります。狙う解像度はフルHDからWQHDで十分で、4K前提の構成にして予算を押し上げる必要は、今の分布を見るかぎりありません。

その線に当てはまるドスパラのGALLERIAを2機種挙げます。価格・構成は2026年9月7日に各商品ページで確認した値です。

モデルCPU/GPUメモリ/SSD税込価格
GALLERIA XPR7A-R56T16G-GDRyzen 7 7700/RTX 5060 Ti 16GB16GB/1TB289,980円
GALLERIA XPR7A-R57-GDRyzen 7 7700/RTX 5070 12GB16GB/1TB299,980円

XPR7A-R56T16G-GDはVRAMが16GBで、テクスチャの重いタイトルでも設定を落とさずに済む場面が増えます。XPR7A-R57-GDはVRAMが12GBに下がる代わりにGPU自体が上のクラスで、WQHDまで見るならこちらです。

前述のとおりメモリ32GB化が半額の対象になっているのは後者(+28,050円)なので、32GB構成での総額は346,080円と328,030円となり、順位が入れ替わります(いずれも2026年9月7日時点の表示額から計算)。

予算をもう少し抑えるなら、Ryzen 5 7500F+RTX 5060で209,980円のGALLERIA XGR5M-R56-GDもあります(2026年9月7日確認、SSDは500GB)。ただしVRAMは8GBなので、分布のなかでは平均に近い位置づけです。

\RTX 50シリーズ搭載モデルの価格を確認/

※価格・在庫・キャンペーンは変動します。注文前に公式サイトでご確認ください。

まとめ:8月版で押さえておきたい数字

この記事のまとめ
  • 単体GPU1位はGeForce RTX 3060(3.76%)。上位10機種はすべてGeForceで、AMDの最上位はRadeon RX 9070 XTの1.37%
  • RTX 50シリーズ11機種の合計は16.88%(当サイトの単純加算)。伸びているのは5060/5070クラスとノート向けで、RTX 5090は0.41%で横ばい
  • VRAMは16GBが26.92%(+1.02%)で最多。ただし8GB以下の合計は46.35%あり、8GBが遊べなくなる話ではない
  • システムメモリは16GBが41.20%で単独首位だが、32GB以上を合計すると44.18%で上回る
  • 解像度は1920×1080が50.52%、2560×1440が21.86%、4Kは4.98%。OSはWindows 11が70.97%、Windows 10が22.90%

買い替えの目安としては、フルHDからWQHDを想定してRTX 5060 Ti 16GBかRTX 5070、メモリは32GBという線が、今の分布より一段上に届く構成になります。

数値はすべて2026年9月3日にSteam公式ページで取得したものです。Steamハードウェア調査は月ごとに更新されるため、9月分が反映されるのは10月に入ってからになる見込みです。

気になる項目があれば、ご自身でもSteamハードウェア調査のページで確かめてみてください。

Steamハードウェア調査はどうやって集めているのですか?

Steamが毎月おこなっている任意参加のアンケートです。公式ページには、参加は任意で匿名であり、集めた情報を今後の技術投資や提供する製品の判断に役立てていると書かれています。回答した人のPC構成だけが集計されるため、世の中のパソコン全体の分布とは異なります。

記事に出てくる数字はどこで見られますか?

概要は store.steampowered.com/hwsurvey/ 、グラフィックボードの詳細は同サイトの videocard ページで公開されています。

概要ページの既定表示はWindows・Mac・Linuxを合算した「Combined」で、画面上部のプルダウンからWindowsのみ・Macのみ・Linuxのみに切り替えられます。この記事の数値は、断りのないかぎりCombinedの値です。

RTX 50シリーズ合計16.88%は公式の数字ですか?

いいえ。Steamは機種ごとの数値しか公開していないため、掲載されているRTX 50シリーズ11機種の値を当サイトで足し合わせたものです。

表に載らない機種は「Other」(9.40%)に含まれている可能性があり、実際の合計はもう少し大きくなることも考えられます。目安としてご覧ください。

メモリは16GBでは足りないということですか?

16GBが41.20%で単独首位なので、足りないという話ではありません。ただし32GB以上を合計すると44.18%になり、16GB単独を上回りました。

ゲームを遊びながら配信や録画をする、ブラウザのタブを大量に開く、動画編集もするといった使い方をするなら、購入時に32GBへ変更しておくと後から買い足す手間が省けます。

次の更新はいつですか?

Steamハードウェア調査は月ごとに更新されるため、9月分の結果が反映されるのは10月に入ってからになる見込みです(公開日そのものは公式ページに明記されていません)。前月比の値も、そのタイミングで8月版との差に置き換わります。当サイトでも毎月の更新を追いかけていく予定です。

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

PCコンパス編集部です!

パソコン業界歴20年超のベテランがパソコン初心者~中級者向けにお役立ち情報を発信していきます!

目次