Windows 11 26H2とは?年内提供の新バージョンで変わる点と注意点

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Windows 11 26H2とは?年内提供の新バージョンで変わる点と注意点

「Windows 11 26H2」という見慣れないバージョン名を、ここ数日で目にした方もいるのではないでしょうか。2026年8月27日(米国時間)に、Microsoftが正式に公開したものです。

ただし、いますぐ全員のパソコンに届くわけではありません。公開されたのは「Release Preview チャネル」(=正式提供の直前版を先に試せる枠)で、一般向けの配信はまだ始まっていません。

この記事では、26H2で何が確定していて、何がまだ決まっていないのか、いつ届くのか、そして24H2を使っている人が10月までに何をすべきかを、2026年8月31日時点の公式情報だけで整理します。

この記事の結論

26H2はまだ「先行公開」の段階で、一般提供は「今年中」としか公表されていません。普段使いの1台で急いで追いかける必要はありません。

  • 2026年8月27日にRelease Previewチャネルへ公開。ビルドは26300.9278、配布方法は「有効化パッケージ」
  • 公式に挙がった変更点は、会社が管理するPC向けに既定で有効になる3つだけ。タスクバーの位置変更などはテスト中の段階
  • 急ぐ必要があるのは24H2の人。サポート終了は2026年10月13日で、26H2を待たず25H2へ更新するのが現実的(2026年8月31日時点)
目次

Windows 11 26H2とは?2026年8月27日にRelease Previewで公開

Windows 11 26H2とは、2026年の後半に一般提供が予告されている、Windows 11の新しいバージョンです。バージョン名の「26」は2026年、「H2」は年の後半を表しています。

Microsoftは公式のWindows Insider Blogで、2026年8月27日(米国時間)の公開を発表しました(2026年8月31日確認)。事実関係を表で整理します。

項目内容
バージョンWindows 11 バージョン 26H2
ビルド番号26300.9278
公開日2026年8月27日(米国時間)
公開先Release Preview チャネル
配布方法有効化パッケージ
一般提供「今年中」とのみ公表(具体的な日付は未発表)

入手方法も公式に示されています。Release Previewチャネルの参加者は、[設定]→[Windows Update]に表示される案内から手動で受け取る形です。ISOイメージはWindows InsiderのISOダウンロードページで提供されています。

裏を返すと、Insiderに参加していない一般のPCには、この時点ではまだ26H2は届きません

公開されたのは先行して試せる枠まで。正式配信はこれから、と押さえておけば大丈夫です。

26H2で確定している変更点と、まだ確定していない機能

ここが今回いちばん誤解されやすい部分です。8月27日の公式アナウンスで具体的に挙がったのは、商用デバイス向けに既定で有効化される3つの機能だけでした。

  • Windowsの設定のバックアップ
  • タスクバーからのアプリ固有のアクション
  • エクスプローラーの機能強化

ここでいう商用デバイスとは、Home以外のエディションで、IT管理者に管理されている・ボリュームライセンスキーや商用IDを持っている・ドメインに参加している、といった条件に当てはまるPCのことです。要するに会社や学校が管理しているパソコンを指します。

個人が家電量販店やBTOで買ったPCは、たいていHomeエディションです。判断に迷う場合はWindows 11 HomeとProの違いもあわせてどうぞ。

ネット上では26H2の新機能としてタスクバーの位置変更などが話題ですが、それらは8月27日の公式アナウンスには含まれていません。確定とテスト中を分けて並べます。

内容いまの位置づけ根拠
設定のバックアップ/タスクバーのアプリ固有アクション/エクスプローラー強化26H2で商用デバイス向けに既定で有効化2026年8月27日のWindows Insider Blog
タスクバーを上・左・右へ移動する機能Insiderプレビューでテスト中(26H2の公式アナウンスに記載なし)2026年8月9日時点のBetaチャネル向けリリースノート

タスクバーの位置変更は、Windows 10からの移行組には待望の機能です。どこまで進んでいるかはWindows 11でタスクバーを上・左・右に移動できる?で検証済みですが、「26H2で使えるようになる」とは言い切れません

よくある疑問:じゃあ26H2になっても、家庭用のPCは見た目がほとんど変わらないの?

その可能性は高そうです。PC Watchは2026年8月28日の記事で、26H2の機能や改善の多くはすでに毎月の更新プログラムで段階的に配信済みのものだと伝えています。番号は上がっても大改造ではない、という整理です。

有効化パッケージ方式だと何が違う?24H2・25H2との関係

26H2は、有効化パッケージ(=すでに配信済みの機能のスイッチを入れるだけの小さな更新)として配布されます。数GBのファイルを丸ごと入れ替える従来の大型アップデートとは、性格がまったく違います。

これが成り立つのは、Microsoftが公式ブログで説明しているとおり、24H2・25H2・26H2が同じサービスブランチ(=OSの土台となる共通のコード)を共有しているからです。土台が同じなので、機能や改善もそのまま共有されます。

家を建て直すのではなく、すでに配線だけ通してあった部屋の照明スイッチを入れる、というイメージです。窓の杜も2026年8月28日の記事で、小さなパッチを当てるだけでバージョン移行が短時間で完了する方式だと説明しています。

ここで注意したいのが26H1との関係です。同記事によれば、バージョン26H1はこのサービスブランチを共有していないため、有効化パッケージ方式では26H2へ移行できません。ISOイメージファイルによる提供も近日中に始まる予定とされています。

ただし、かかる時間や再起動の回数はPCの構成によって変わります。「数分で終わる」と言い切れる話ではないので、更新は時間に余裕のある日に回すのが安心です。

バージョン番号が変わる=OSの大工事、とは限りません。今回はここが勘どころです。

一般提供はいつ?24H2・25H2のサポート期限から逆算する

いちばん知りたいのは配信日ですが、Microsoftの表現は「今年中(later this calendar year)」まで。何月かは公表されていません。

そこで判断材料になるのがサポート期限です。Microsoftのライフサイクルページ(2026年8月31日確認)の記載は次のとおりです。

バージョン提供開始サポート終了(ライフサイクルページの表記)
24H22024年10月1日2026年10月14日 6:59:59
25H22025年9月30日2027年10月13日 6:59:59
26H12026年2月10日2028年3月15日 6:59:59
26H2未提供(Release Preview段階)未掲載

表の日時はライフサイクルページに出ている値そのままです。24H2の「2026年10月14日 6:59:59」は、太平洋時間の10月13日いっぱいまでを指しています。

Microsoftも案内上のサポート終了日は「2026年10月13日」としています。日本時間では数時間ずれますが、実務的には10月13日までに25H2以降へ更新しておくと考えれば十分です。

つまり、24H2を使っている人が26H2の一般提供を待つのは現実的ではありません。配信日が未定である以上、期限に間に合う保証がありません。更新の具体的な手順はWindows 11 24H2のサポート終了はいつ?25H2への更新手順にまとめています。

一方、すでに25H2の人は2027年秋まで猶予があります。あわてて先行版に手を出すより、26H2が一般提供に降りてくるのを待つほうが安全です

今すぐ入れるべき?ゲーム用PCで気をつけたい最新の不具合

Release Previewチャネルは正式提供前のビルドを試す枠で、動作が安定していても検証段階であることに変わりはありません。

仕事やゲームで毎日使う1台に、先行版のWindowsを入れるのは避けてください。

「待つ」という判断の根拠も、MicrosoftのWindows release healthに出ています(2026年8月31日確認)。

ひとつめは、2026年8月27日配信の更新プログラム(KB5120998)以降で、マウスカーソルのカスタマイズ設定が標準に戻ってしまうという報告です。対象は25H2と24H2。

高DPIのカーソルが大きな白いカーソルに置き換わる、といった内容です。状態は「Reported」で、2026年8月28日時点では調査中とされています。

ふたつめは、ゲーム用PCの読者に関わる話です。2026年8月11日の更新プログラム(KB5121003)以降で一部のゲームが応答しなくなる問題は、原因がWindows側ではなく、RGBライティング機能を持つ機器が導入するドライバーにあると判明しました。

報告に挙がったのはARC Raiders、MARVEL Tōkon: Fighting Souls、THE FINALSの3タイトルです。

Microsoftは2026年8月26日、該当ドライバーをブロックする形で解決(Resolved)としました。詳しい経緯はKB5121003でゲームが落ちる問題の原因と対処で追っています。

加えて、Microsoft Defenderウイルス対策が正常に動いているのに「オフになっています」と誤通知される問題も、2026年8月28日時点で「Confirmed」として掲載されています。設定画面で有効になっていれば、そのままで問題ありません。

不具合情報は状態と日付をセットで見るのがコツ。解決済みなのか調査中なのかで、取るべき行動が変わります。

自分のPCのバージョンを確認して、次にやることを決める

ここまでの話は、いま自分のPCがどのバージョンなのかが分からないと判断できません。設定アプリから1分で確認できます。

STEP
設定を開く

スタートボタンを右クリックして[設定]を選びます。Windowsキーと「I」の同時押しでも開けます。

STEP
[システム]→[バージョン情報]へ進む

左側のメニューから[システム]を選び、いちばん下の[バージョン情報]を開きます。

STEP
エディションとバージョンを控える

「Windowsの仕様」の欄に、エディション(HomeかProか)、バージョン(24H2・25H2など)、OSビルドが並びます。この3つを控えておけば判断に迷いません。

よくある疑問:バージョンが分かったら、結局この秋は何をしておけばいいの?

状況によって答えが変わるので、3つのパターンに分けて整理しました。

いまのバージョン次にやること期限の目安
24H226H2を待たず、25H2への更新を進める2026年10月13日まで
25H2特に作業は不要。26H2が一般提供されてから検討する2027年秋まで猶予あり
Insiderに参加中Release Previewなら設定画面の案内から26H2を取得できる。ただし普段使いの1台では慎重に随時

まとめ

  • 26H2は2026年8月27日にRelease Previewへ公開された段階。ビルドは26300.9278
  • 配布は有効化パッケージ方式。24H2・25H2と土台が共通なので、移行そのものは短時間で済む
  • 公式の変更点は商用デバイス向けの3つ。タスクバーの位置変更が26H2で入るとは公表されていない
  • 一般提供は「今年中」のみ。24H2の人は10月13日の期限に向けて、待たずに25H2へ更新するのが安全

新しいバージョン名が出ると身構えてしまいますが、今回の26H2は「静かに番号が上がる更新」に近い性格です。焦って先行版を入れるより、自分のバージョンを確認して期限のあるものから片付けるほうが確実です。

一般提供の時期や新機能の扱いは今後の発表で変わる可能性があります。最新の状況はMicrosoftの公式ブログとライフサイクルページで確認してください(本記事は2026年8月31日時点の情報です)。

Windows 11 26H2は無料で使えますか?

Windows 11の年次アップデートは、これまでと同様にWindows Update経由で提供される更新として扱われます。26H2について追加費用の案内は出ていません。

26H2にすると、いま使っているアプリやゲームは動きますか?

26H2は24H2・25H2と同じサービスブランチを共有しているため、土台部分は大きく変わりません。ただし先行版での動作は保証されていないので、対戦ゲームや業務用ソフトを使う環境では一般提供を待つほうが安全です。

24H2のまま使い続けるとどうなりますか?

24H2のサポートは2026年10月13日(Microsoftの案内上の表記)で終了し、以降はセキュリティ更新が届きません。26H2の配信日は未発表なので、待たずに25H2以降へ更新するのが確実です。

26H1と26H2は何が違いますか?

26H2は24H2・25H2と同じサービスブランチを共有していますが、26H1は共有していません。そのため26H1からは、有効化パッケージによる短時間での移行ができないと報じられています。

26H2を早く試すために、Insider Programに参加したほうがいいですか?

普段使いのパソコンでは勧められません。Release Previewは正式提供の直前版を検証する枠で、不具合が出る可能性が残ります。試すなら予備のPCを用意し、バックアップを取ってから参加してください。

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この記事を書いた人

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