Windows Updateの画面に「2026-07 累積更新プログラム プレビュー(KB5101684)」という見慣れない項目が現れて、入れていいのか迷っていませんか。普段の月例更新と違って自分でボタンを押す形式なので、余計に判断に困りますよね。
この記事では、2026年7月28日に配信が始まったKB5101684の新機能・修正内容・不具合報告の有無を、2026年8月2日にMicrosoft公式ページなどの一次情報で確認したうえで整理し、「結局入れるべきか」までやさしく解説します。
KB5101684は「入れても入れなくてもよい」任意のプレビュー更新です。急がなければ、8月の月例更新で同じ内容が自動的に届きます。
- 2026年7月28日配信の非セキュリティ更新。対象はWindows 11の25H2/24H2
- エクスプローラー改善やVoice Access音声分離などの新機能を先行体験できる
- 2026年8月2日に確認した段階で、大きな不具合報告は見当たらない
結論:KB5101684は急いで入れなくてよい「先行お試し更新」
KB5101684とは、Microsoftが2026年7月28日に配信を開始した、Windows 11(バージョン25H2/24H2)向けの非セキュリティのプレビュー更新プログラムです。翌月の月例更新に入る予定の改善をひと足早く試せる、「オプション(任意)」扱いの更新として提供されています。
ポイントは、セキュリティ修正が含まれていないため、入れなくても危険にはならないという点です。プレビュー更新の内容は検証を経て、8月の月例更新(日本では2026年8月12日ごろ配信見込み)に統合されると案内されています。
そのため、判断の軸はとてもシンプルです。次のように考えると迷いません。
- 入れてOKな人:新機能をいち早く試したい方、サブPCで動作を検証できる方
- 待つのが無難な人:仕事で使うメインPCの方、ゲームの大会前など安定性を最優先したい方
安定性を重視するなら、8月の月例更新まで待っても失うものはありません。同じ改善が、より多くの検証を経た状態で自動的に届きます。

プレビュー更新は「来月の内容のお試し版」です。ボタンを押さなければ入らないので、表示されたまま放置しても問題ありませんよ。
KB5101684とは?配信日・対象バージョン・入手方法


まずは基本情報を表で整理します。Microsoftサポートの更新履歴ページ(2026年8月2日確認)に基づく内容です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 2026-07 Windows 11 累積更新プログラム プレビュー(KB5101684) |
| 配信開始日 | 2026年7月28日(米国時間) |
| 種別 | 非セキュリティのプレビュー更新(オプション=任意適用) |
| 対象バージョン | Windows 11 バージョン25H2/24H2 |
| 適用後のビルド | 26200.8973(25H2)/26100.8973(24H2) |
| 既知の問題 | なし(2026年8月2日確認) |
自分のPCのバージョンは、設定の「システム」→「バージョン情報」で確認できます。25H2と24H2は共通の土台で動いているため、今回のように同じ内容の更新が両バージョンへ同時に配信されます。
プレビュー更新は毎月下旬に配信されるのが通例で、「Cリリース」とも呼ばれます。毎月第2火曜(米国時間)の月例セキュリティ更新とは別枠の存在です。
「オプション更新」という位置づけのため、Windows Updateの画面に表示されても、「ダウンロードしてインストール」を自分で押さない限り基本的には適用されません。設定によっては自動適用されるケースもあるので、詳しくは記事後半のFAQで解説します。
KB5101684の新機能まとめ|エクスプローラー改善から外付け指紋対応まで


KB5101684には40件以上の変更が含まれると報じられています(Bleeping Computer・2026年8月2日確認)。その中から、一般ユーザーに関係が深い新機能を表にまとめました。
| 機能 | 変更内容 |
|---|---|
| エクスプローラー | ファイルサイズをKB固定ではなくMB・GBなど適切な単位で表示。ホイールクリックでフォルダーを新しいタブで開ける |
| Voice Access | 周囲の雑音や他の人の声を除去する「音声分離」を追加。韓国語にも新対応 |
| タッチパッド | スクロール速度・ズーム速度を細かく調整できる設定を追加。長い文書を素早く送れる「加速スクロール」も選択可能 |
| Windows Hello | 外付け(周辺機器型)の指紋センサーで強化サインインセキュリティ(ESS)に対応 |
エクスプローラーは「サイズ表示」と「タブ操作」が快適に
これまでエクスプローラーの詳細表示では、ファイルサイズがすべてKB単位で表示され、動画のような大きなファイルは桁が読み取りにくい状態でした。今回からMBやGBなど実態に合った単位で表示されるようになり、地味ながら毎日の操作に効く改善です。
また、フォルダーをマウスのホイールクリック(中クリック)で新しいタブに開けるようになりました。ブラウザーと同じ感覚でフォルダーを行き来できるうえ、表示時に画面が一瞬灰色にちらつく現象の解消も含まれています。
音声入力が実用的になる「音声分離」とタッチパッド強化
Voice Accessは、声でPCを操作したり文字を入力したりできる機能です。今回追加された「音声分離」は、周囲の雑音や他の人の声を除去して認識精度を高める仕組みで、家族のいるリビングでの音声入力やオンライン会議が多い環境で効果を発揮します。
タッチパッドにもスクロール速度・ズーム速度の調整項目が加わり、ノートPCの操作感を細かく好みに合わせられるようになりました。
デスクトップPCに朗報のWindows Hello外付け指紋センサー対応
これまで指紋によるWindows Helloの強化サインイン(ESS)は、センサー内蔵のノートPCが中心でした。今回から外付けの指紋センサーでもESSが利用できるようになり、自作PCやゲーミングデスクトップでも指紋サインインを安全に使いやすくなります。
このほか、タスクバーの通知バッジが赤色固定からWindowsのアクセントカラー連動に変わるなど、見た目の細かな調整も含まれています。派手さはありませんが、日々の使い勝手を少しずつ磨く内容がそろった更新です。



デスクトップ派で「顔認証カメラも指紋もない…」と諦めていた方には、この外付け指紋センサー対応が今回いちばんの目玉ですよ。
修正された不具合と既知の問題(2026年8月2日確認)
よくある疑問:もう入れた人から、不具合の報告は出ていないの?
Microsoftの公式ページでは、KB5101684の既知の問題は「現時点で確認されているものはなし」とされています(2026年8月2日確認)。国内の不具合情報まとめで知られる「ニッチなPCゲーマーの環境構築Z」でも、7月31日更新の記事で不具合は確認されていないと報告されています。
今回の主な修正内容は次のとおりです。ネットワークや企業利用向けの修正が中心で、一般ユーザーにはバックアップ機能「ファイル履歴」まわりが関係します。
- ファイル履歴:NASなどSMB共有への自動バックアップが、誤った資格情報エラーで失敗する問題を修正
- ネットワークドライブ:DFS経由のファイルが「インターネット由来」と誤判定され警告が出る問題を修正
- 安定性:ジャンプリストやタスクビュー利用時のエクスプローラーの安定性を改善
このほか、企業向け管理サービス(MDM)への登録直後にデバイスが非準拠と誤判定される問題の修正も報じられています。ただし一部の情報サイトではこの項目の記載が後から見直されたと追記されており、会社管理下のPCでは情報が固まるまで様子見が安心です。
ゲームへの影響についても、fpsの低下やクラッシュといった目立った報告は、2026年8月2日に確認した限り見当たりませんでした。とはいえプレビュー更新は利用者がまだ少なく、報告が出そろうのはこれからです。Windows 11の不具合対策を全般的に知りたい方はWindows 11 25H2の不具合と対処法もあわせてどうぞ。
なお、Windows 11では2026年7月にDell製PCの起動トラブルに対する帯域外修正KB5121767が配信されるなど、更新関連の動きが続いています。経緯は帯域外更新KB5121767の解説記事で紹介しています。
KB5101684を入れる手順と、不調時のアンインストール方法


新機能を試したい方向けに、インストール手順を紹介します。作業の前に、編集中のファイルをすべて保存し、大切なデータのバックアップを取ってから進めてください。
スタートボタン→「設定」→左メニュー最下部の「Windows Update」の順に開きます。
「2026-07 Windows 11 累積更新プログラム プレビュー(KB5101684)」が表示されているか確認します。見当たらない場合は「更新プログラムのチェック」を押します。
項目の下にある「ダウンロードしてインストール」を押し、完了後に案内へ従ってPCを再起動すれば適用完了です。適用されたかどうかは、「更新の履歴」にKB5101684が表示されているかで確認できます。
もし更新が途中で止まってしまう場合は、Windows Updateが進まない・ダウンロードが終わらない時の対処法を参考にしてください。
適用後に動作がおかしいと感じたときは、次の手順でアンインストールできます。プレビュー更新は任意適用なので、削除しても月例更新の受け取りには影響しません。
「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」の順に開きます。
ページ下部にある「更新プログラムをアンインストール」を選びます。
一覧から「KB5101684」を探して「アンインストール」を押し、再起動すれば元のビルドに戻ります。



「合わなければ戻せる」更新ですが、戻す手間を考えると、急ぎでなければ8月の月例更新を待つのがいちばん楽ですね。
KB5101684のよくある質問
- KB5101684をインストールしないとどうなりますか?
-
セキュリティ修正を含まないため、入れなくても危険性は増しません。含まれる改善は2026年8月の月例更新に統合される見込みなので、待っていれば同じ内容が自動的に届きます。
- 8月の月例更新との関係はどうなっていますか?
-
プレビュー更新は翌月の月例更新の「先行版」です。8月の月例更新(日本では2026年8月12日ごろ配信見込み)に、KB5101684の内容が追加の検証を経て含まれると案内されています。
- KB5101684が勝手にインストールされることはありますか?
-
Windows Updateの「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにしていると、プレビュー更新が自動適用される場合があります。オフであれば、自分で「ダウンロードしてインストール」を押さない限り適用されません。
- ゲームへの影響はありますか?
-
2026年8月2日に確認した限り、fps低下やクラッシュなどの目立った報告は見当たりません。ただしプレビュー更新は利用者がまだ少ない段階のため、対戦ゲームの大会前など失敗できない時期は、月例更新を待つのがおすすめです。
まとめ|急がず8月の月例更新を待つのが基本
- KB5101684は2026年7月28日配信の非セキュリティ・プレビュー更新(任意適用)
- 新機能はエクスプローラーのサイズ表示改善・音声分離・外付け指紋センサー対応など
- 既知の問題はなし。2026年8月2日に確認した段階で大きな不具合報告も見当たらない
- 急がない人は、8月の月例更新に同じ内容が統合されるのを待てばOK
プレビュー更新は「入れたい人だけが入れる」ものなので、Windows Updateに表示されていても焦る必要はありません。新機能に魅力を感じたら試し、迷ったら月例更新を待つ——この判断軸さえ覚えておけば、今後のプレビュー更新でも迷わなくなりますよ。
更新のたびに不安になる方は、配信直後に不具合報告の有無をチェックし、落ち着いてから適用する習慣にすると安心です。PCコンパスでは、今後もWindows Updateの動きを追ってお届けします。









