EverMind Ravenとは?エバーマインドのAIエージェント基盤と使い方

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EverMind Ravenとは?エバーマインドのAIエージェント基盤と使い方

EverMind Ravenは、EverMind社がGitHub(EverMind-AI/Raven)で公開している、複数のAIエージェントを束ねるオープンソースのソフトです。社名はエバーマインドと読めますが、公式サイトやGitHubにはカタカナ表記が見当たりません。

「ChatGPTと何が違うの?」「無料?Windowsで使える?日本語は?」と気になっている方も多いはず。この記事では、2026年10月4日時点の公式README・ドキュメント・技術報告書をもとに、正体・料金・導入手順・安全に試すコツまで整理します。

この記事の結論
  • EverMind Ravenは、LLMでもチャットでもなく、AIエージェントを束ねる司令塔役のOSS
  • 本体は無料(Apache 2.0)。頭脳になるLLMのAPI代は別にかかる
  • Windowsにも対応し、v0.2.0からブラウザで操作できるWebUIが付いた
  • 画面は英語と簡体中文のみ。pre-alphaのため仕様はまだ変わる
  • 「重みまで自己進化」は発表時の構想。設定や判断を書き換える改良役のCuratorは実験段階で、インストール版には含まれない
目次

EverMind Ravenとは?AIエージェントを束ねる無料のOSSを一言で

EverMind Ravenが複数のAIエージェントに仕事を振り分けるイメージ

EverMind Ravenとは、複数のAIエージェントに仕事を振り分けて束ねる「司令塔」役のソフトです。公式READMEは「ハーネスのためのハーネス」と表現しています。

ハーネスとは、AIエージェントに道具・手順・確認ルールを与えて動かす枠組みのこと。Ravenは取りまとめ役のHost Agentとして、内蔵エージェントと他社製エージェントをまとめて動かします。

ライセンスはApache 2.0のOSSで、誰でも無料で使えます。ただしREADMEには、pre-alpha(開発の初期段階)で設定などはすぐ変わりうると明記されています。完成品ではなく、試しながら育てる段階です。

ChatGPTやLLMとの違い

よくある疑問:ChatGPTみたいなAIの一種じゃないの?

お店にたとえると、LLM・ChatGPT・EverMind Ravenの役割の違いが見えてきます。

  • LLM:考える頭脳そのもの(GPT・Claude・DeepSeekなどのAIモデル)
  • ChatGPT:頭脳と会話するためのアプリ。1人の店員と話す窓口
  • EverMind Raven:調査係・プログラム係などに仕事を割り振る店長役

Ravenは単体では考えず、頭脳にするLLMは利用者が選んで接続します。AIエージェントの基本は、AIエージェントとChatGPTの違いを解説した記事で紹介しています。

開発元EverMindと公開からの時系列

開発元のEverMindは、2026年7月9日のPR Newswireの発表文で「盛大集団(Shanda Group)がインキュベートしたグローバルAI企業」と紹介されています。GitHubのスターは約5,100です(10月4日時点)。

  • 6月30日(v0.1.0):Apache 2.0のOSSとして最初の公開版(Public Preview)
  • 7月9日:EverMindがRavenを発表
  • 9月23日(v0.2.0):WebUIを追加した大型更新
  • 9月25日(v0.2.2):ネイティブのWindowsでも記憶機能が有効に
  • 9月27日:82ページの技術報告書を公開
  • 10月3日(v0.2.4):最新版。会話から設定を変更できるように

日付はGitHubの公開日(協定世界時)で、v0.2.4は日本時間では10月4日未明の公開です。発表から3か月足らずで画面や機能が大きく変わっており、開発のペースはかなり速いといえます。

名前が同じ別製品に注意

「Raven AI」で検索すると、別の製品も出てきます。GitHubがEverMind-AI/Ravenなら、この記事のEverMind Ravenです。

名前開発元中身
EverMind RavenEverMindAIエージェントを束ねるOSSのハーネス
Raven-1Tavus会話AI向けに、音声と映像から表情や意図を読み取る知覚モデル
RavenThe Commit CompanyFrappe向けのOSSチームチャット(v2でAIエージェント機能を追加)
RavenDB AI AgentsRavenDBデータベースに組み込まれたAIエージェント作成機能
EverAIEverMindとは別の会社会話AI(AIコンパニオン)の運営会社。社名が似ているだけ

出典:EverMind-AI/Raven(README・Releases)、PR Newswire(2026年7月9日)、Tavus・The Commit Company・RavenDBの公式発表(2026年10月4日確認)

EverMind Ravenでできること:内蔵4エージェントと外部13種の連携

EverMind Ravenの全体像(イメージ図)内蔵エージェント(4種)Raven-ResearchRaven-CodeRaven-DesignRaven-Oncall外部エージェント(13種)Claude CodeCodexOpenClawHermes Agentほか9種EverMind Ravenホスト(司令塔)仕事を振る呼び出す記憶:EverOSセッションをまたいで保持スキル:114,190件10月4日時点のカタログ

内蔵エージェント4種

EverMind Ravenには、目的別のエージェントが4つ入っています。READMEの説明をまとめると、役割は次のとおりです。

内蔵エージェント得意なこと
Raven-Research出典をたどれる深い調査とレポート
Raven-Code要件から動くコードを作るソフト開発
Raven-Designスライドや図、Web画面などのデザイン
Raven-Oncall数時間〜夜通し続く無人の作業。人の判断が要るときだけ利用者を呼ぶ

外部エージェント13種を呼び出して束ねる

EverMind Ravenの本領は、他社製のエージェントも呼び出せる点です。ACP・CLI・OpenAI互換APIといった接続方式でつながり、次の13種は接続設定があらかじめ用意されています。

Claude Code、Codex、OpenCode、Hermes Agent、OpenClaw、MiroThinker、GitHub Copilot、Qwen Code、CodeBuddy、Qoder、Grok Build、Kimi Code、Pi

記憶とスキルを使い回せるHermes Agentや、チャットアプリとAIエージェントをつなぐOpenClawも、Ravenから呼び出せます。

記憶(EverOS)とスキル、55のモデル提供元

記憶はEverMindのメモリ基盤「EverOS」が担い、文脈や経験をセッションをまたいで引き継ぎます。スキルは、SkillHubのカタログ(114,190件)などから関連するものを探して使います。

頭脳になるLLMは、55のモデル提供元から選べます。数値はいずれも10月4日時点です。

ベンチマークは「使ったモデル」とセットで読む

技術報告書には、ベンチマークと呼ばれる共通テストの成績も載っています。ただしEverMind自身による報告で、第三者の検証ではありません。

テストRavenの結果比較相手使ったモデル
DeepResearch MixedRaven-Research 76.5%DeepSeek-Harness 68.9%、MiroFlow 67.2%3つともDeepSeek-V4-Flash
SWE-bench Pro(731問)Raven-Code 54.4%Claude Code 52.4%どちらもQwen3.8-27B
SWE-bench Verified(500問)Raven-Code 91.0%DeepSeek-Harness 90.4%DeepSeek-V4-Flash
WorkBuddy-CodeRaven-Code 76.7%Claude Code 77.9%(上回る)Claude Opus 4.8

Verifiedの差は0.6ポイント(500問中3問)で、報告書も、コーディング系では「8つの設定のうち6つで最高」としています。組み合わせるモデルで結果は変わると考えておきましょう。

報告書の注意書きによると、DeepResearch Mixedの問題はRaven-Researchの開発中にも使われていました。どのシステムも公開された問題データを遮断しておらず、BrowseCompなど一部の成績は高めに出ている可能性があります。回数や時間の上限も各システムで異なります。

出典:EverMind-AI/Raven(README・providers/registry.py)、arXiv 2609.33439(技術報告書)(2026年10月4日確認)

EverMind Ravenの「自己進化」はどこまで本当?発表時の構想と今の機能

EverMind Ravenの発表時の構想と、いま実際に使える機能の差を表すイメージ

発表時の構想(EverMindの説明)

2026年7月の発表で、EverMindはRavenを「自己改善するハーネス」と紹介しました。10万のスキル、スキルや実行ロジックの自己書き換え、端末上のモデル「EverBrain」による重みの微調整、オフライン中の進化を掲げています。

さらにEverMindは、自己改善するL3級の「デジタルライフ」への一歩だと説明しています。いずれも会社としての構想・主張です。

10月4日時点の公式ドキュメントで確認できること

いま公開されているEverMind RavenのREADMEとドキュメントを読むと、構想との差がはっきりします。

発表時の構想10月4日時点の公式情報
10万のスキルを搭載カタログ114,190件から関連スキルを探して使う
スキルや実行ロジックを自分で書き換える改良役のCuratorは実験的で、インストール版には含まれない
ハーネスの自己進化開発者向けの別ツールEvolverが改善案をベンチマークで評価し、良い案をGitのコミットとして残す(本体への反映は人が判断)
スキルの入れ替え・引退設定項目だけで、未実装と明記
EverBrainで重みを微調整公開物は確認できず
オフライン中の進化・L3会社の構想。実現は確認できず

ドキュメントは、スキル検索や経験の抽出を「本番コードの自動的な自己改変」と説明しないよう注意書きまで入れています。今のEverMind Ravenは、勝手に書き換わるAIではなく、設定した範囲で動く道具です。

初心者はどう受け止めればいい?

暴走を過度に心配する必要はありませんが、「使うほど勝手に賢くなる」と期待しすぎるのも禁物です。出来の大部分は、選んだLLMと、利用者が与える指示や権限で決まります。

発表文は「これから目指す姿」として読み、今できることはドキュメントで確かめるのがおすすめです。

出典:PR Newswire(2026年7月9日)、EverMind-AI/Raven(README)、Raven公式ドキュメント「Skills, Memory and Extensions」(2026年10月4日確認)

EverMind Ravenは無料?料金の考え方と必要なPCスペック

EverMind Ravenの費用の分かれ道(イメージ図)EverMind Raven本体ライセンス料は0円クラウドで動かす手元のPCで動かすクラウドのLLM(API)・多くは使った分だけ課金・高性能なGPUは不要・会話は提供元へ送られる・請求の上限は提供元側で管理ローカルLLM(Ollama・LM Studio)・API代は0円・GPUとVRAMが必要・電気代がかかる・会話をPCの外に出さずに済む

よくある疑問:結局、EverMind Ravenはタダで使えるの?

本体は無料、AIモデルの利用料は別

EverMind Ravenの本体はApache 2.0のOSSで、ライセンス料はかかりません。ただし頭脳のLLMをクラウドで使うと、各提供元のAPI料金がかかります。従量課金が一般的なので、長い作業を任せるほど費用は増えます。

Claude CodeやCodexなどの外部エージェントを呼び出すなら、それぞれのアカウントでログインしておく必要があります。Hermes AgentやOpenClawなどは、本体の導入も別に必要です。利用料も、各サービスの契約に応じてかかります。

注意したいのが、無人作業を担うRaven-Oncallの予算機能です。公式ドキュメントは予算の設定はモデル提供元の請求に上限をかけないと明記しています。提供元側で利用額の上限や通知を設定しておくと安心です。

ローカルLLMならAPI代0円、ただしGPUとVRAMが要る

接続先にはOllamaやLM Studioといったローカル実行用の項目もあり、手元のPCでLLMを動かせばAPI代は0円です。その代わり、GPUとVRAM、電気代が必要になります。

モデルごとに必要なVRAMの目安は、ローカルLLMに必要なPCスペックの解説でまとめています。

\ローカルLLMも動かしたいなら/

動作要件(公式に書かれている範囲)

Windows用インストーラーなどから読み取れる要件は次のとおりです。足りないものの一部は自動で用意されます。

項目EverMind Ravenの要件補足
Python3.12以上設定ファイルに記載
uvPythonのツール兼パッケージ管理無ければ自動で導入
Node.js22以上無ければRaven専用に自動で導入
Chromiumブラウザ操作用インストーラーが取得
LibreOfficeスライドのプレビュー用(任意)導入を提案される
メモリ・GPU公式に記載なしクラウドのLLMなら高性能なGPUは不要

インストーラーより先に、同じPowerShellで $env:RAVEN_MINIMAL=1 を実行すると、ChromiumとLibreOfficeを省けます。その場合ブラウザ操作は使えず、LibreOfficeが未導入ならスライドのプレビューも使えません。

メモリやGPUの必要量は公式に記載がありませんが、クラウドのLLMなら重い計算は提供元側で行われるため、普段使いのPCでも試しやすい構成です。

出典:Raven公式ドキュメント「Oncall」、install.ps1、pyproject.toml、providers/registry.py(2026年10月4日確認)。料金の最新は各提供元の公式サイトで確認してください。

EverMind RavenをWindowsで使う手順と、安全に試すコツ

EverMind Ravenを専用フォルダで隔離して安全に試すイメージ

入れる前に知っておきたい「irm … | iex」の意味

EverMind Ravenの公式手順では、Windowsに標準で入っているPowerShellで1行のコマンドを実行します。irm はネット上のスクリプトを取得し、| iex はその中身をその場で実行する命令です。

URLが違えば別のプログラムを実行してしまうため、公式ドキュメントにあるURLかを必ず確かめましょう。不安なら、先にブラウザでURLを開いて中身を読む方法もあります。

Windowsの導入4ステップ

STEP
PowerShellでインストーラーを実行する

PowerShellを開き、irm https://raven.evermind.ai/install.ps1 | iex を実行します。

Windowsに最初から入っているWindows PowerShell 5.1では、このURLが「Permanent Redirect」というエラーで拒否されることがあります。

その場合は、irm https://raw.githubusercontent.com/EverMind-AI/Raven/refs/heads/main/install.ps1 | iex を使います。

途中でLibreOfficeを入れるか英語で聞かれたら([Y/n])、スライドのプレビューが不要なら n を入力してEnterで省けます。Yを選ぶとWindowsの許可画面が出ることがありますが、PowerShell自体を管理者として開く必要はありません。

インストールが終わるとRavenの画面がブラウザで自動的に開き、最初の設定(モデルの登録など)はその画面でもできます。画面を開いている間はPowerShellが待機したままなので、次の手順に進む前に Ctrl+C で止めましょう。

STEP
raven onboardで初期設定する

raven onboard で最初のモデル提供元を設定し、使う内蔵エージェントを選びます。各エージェントは、推奨モデル(専用キーが必要)で動かすか、RavenのLLMで動かすかも聞かれます。提供元は、あとからWebUIの Settings > Model providers でも追加できます。

STEP
raven webでWebUIを開く

raven web でWebUIが開き、Ravenはバックグラウンドで動き続けます。アドレスは http://127.0.0.1:18792 です。

STEP
止め方と更新のしかたを覚える

止めるときは raven web --stop です。更新は停止してから raven upgrade を実行し、raven web で再開します。

Windowsの raven upgrade はすぐ終わったように見えても、補助プログラムが裏で更新を続けます。Raven upgraded で始まる完了メッセージが同じ画面に出てから raven web を実行しましょう。

WebUIのサイドバー下部に「new version」と出たときは、クリックして確認画面の「upgrade」を押すだけでも更新でき、終わるとページが自動で再読み込みされます。設定と会話はホームフォルダの .raven に保存され、更新しても残ります。

Linux・macOS・WSL2(Windows上でLinuxを動かす仕組み)向けの導入スクリプトや、Dockerで動かして http://localhost:18793 で開く手順も公式に用意されています(Docker版は事前にGitとDocker、Docker Composeが必要)。

権限モードを確認する

EverMind Ravenには、AIがコマンドやファイル操作をするときの確認方法を決める「権限モード」が3つあります。

  • ask:ファイルの書き換えなど、読み取り以外の操作を毎回利用者に確認する(読み取りは確認なしで進む)
  • smart(既定):AIのレビュー役が許可するか、利用者に判断を回す
  • full:確認せずに実行する

どのモードでも禁止ルール(deny)は有効ですが、公式はsmartの審査は安全の保証ではないとしています。最初はaskにして、動きを1つずつ確認するのがおすすめです。

WebUIでは入力欄の下の盾マークのボタン(初期は「Smart mode」)から「Approve each step」を選びます。

なお、Claude Codeなど外部エージェントの内部の操作には、Ravenの権限モードが及びません。外部エージェントが許可を求めてきたときは、Ravenが基本的に自動で許可を返します(禁止ルールに当たるコマンドは拒否)。

Codexの接続設定は、Codexを確認なしで動くフルアクセスのモードで起動します。外部エージェントは、Raven単体の動きに慣れてからつなぎましょう。

サンドボックス・作業フォルダ・データの行き先

隔離して実行するサンドボックス機能は既定で無効で、初期設定ではコマンドがPC上で直接実行されます。試すときは専用の作業フォルダを作り、大切なファイルを置かない場所で動かしましょう。

さらに慎重に試すなら、Dockerのコンテナの中で動かすと普段のWindows環境から切り離しやすくなります。WSL2はWindows側のファイルにも手が届くため、それだけでは隔離になりません。

設定と会話はPC内の .raven フォルダに保存されますが、クラウドのLLMを使うと会話の内容はその提供元へ送られます。

パスワードや個人情報は、指示文に書かないようにしましょう。公式も、秘密の情報はなるべく指示文に入れないよう勧めています。

日本語対応は?画面は英語と簡体中文のみ

10月4日時点で、EverMind Ravenの画面は英語と簡体中文のみで、この設定はエージェントの返答言語にも使われます。日本語で指示したときの会話の品質は確認できていないため、短い作業から試してください。

出典:Raven公式ドキュメント(Quick Start・Permissions and Security・Sandbox)、EverMind-AI/Raven(README・ui-webの言語設定)(2026年10月4日確認)

EverMind Ravenとほかのエージェントの比較:向く人・向かない人

Claude Code・Codex・OpenClaw・Hermes Agentとの比較

名前開発元ライセンス主な役割
EverMind RavenEverMindApache 2.0複数のエージェントを束ねるハーネス
Claude CodeAnthropicOSSではないターミナルで動くコーディング用エージェント
Codex(CLI)OpenAIApache 2.0ターミナルで動く軽量なコーディング用エージェント
OpenClawOSSプロジェクトMITチャットアプリとAIエージェントをつなぐセルフホスト型の中継役
Hermes AgentNous ResearchMIT記憶とスキルを再利用するエージェント

4つとも、EverMind Ravenの外部エージェント13種に含まれています。つまりRavenはライバルというより、これらを呼び出して束ねる側です。EverMindはOpenClaw用とHermes用の記憶プラグインも公開しています。

EverMind Ravenが向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
調査・コード・資料作りを複数のAIエージェントに振り分けたい手軽にAIと会話したいだけ(ChatGPTなどで十分)
Claude CodeやCodexなどをすでに使い分けている日本語の画面が欠かせない
OSSの設定やログを自分で確かめながら試せる仕様がすぐ変わるpre-alpha版や英語の資料が負担
ローカルLLMと組み合わせてAPI代なしで実験したいAPI代の上限をツール側で厳密に管理したい

まず単体のエージェントを1つ使ってみて、「複数を使い分けたい」と感じてからRavenに進むと、違いが分かりやすいですよ。

出典:各リポジトリのREADME・LICENSE(anthropics/claude-code、openai/codex、openclaw/openclaw、NousResearch/hermes-agent)、EverMind-AI/Raven(2026年10月4日確認)

まとめ:EverMind Ravenは「AIを組み合わせて使う」ための土台

最後に、EverMind Ravenを試す前に押さえたいポイントを整理します。

この記事のまとめ
  • 内蔵4種と外部13種のエージェントに仕事を振り分けるのがRavenの役割
  • 費用の分かれ道は、クラウドLLMの従量課金か、ローカルLLMのGPUと電気代か
  • Oncallの予算は提供元の請求を止めないので、上限は提供元側で管理する
  • 試すときはaskモードと専用フォルダから。必要ならDockerで隔離
  • ベンチマークは自己申告。使ったモデルとセットで読む

EverMind Ravenは、AIを「1つ選んで使う」から「組み合わせて使う」へ広げる道具です。自分の作業に合いそうなら、小さな作業から試してみてください。

次に読むなら、AIエージェントの基本はAIエージェントとChatGPTの違い、手元のPCでLLMを動かしたい方はローカルLLMに必要なPCスペックがおすすめです。

EverMind Ravenのよくある質問

EverMind Ravenは無料で使えますか?

本体はApache 2.0のOSSなので無料です。クラウドのLLMを使うとAPI代がかかり、OllamaなどのローカルLLMならAPI代は0円ですが、GPUを積んだPCと電気代が必要です(2026年10月4日時点)。

EverMind RavenはWindowsで使えますか?

使えます。PowerShellから公式インストーラーを実行して導入し、v0.2.2からはネイティブのWindowsでも記憶機能が有効です。pre-alphaのため、手順や設定は変わる可能性があります。

EverMind Ravenは日本語で使えますか?

10月4日時点で画面は英語と簡体中文のみで、日本語のUIはありません。日本語で指示したときの会話の品質は確認できていません。

ChatGPTの代わりになりますか?

役割が違います。ChatGPTはAIと会話するアプリで、EverMind Ravenは複数のAIエージェントに仕事を振り分ける仕組みです。頭脳になるLLMは別に用意します。

自分で勝手に進化して危なくないですか?

重みの微調整やオフライン中の進化は、発表時にEverMindが示した構想です。10月4日時点の公式READMEでは、エージェントの設定や判断コードを書き換える改良役のCuratorは実験的な機能で、インストール版には含まれません。権限モードと作業フォルダの分離で安全に試しましょう。

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この記事を書いた人

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