カスタムGPTの廃止が発表され、自分で作ったGPTはこの先どうなるのか、と気になっている方も多いはずです。
結論から言うと、今日あわてて作り直したり、消したりする必要はありません。既存のカスタムGPTは、この記事を書いている時点でも変わらず動いています。
この記事では、2026年9月21日時点で公表されている日程と、個人プラン(Free・Go・Plus・Pro)を使っている人が今やっておくべきことを整理しました。
- カスタムGPTの廃止は公表済みで、移行先は「プラグイン」(2026年9月21日時点)
- 個人プランでは2026年8月中旬に新規作成と公開がすでに停止
- 既存のカスタムGPTは今も使え、条件を満たせば編集もできる
- 停止予定の12月11日はEnterprise向けで、個人プランの日程は未発表
- 今日やるのは指示文と参考ファイルの控えを取ることだけ
カスタムGPT廃止の結論:新規作成はすでに停止、既存は当面そのまま使える
カスタムGPTとは、ChatGPTに自分用の指示をあらかじめ覚えさせ、用途別に呼び出せるようにした機能です(GPTsとも呼ばれます)。OpenAIはこのカスタムGPTを廃止し、「プラグイン」へ移す方針をヘルプセンターで案内しています。
- 新規作成はもう止まっている:個人プランでは2026年8月中旬に、新しいカスタムGPTを作ることも公開することもできなくなりました
- 既存のものは当面そのまま:すでに作ったカスタムGPTは今も動き、条件を満たせば編集もできます
- 停止の予定日は12月11日:ただしこれはEnterpriseワークスペース向けの予定で、個人プランの日程は発表されていません
つまり、今あるカスタムGPTが、いきなり今日から使えなくなるわけではありません。ただし、いつかは移行が必要になる前提で準備しておくと安心です。

あわてて作り直さなくて大丈夫です。まずは自分のカスタムGPTが何をしていたかを、手元に残しておきましょう。
公表されているカスタムGPT廃止の日程と、まだ分かっていないこと
日程はOpenAIのヘルプセンターのFAQに、Enterpriseワークスペース向けとして4つ出ています(2026年9月21日時点)。いずれも「予定」で、変更されることがあると明記されています。
Enterprise向けに出ている4つの日付
| 日付(2026年) | 内容 | 状態 |
|---|---|---|
| 9月11日 | リリースノートで管理者へ通知 | 経過済み |
| 9月17日 | 移行機能と利用者向けバナーの提供 | 目標日(保証ではない) |
| 9月25日 | 新規カスタムGPTの作成が終了 | 予定 |
| 12月11日 | カスタムGPTの停止。ディレクトリからも消える | 予定 |
12月11日を過ぎると、対象のワークスペースのカスタムGPTは動作を停止し、一覧からも見えなくなる見込みです。
ただし、ここまでの日付はすべて計画として読むのが正しい受け取り方です。OpenAIは日程が変わる可能性を認めています。
Free・Plus・Proはどうなる?個人プランの日程は未発表
個人プランでは、新しいカスタムGPTの作成とGPT Storeへの公開がすでにできなくなっています。対象はFree・Go・Plus・Proの全階層です。
停止した日付は報道で食い違っています。英語メディアは2026年8月16日、日本語の検証記事は8月14日としており、しかも後者は筆者自身が推測だと断っています。
OpenAIは正式な日付も理由も公表していません。そのためこの記事では「2026年8月中旬」と幅を持たせています。
廃止の日程についてOpenAIは、個人プランも同じ流れをたどる可能性があるとだけ案内し、アプリ内の通知に従うよう求めています。
自分の立場で何が確定していて何が未定なのかを、次の表にまとめました。
| 個人プランから見た状況 | 内容 |
|---|---|
| もう起きたこと | 新規作成とGPT Storeへの公開の停止(2026年8月中旬) |
| 予定されていること | カスタムGPTからプラグインへの移行。Enterpriseは9月25日に作成終了、12月11日に停止 |
| まだ分かっていないこと | 個人プランの廃止日、移行機能が届く時期、個人プランでプラグインを作れるようになるか |
よくある疑問:他の人が公開しているカスタムGPTも、使えなくなるの?
公開されているカスタムGPTは、自分の契約ではなく作られた場所のルールに従います。Enterpriseワークスペースで作られた公開GPTなら、個人プランから使っていてもEnterpriseの日程の対象になります。
カスタムGPTからプラグインへ、移行すると何が引き継がれ何が消えるのか


移行機能を使っても、カスタムGPTの中身がまるごとプラグインへ移るわけではありません。引き継がれるものと、作り直しが必要なものがはっきり分かれます。
| カスタムGPTの構成要素 | 移行後の扱い |
|---|---|
| 指示文(instructions) | プラグイン内の「スキル」になる |
| 接続していたアプリ | プラグインのアプリとして追加される |
| 移行済みのリンク | アクセス権がある人は置き換え先へ転送される想定 |
| カスタムアクション | 移行ワークフローでは転送されない。作り直しが必要 |
| 会話スターター・過去のチャット | コピーされない場合がある |
| 選んでいたモデル | 引き継がれない |
プラグインに引き継がれるもの
プラグインとは、再利用できる指示文と、つないだアプリをひとまとめにした仕組みです。カスタムGPTに書いた指示文は、このプラグインの中の「スキル」として移ります。
接続していたアプリも、プラグイン側のアプリとして追加されます。移行済みのリンクは、アクセス権のある人であれば置き換え先へ転送される想定です。
作り直しが必要になるもの
気をつけたいのは、外部サービスとつなぐ設定です。カスタムアクション(=外部のサービスとやり取りさせる設定)は、移行ワークフローでは転送されません。
外部のAPIを呼んでいたカスタムGPTは、対応するコネクタか、自分で用意したMCPサーバーで作り直すことになります。仕組みはMCPとは?AIと外部ツールをつなぐ仕組みで解説しています。
もうひとつ、移行したあと、元のカスタムGPTは読み取り専用になり、作成者でも削除できなくなります。移行は気軽にやり直せる操作ではない、と考えておくのが安全です。
なお、移行できるのは作成者かワークスペースの管理者だけで、そのカスタムGPTが公開済みであることも条件です。ここでの公開は下書きのままにしないという意味で、誰でも使える一般公開にする必要はありません。
置き換え先のプラグインは非公開から始まるため、これまで使っていた人に自動でアクセス権が付くわけではありません。
移行後のプラグインが、元のカスタムGPTと同じ回答をする保証もありません。切り替えたら必ず答えを見比べてください。
カスタムGPT廃止までにやっておきたい3ステップ
今日できることは、実はそれほど多くありません。大事なのは「中身の控えを取る」ことだけです。移行機能がまだ自分の画面に届いていなくても、ここまでは進められます。
サイドバーのGPT一覧を開き、自分が作ったものと、よく使っている他人のカスタムGPTを書き出します。数が多い人ほど、ここで整理しておくと後が楽になります。
編集画面の指示文をテキストファイルへ貼り付け、アップロードしていた参考ファイルもPCへ戻しておきます。移行機能が何をどこまで運ぶかは公式に明記がないため、手元の控えが一番確実です。
いつも使っている質問をいくつか投げて、移行前と答えが変わっていないかを確かめます。納得してから本格的に切り替えれば、仕事の手順が急に崩れる事態を避けられます。
移行の案内がまだ表示されていない人は、ステップ2までで十分です。通知が届いてからステップ3に進めば間に合います。



指示文をコピーしておけば、最悪の場合でも同じものをもう一度作れます。ここが一番の保険になります。
プラグイン以外の選択肢は?カスタムGPTの代わりを自分のPCで動かす方法
カスタムGPTの廃止で困るのは、「自分用の指示を覚えたAI」がなくなることです。その代わりになる選択肢は、2026年9月21日時点で大きく3つあります。
| 選択肢 | 今すぐ使えるか | 費用の目安 | 手間 | 必要なPC |
|---|---|---|---|---|
| プラグイン(公式の後継) | 個人プランは未定 | ChatGPTの契約に準じる | 移行の操作が必要 | 特になし |
| ChatGPTのカスタム指示 | 使える | 追加費用なし | 設定するだけ | 特になし |
| 自分のPCでローカルAI | 使える | 電気代とPC代 | 導入と設定が必要 | GPUとVRAMが必要 |
今すぐ個人プランでできるのはカスタム指示
カスタム指示は、ChatGPT全体に「自分の前提」を覚えさせておく設定です。用途ごとに切り替えるカスタムGPTほど細かくは作れませんが、毎回同じ説明を書き直す手間はなくなります。
設定の手順はChatGPTカスタム指示の設定方法と書き方にまとめています。廃止の日程を待つ間の、現実的な受け皿になります。
ローカルAIに移すなら見るのはVRAM
もうひとつが、AIを自分のPCで動かす方法です。指示文をファイルとして手元に置けるので、サービス側の都合で使えなくなることがありません。
代わりに必要になるのがGPUです。目安としては、軽いモデルでVRAM 8GB前後、実用的な精度まで求めるなら12〜16GB以上を見ておくと選びやすくなります。モデルによって必要量の差が大きいので、導入前に配布元の案内を確認してください。
始め方の違いはLM StudioとOllamaの違いで比べられます。
\AI時代の相棒探し/
まとめ|カスタムGPTの廃止に今日そなえる方法
カスタムGPTの廃止は公表されていますが、個人プランの読者が今すぐ失うものはありません。
- 公表済みの日程はEnterprise向けで、すべて変更の可能性がある
- 個人プランは新規作成だけが止まり、既存のものは今も動いている
- 移行で消えるのはカスタムアクション・会話スターター・モデル指定
- 移行後は元のカスタムGPTが読み取り専用になり、削除もできない
- 控えさえ取っておけば、移行先が何になっても作り直せる
公式からの通知が届くまでは、指示文と参考ファイルの控えを取るところまでで十分です。日程は変わることがあるため、最新の案内はChatGPTのアプリ内通知とOpenAIのヘルプセンターで確認してください。
ローカルAIまで検討するなら、毎月の費用感も先に知っておくと判断しやすくなります。ローカルAIの電気代はいくら?GPU別の月額目安もあわせてどうぞ。
- 作ったカスタムGPTはいつ使えなくなりますか?
-
2026年9月21日時点で日程が出ているのはEnterpriseワークスペースだけで、12月11日に停止予定とされています。個人プランの廃止日は発表されていないため、ChatGPTのアプリ内通知で確認してください。
- 今から新しくカスタムGPTを作れますか?
-
個人プラン(Free・Go・Plus・Pro)では、2026年8月中旬に新規作成とGPT Storeへの公開が停止しました。新しく作るにはBusiness・Enterprise・Eduのワークスペースが必要です。
- 他の人が公開しているカスタムGPTも使えなくなりますか?
-
そのカスタムGPTが作られた場所の日程に従います。Enterpriseワークスペース発の公開GPTなら、個人プランから使っていてもEnterpriseの廃止日程の対象になります。
- 移行しないとどうなりますか?
-
移行できるのは作成者かワークスペース管理者だけで、公開済みであることも条件です。移行しないまま停止日を迎えると、そのカスタムGPTは動かなくなる見込みなので、指示文の控えだけは先に取っておきましょう。
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