「GALLERIA Eシリーズは買いなのか」——2026年9月17日に発売された約19Lの小型PCについて、いま一番気になるのはそこではないでしょうか。
大きなタワーPCは中身に余裕がある一方で、机の上に置くと想像以上に場所を取ります。かといって小さいPCは、熱や音が気になりますよね。
この記事では、2026年9月20日に公式ページで確認した仕様と、10月28日に見直した価格をもとに、Eシリーズのサイズ・冷却・選べるGPUを整理します。買う前に測りたいこともまとめました。
- GALLERIA Eシリーズは約19Lの小型PC。机の上に本体を置きたい人向け
- ゲーム向けで確認できた最安は244,980円(税込・2026年10月28日時点)
- GeForceはRTX 5070 Tiまで。それ以上が必要なら通常タワーを見る
- 水冷CPUクーラーと冷却ファン計6基。60dB・60℃はメーカーの設計目標
- 幅17.3cm×奥行38.2cm×高さ29cm。吸排気の余白まで測ってから買う
GALLERIA Eシリーズは買い?結論は置き場所と拡張性で決まる
GALLERIA Eシリーズとは、ドスパラを運営するサードウェーブが「小型筐体に高性能を収める」として2026年9月17日に発売した、約19LのデスクトップPCの新シリーズです。
Eシリーズの向き不向きの目安(記事の内容をもとに作成)
お披露目の場は東京ゲームショウ2026のGALLERIAブースで、会場でも実機が展示されました。販売はドスパラ各店舗とドスパラ通販サイトで、発売初日から始まっています。
結論から言うと、机の上に高性能なPCを置きたい人には有力な選択肢です。公式ブランドページは、同じGALLERIAのミニタワーと比べて容積を約56%、設置面積を32%抑えたと説明しています。
一方で、Eシリーズが選べるGPUはGeForceならRTX 5070 Tiまでです。ここが判断の分かれ目になります。
つまりEシリーズ選びは、性能の上限を取りにいく買い方ではありません。置き場所と拡張性をどこまで譲れるかで決まります。
小さいPCほど、買ったあとに置き場所で悩みがちです。先にメジャーで測っておくと安心ですよ。
Eシリーズが向いている人|省スペースとゲーム性能を両立したい
- 机の上に本体を置きたい人。床置きスペースがない部屋でも収まりやすい
- 光り方が控えめなPCを探している人。LEDは電源ボタン上のインジケーターだけ
- フルHD〜WQHDでゲームを遊ぶ人。RTX 5060〜RTX 5070 TiとRadeonから選べる
- リビングに置くので本体の見た目も気にする人。ブラックとホワイトの2色展開
GALLERIAというブランド自体を初めて知った方は、GALLERIAとはどんなPCブランドなのかを先に読むと、Eシリーズの位置づけが分かりやすくなります。
Eシリーズを急がなくてよい人|最上位GPUや内部拡張を優先したい
4K高画質で重い作品を動かしたい人や、あとからGPUを大きく載せ替えたい人は、Eシリーズにこだわらないほうが選択肢は広がります。
公式は、物理的に上位GPUが収まるかどうかではなく、冷却・静音性・机の上での使いやすさを基準にRTX 5070 Tiまでを採用したと説明しています。上限は設計思想として決まっていると考えるほうが正確です。
GALLERIA Eシリーズは約19L|サイズと冷却の設計を確認する

Eシリーズの本体サイズは幅17.3cm×奥行38.2cm×高さ29cm、重さは約9.2kgです(2026年9月20日に公式ブランドページと商品ページで確認)。
| 項目 | GALLERIA Eシリーズの仕様 |
|---|---|
| 容積 | 約19L(公式ブランドページの現行表記) |
| 本体サイズ | 幅17.3cm×奥行38.2cm×高さ29cm |
| 重さ | 約9.2kg |
| 設置面積 | GALLERIAのミニタワー比で32%縮小 |
| 筐体色 | ブラック/ホワイトの2色 |
| 冷却 | 水冷CPUクーラー+冷却ファン計6基 |
| 対応GPU | GeForce RTX 5070 Tiまで(Radeon搭載モデルもあり) |
発表当日の一部メディアは筐体を「約18L」と伝えていました。ただし公式ブランドページの現行表記は約19Lなので、この記事では公式の現行表記である約19Lに合わせています。
なお公式は、この筐体を7回作り直したと説明しています。小ささと冷却の両立に時間をかけた製品です。
幅17.3cmでも奥行は38.2cm|机の上は実寸で測る
Eシリーズで見落としやすいのが奥行です。幅17.3cmは本と同じ感覚で置けますが、奥行38.2cmはA4用紙の長辺より3割ほど長くなります。
奥行60cmの一般的なデスクでは、モニターの台座やケーブルの取り回しと場所を取り合います。先に天板の奥行を測るほうが確実です。
重さの約9.2kgも忘れずに。天板の薄いデスクやスライド棚に載せる予定なら、耐荷重を確認しておきたいところです。
冷却ファン計6基|吸気口と排気口をふさがない置き方

ドスパラの販売ページは、Eシリーズ全モデルの特徴として水冷CPUクーラー(=CPUの熱を液体でラジエーターまで運ぶ方式)と6基の冷却ファンを挙げています。
公式ブランドページの説明では、ファンは前面・側面・背面に2基ずつ配置されます。前面と側面から冷たい空気を取り込み、背面側へ熱を逃がす流れです。
そのため置き方が結果を左右します。前面と側面の吸気口を壁や本棚でふさぐと、せっかくの冷却設計が活きません。左右と背面に手のひら1枚分の余白を取っておきたいところです。
最上位のRTX 5070 Ti搭載モデルには、Noctua(=静音志向のファンで知られるオーストリアのメーカー)製のファンが6基採用されます。
公式は「高負荷時の動作音60dB、内部温度60℃周辺にとどめる」ことを構成を決める基準にしたと説明しています。これはメーカーが置いた設計目標であり、第三者による実測値ではありません。
静かさや温度の数字は、実測レビューが出そろうまでは目安として見ておきましょう。
GALLERIA Eシリーズの価格は24万4,980円から|代表3機種を比較
Eシリーズは発売時点でゲーム向け23機種、クリエイティブ向け11機種の計34機種で登場しました。ここでは独立GPUを積むゲーム向けから、性格の違う3機種を並べます。
| Eシリーズのモデル | CPU | GPU | メモリ | SSD | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|
| Eシリーズ EGR5I-R56-B | Ryzen 5 7500F | RTX 5060 8GB | 16GB DDR5 | 1TB NVMe SSD | 264,980円(税込) |
| Eシリーズ EPR7I-R57-B | Ryzen 7 7700 | RTX 5070 12GB | 16GB DDR5 | 1TB NVMe SSD | 344,980円(税込) |
| Eシリーズ EDC9I-R57T-B | Core Ultra 9 285 | RTX 5070 Ti 16GB | 32GB DDR5 | 1TB NVMe SSD | 564,980円(税込) |
いずれも2026年10月28日時点の公式商品ページで在庫ありと表示され、出荷目安は3機種とも「翌日出荷」でした。
発売後にはRadeon搭載モデルも加わりました。Radeon RX 9060 8GBのGALLERIA EシリーズのEGR5I-96-Bが244,980円(税込)で、10月28日時点のゲーム向けEシリーズではこれが最安です。
Radeonは上でもGALLERIA EシリーズのEPR7I-97-BのRadeon RX 9070 16GB(344,980円)まで用意されています。GeForce前提で探すと、この価格帯を見落とします。
価格・在庫・出荷目安は予告なく変わります。実際にGeForceで価格重視のEシリーズ EGR5I-R56-Bは、9月20日の239,980円から10月28日には264,980円へ25,000円上がりました。代表3機種の上げ幅は5,000〜40,000円です。購入直前に公式で見直してください。
\約19Lの現行ラインアップを確認/
よくある疑問:小さいPCは、同じ性能でも割高になりませんか?
専用設計の筐体や冷却部品の分だけ、同じGPUのタワー型より割高になることはあります。判断は価格より、省スペースにいくら払えるかで分けると迷いにくくなります。
【GeForceで価格重視】Eシリーズ EGR5I-R56-B

- CPU:Ryzen 5 7500F
- GPU:GeForce RTX 5060 8GB
- メモリ:16GB DDR5
- ストレージ:1TB Gen4 SSD(DRAMキャッシュ)
- 価格:264,980円(税込)
GeForce搭載のGALLERIA Eシリーズで価格を抑えたい人向けです。フルHDで人気タイトルを遊ぶ用途が中心なら、この構成から検討すると予算を立てやすくなります。
264,980円(税込・2026年10月28日確認)

RTX 5060を積むGALLERIA Eシリーズの入口です。小型ケースとGeForceの扱いやすさを優先したい人に合います。
※価格・在庫・出荷目安は変動します。最新はドスパラ公式の商品ページでご確認ください。
【WQHDとのバランス重視】Eシリーズ EPR7I-R57-B


- CPU:Ryzen 7 7700
- GPU:GeForce RTX 5070 12GB
- メモリ:16GB DDR5
- ストレージ:1TB Gen4 SSD(DRAMキャッシュ)
- 価格:344,980円(税込)
8コア16スレッドのRyzen 7 7700とRTX 5070 12GBを組み合わせたモデルです。EシリーズでWQHDの画質を上げたい人が狙いやすい中間構成です。
344,980円(税込・2026年10月28日確認)



価格・CPU・GPUのバランスを取りやすい構成です。フルHDより上の解像度も見据えるなら、このモデルから比べると選びやすいですよ。
※価格・在庫・出荷目安は変動します。最新はドスパラ公式の商品ページでご確認ください。
【高画質と冷却を優先】Eシリーズ EDC9I-R57T-B


- CPU:Core Ultra 9 285
- GPU:GeForce RTX 5070 Ti 16GB
- メモリ:32GB DDR5
- ストレージ:1TB Gen4 SSD(DRAMキャッシュ)
- 価格:564,980円(税込)
Core Ultra 9 285と32GBメモリ、RTX 5070 Ti 16GBを積み、GALLERIA Eシリーズの小型筐体で高画質を優先したい人向けです。ケースファン6基がNoctua製になるのも、このモデルの違いです。
564,980円(税込・2026年10月28日確認)



GALLERIA Eシリーズの小ささを保ちながら、GPUに加えてCPUとメモリも上げたい人向けです。価格差は大きいため、遊ぶ解像度から逆算してください。
※価格・在庫・出荷目安は変動します。最新はドスパラ公式の商品ページでご確認ください。
9月20日に代表として紹介していたEシリーズ EPC7I-R57T-B(Core Ultra 7 265F・メモリ16GB)は、10月28日時点で公式ページが在庫なしの表示でした。RTX 5070 Tiを積むEシリーズで在庫ありと表示されていたのは、Core Ultra 9 285と32GBメモリのEシリーズ EDC9I-R57T-Bと、ホワイトのGALLERIA EシリーズのEDC9I-R57T-W(価格は同じ)でした。
さらに上のGPUが必要なら、Eシリーズ以外を見ることになります。同じGALLERIAではRTX 5080を積むTGS2026記念モデルが通常タワーで用意されています。
23万4,980円のGALLERIA Eシリーズはゲーム向けではない
Eシリーズの発売時に紹介されていた「19万9,980円から」という金額には、注意点がひとつあります。この最安構成はクリエイター向けのECC5Iで、独立GPUを積んでいません。10月28日時点のクリエイター向けEシリーズは234,980円(税込)です。
映像処理はCPU内蔵のIntel Graphicsが担当します。ゲーム用として独立GPUを積むEシリーズとは、価格の意味が変わります。
| Eシリーズの入口価格 | 映像処理 | 主な想定 |
|---|---|---|
| 234,980円〜(クリエイター向け) | CPU内蔵のIntel Graphics | 事務作業・軽い制作作業 |
| 244,980円〜(ゲーム向け) | 独立GPU(GeForce/Radeon) | フルHDでのゲームプレイ |
つまりゲーム目的のEシリーズは244,980円からが実質的な入口です(2026年10月28日時点の確認分)。1万円の差は値引きではなく、GPUの有無の差だと考えてください。
価格表のいちばん安い行だけで決めると、GPUの有無で後悔しやすいところです。
GALLERIA Eシリーズを買う前に確認したい3つのこと
Eシリーズは、置き場所と用途がはっきりしているほど満足しやすい製品です。注文前に次の3点を確認しておくと、買ってからの後悔を減らせます。
- 設置場所:天板の奥行と耐荷重、吸気側と排気側に取れる余白
- 必要なGPU:遊びたい作品と解像度から、RTX 5070 Tiまでで足りるか
- 将来の拡張:内部を触る前提か、外付けと買い替えで足りるか
本体寸法だけでなく配線と吸排気の余白まで測る
Eシリーズを置くときは、幅17.3cm×奥行38.2cmの接地面だけで判断しないほうが安全です。背面には電源ケーブルと映像ケーブルの曲がりしろが必要になります。
測るときは、本体寸法に前後左右の余白を足した数字で考えます。壁ぴったりに寄せる設置は避けてください。
小ささ優先か拡張性優先かで通常タワーと比べる
Eシリーズの筐体は、Mini-ITX(=小型のマザーボード規格)に対応するGALLERIA専用ケースです。小型だから何も足せないわけではありませんが、空きスロットや増設メニューはモデルごとに違います。
増設を前提に選ぶなら、購入画面のカスタマイズ項目と公式仕様を必ず確認してください。
よくある疑問:Eシリーズは「ミニPC」と同じものですか?
別物です。手のひらサイズのミニPCは内蔵GPUが中心で、Eシリーズは独立GPUを積む小型デスクトップにあたります。違いはミニPCと小型ゲーミングPCの違いで詳しく整理しています。
価格の動きを見てから決めたい人は、今買うか待つかの判断材料もあわせて読むと、Eシリーズの予算を立てやすくなります。
GALLERIA Eシリーズについてよくある質問
- GALLERIA Eシリーズのゲーム向け価格はいくらからですか?
-
2026年10月28日に確認できた範囲では、Radeon RX 9060搭載のGALLERIA Eシリーズ EGR5I-96-Bが244,980円(税込)で最安でした。GeForce搭載の代表機はGALLERIA Eシリーズ EGR5I-R56-Bの264,980円(税込)です。
よく見かける「19万9,980円から」は、発売時の内蔵GPUのクリエイター向け構成の金額で、10月28日時点では234,980円(税込)です。
- Eシリーズは約19Lと約18Lのどちらが正しいですか?
-
発表当日は約18Lと報じた媒体もありましたが、公式ブランドページの現行表記は約19Lです。本体サイズは幅17.3cm×奥行38.2cm×高さ29cmと公表されています。
- Eシリーズでは RTX 5080 を選べますか?
-
選べません。公式はRTX 5070 Tiまでの対応としており、冷却・静音性・机の上での使いやすさを基準に上限を決めたと説明しています。それ以上のGPUが必要なら通常タワーのシリーズが対象になります。
- 小さいPCは熱や音が心配ではありませんか?
-
Eシリーズは水冷CPUクーラーと冷却ファン計6基を備え、高負荷時60dB・内部温度60℃周辺を設計目標にしたと公式は説明しています。ただし第三者の実測値ではないため、吸気口をふさがない置き方を前提に考えてください。
- ブラックとホワイトで性能や価格は変わりますか?
-
2026年10月28日に確認した範囲では、同じ構成ならブラックとホワイトの価格は同じでした。ただし色ごとに型番が分かれているため、欲しい色の商品ページで在庫と金額を確かめてください。
まとめ|GALLERIA Eシリーズは机の上に置けるPCが欲しい人向け
Eシリーズは、小ささと冷却の両立に振り切った選択肢でした。
- 発売は2026年9月17日。発売時はゲーム向け23機種を含む計34機種
- Eシリーズの容積は公式現行表記で約19L、重さは約9.2kg
- 代表3機種は264,980円・344,980円・564,980円(税込・2026年10月28日時点)
- 9月20日の確認時から、GALLERIA Eシリーズの代表3機種は5,000〜40,000円上がっていた
- 決め手は価格より、机の奥行・吸排気の余白・必要なGPUの3点
メジャーで机を測り、遊びたい作品に必要なGPUを決めてから商品ページを開く。この順番なら、Eシリーズが自分に合うかどうかを短時間で判断できます。
関連記事













