Core Ultraとは?Core i7との違いと見分け方を初心者向けに解説

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Core Ultraとは?Core i7との違いと見分け方を初心者向けに解説

パソコン選びでCPUを調べていると、最近よく見かける「Core Ultra(コアウルトラ)」という名前。「今までのCore i7やCore i5と何が違うの?」「どっちが新しいの?」と戸惑ってしまいますよね。

結論からお伝えすると、Core Ultraは、インテルが長年使ってきた「Core i」シリーズに代わる新しいCPUブランドです。名前がガラッと変わっただけでなく、AI処理が得意な「NPU」という新しいパーツが加わるなど、中身も大きく進化しています。

この記事では、パソコン初心者の方に向けて、Core Ultraとは何か、Core i7との違い、型番の読み方や新旧の見分け方までをやさしく解説します。読み終わるころには、お店やネットショップでCPUの名前を見ても迷わなくなりますよ。

この記事で分かること
  • Core Ultraとは何か(Core iシリーズとの関係)
  • Core UltraとCore i7の具体的な違い
  • Core Ultraの型番の読み方と新旧の見分け方
  • 新要素「NPU」の役割とおすすめの搭載PC
目次

Core Ultraとは?Core iシリーズに代わるインテルの新ブランド

Core iシリーズからCore Ultraへ世代交代するイメージイラスト

Core Ultra(コアウルトラ)とは、インテルが展開するパソコン用CPUの新しいブランド名です。長年親しまれてきた「Core i3・i5・i7・i9」という呼び方が刷新され、上位モデルは「Core Ultra 5・7・9」という名前に生まれ変わりました。

「Ultra」と聞くと、Core i7のさらに上に追加された特別な最上位モデルのように感じるかもしれません。ですが実際は、シリーズ全体の名前がまるごと置き換わった「世代交代」と捉えると分かりやすいでしょう。

たとえばCore i7のポジションはCore Ultra 7が、Core i5のポジションはCore Ultra 5が引き継いでいます。

Core UltraはCore i7の単純な強化版ではなく、名前から新しくなったCPUブランドです。

従来のブランドと新しいブランドの対応関係をざっくり整理すると、次の表のようになります。

従来のブランド新しいブランド位置づけ
Core i9Core Ultra 9最上位。プロ・ヘビーユーザー向け
Core i7Core Ultra 7上位。ゲームやクリエイティブ作業に
Core i5Core Ultra 5中位。幅広い用途で定番の人気
Core i3などCore(無印)3など入門。ネットや書類作成が中心の方に

ここで1つ気をつけたいのが、「Core Ultra」と、Ultraが付かない無印の「Core」は別の系統だという点です。新しい世代では、上位モデルが「Core Ultra」、エントリー向けが無印の「Core」という2本立てになりました。

同じ「5」という数字でも、「Core Ultra 5」と「Core 5」では位置づけが異なるので、購入時は「Ultra」の文字があるかどうかをチェックしてみてください。

「そもそもCPUって何をするパーツ?」という方は、CPUとは?パソコンの頭脳の記事から読んでいただくと、このあとの説明がぐっと分かりやすくなりますよ。

Core UltraとCore i7の違いは3つ

「名前が変わったのは分かったけれど、中身は何が違うの?」という疑問にお答えします。Core UltraとCore i7の大きな違いは3つあります。

  • 世代の数え方がリセットされた
  • AI処理用の「NPU」が搭載された
  • 電力効率(省エネ性能)が重視されている

違い1:世代の数え方が新しくなった

従来のCore iシリーズは「第12世代」「第13世代」…と世代を重ねてきました。Core Ultraではこの数え方がいったんリセットされ、「シリーズ1」「シリーズ2」という新しい世代表記でスタートしています。つまりCore Ultraは「第◯世代Core i」の続きではなく、まったく新しい世代の始まりという扱いなんですね。

違い2:AI処理が得意な「NPU」を搭載

Core Ultra最大の目玉が、AI処理専用のプロセッサー「NPU」を内蔵したことです。従来のCore i7にはNPUは搭載されていませんでした。NPUの詳しい役割はのちほど説明しますが、まずは「AIの仕事を省エネでこなす専門スタッフが増えた」とイメージしてください。

違い3:電力効率が重視されている

Core Ultraは、単純な速さだけでなく消費電力あたりの効率を重視した設計へ進化しています。同じ作業をより少ない電力でこなす方向性なので、特にノートパソコンではバッテリー駆動時間の面でメリットが出やすい考え方です。

ただし、「Core UltraならどれでもCore i7より速い」とは限りません。CPUの速さはグレードや世代、用途によって変わるため、名前だけで優劣を断定はできないのです。比較したいときは、同じ価格帯のモデル同士でレビューや実測データを確認するのが確実ですよ。

「Ultra=何でも最速」ではない点には注意です。グレードと世代をセットで見ましょう。

Core Ultraの型番の読み方と見分け方

Core Ultraの型番を読み解くイメージイラスト

Core Ultraの型番は一見暗号のようですが、分解すると3つのパーツでできているので、実はとてもシンプルです。ここでは「Core Ultra 5 225」という型番を例に、読み方を見てみましょう。

部分意味
ブランド名Core Ultra上位向けの新ブランド
グレード55→7→9の順に高性能になる
プロセッサーナンバー225先頭の「2」が世代(シリーズ2)、残りが細かなランク

まず「Core Ultra」がブランド名、続く「5」がグレードです。グレードは従来のCore iシリーズと同じ感覚で、数字が大きいほど高性能になります。

最後の3桁の数字はプロセッサーナンバーと呼ばれ、先頭の数字がそのCPUの世代(シリーズ)を表します。「225」なら先頭が「2」なのでシリーズ2、つまり2番目の世代のCPUだと分かるわけです。

また、数字の後ろに「K」や「F」などのアルファベットが付くモデルもあります。目安として、Kは性能を引き出しやすい上級者向け、Fは内蔵グラフィックスなし、HやUはノートパソコン向け、といった意味合いです。

Core iシリーズと見分けるための3つのポイント

  • 「Ultra」の文字:型番に「Ultra」とあれば新ブランド
  • 数字の桁数:Core Ultraは3桁(例:225)、従来のCore iは4〜5桁が中心
  • 「i」の有無:「i7」「i5」のように「i」が付いていれば従来シリーズ

この3点を覚えておけば、店頭やネットショップのスペック表を見たときに、新旧どちらのCPUかをひと目で判別できます。中古や型落ちセールでは従来のCore iシリーズもまだまだ売られているので、この見分け方はきっと役に立ちますよ。

「i」は従来シリーズ、「Ultra」は新シリーズを示す、と覚えると見分けやすくなります。

CPUの型番には、ここで紹介した以外にも共通のルールがたくさんあります。CPUの型番の読み方の記事もあわせて読んでおくと、どんなパソコンのスペック表もスラスラ読めるようになりますよ。

新要素「NPU」とは?Core UltraのAI性能

Core UltraのNPUがAI処理を担当するイメージイラスト

NPU(Neural Processing Unit)とは、AIに関する計算を専門に処理するためのプロセッサーです。日本語では「AI処理装置」と紹介されることもあります。Core Ultraは、このNPUをCPUの中に標準で組み込んだことが大きな特徴です。

NPUが活躍するのは、たとえば次のような場面です。

  • ビデオ会議:背景ぼかしや雑音カットをなめらかに処理
  • 写真・動画編集:AIによる自動補正や被写体の切り抜き
  • AIアシスタント:文章の要約や翻訳などをパソコンの中で処理

こうしたAIの仕事は、これまでCPU本体やGPUが肩代わりしてきました。専門のNPUに任せることで、ほかの作業を邪魔せずに、少ない消費電力でAI機能を動かせるようになります。特にノートパソコンでは、バッテリーの持ちに差が出る部分です。

一方で、NPUが入っていれば何でも速くなる、というわけではありません。ゲームの快適さはグラフィックボード、作業のサクサク感はメモリなど、用途ごとに大事なパーツは別にあります。NPUは「これから増えていくAI機能に備えた新装備」くらいに捉えておくと、ちょうど良い距離感ですよ。

なお、AI処理用のユニットを搭載する流れはインテルだけではなく、ライバルのAMDも同じ方向に進んでいます。AMD製CPUが気になる方は、CPUのRyzenとは?の記事もどうぞ。

Core Ultra搭載のおすすめパソコン

「せっかく買うなら、新しいCore Ultra搭載のパソコンがいいな」という方に向けて、BTOメーカーのドスパラで購入できるCore Ultra搭載のスタンダードなデスクトップPCを1台ご紹介します。

【Core Ultra入門にぴったり】THIRDWAVE AS-C5AIGA-02B

THIRDWAVE AS-C5AIGA-02B
  • CPU:Core Ultra 5 225
  • GPU:インテル グラフィックス(内蔵)
  • メモリ:16GB DDR5
  • ストレージ:500GB Gen4 SSD
  • 価格119,980円(税込・2026年8月5日確認)

NPU搭載のCore Ultra 5とメモリ16GBを備え、普段使いを快適にこなせます。最初の1台として検討しやすい構成です。

CPUには、本記事で読み方の例に挙げたシリーズ2のCore Ultra 5「225」を搭載。NPU内蔵なので、これから増えていくAI機能にも対応しやすい1台です。グラフィックボードは非搭載のため本格的な3Dゲームには向きませんが、ネット・動画視聴・書類作成・写真整理といった普段使いなら快適にこなせる構成ですよ。

価格や在庫状況は変わることがあるため、購入前に公式サイトで最新情報をチェックしておくと安心です。ほかのCore Ultra搭載モデルも比較したい方は、こちらからどうぞ。

まとめ:Core Ultraは「Core iの後継ブランド」と覚えよう

最後に、この記事のポイントを振り返りましょう。

  • Core Ultraはインテルの新しいCPUブランドで、Core iシリーズの後継
  • Core i7との主な違いは「世代の数え方」「NPU搭載」「電力効率」の3つ
  • 型番は「ブランド名+グレード+3桁の数字」で読み解ける
  • 「Ultra」の文字と「i」の有無で新旧をひと目で見分けられる
  • NPUはAI処理の専門パーツ。これからのAI機能に備えた新装備

CPUの名前が大きく変わると難しく感じてしまいますが、仕組みが分かれば怖くありません。「Core i」が「Core Ultra」へ世代交代した、とだけ覚えておけば大丈夫です。これからパソコンを選ぶ方は、ぜひ本記事の見分け方を活用して、自分にぴったりの1台を見つけてくださいね。

Core UltraとCore i7はどちらが高性能ですか?

一概にどちらが上とは言えません。CPUの性能はグレードや世代、モデルごとに変わるため、名前だけでは比較できないからです。購入時は同じ価格帯のモデル同士で、レビューや実測データを見比べるのがおすすめです。

「Core Ultra 5」と無印の「Core 5」は同じものですか?

別物です。「Core Ultra」は上位向け、無印の「Core」はエントリー向けという2つの系統に分かれています。同じ「5」でも位置づけが異なるので、スペック表では「Ultra」の文字があるかを必ず確認しましょう。

今から買うならCore iシリーズよりCore Ultraを選ぶべきですか?

長く使う予定なら、新しい世代のCore Ultra搭載モデルを選んでおくと安心です。ただし、従来のCore i搭載モデルがお得な価格で売られていることもあり、ネットや書類作成が中心なら十分活躍します。予算と用途のバランスで選びましょう。

NPUがないパソコンではAI機能を使えませんか?

使えるものも多くあります。AI処理はCPUやGPU、インターネット上のサーバー(クラウド)でも動かせるからです。NPUは「AI処理を省エネで効率よくこなすための装備」であり、必須というわけではありません。

Core Ultraの「シリーズ2」とは何ですか?

Core Ultraにおける世代の数え方です。従来の「第12世代」「第13世代」に代わり、「シリーズ1」「シリーズ2」と数えます。型番の3桁の数字の先頭(例:225なら「2」)を見れば、どのシリーズか判別できます。

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この記事を書いた人

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