RTX 50の値上げが11月に報じられています。国内の最安値は多くのモデルですでに上がっていますが、日本の店頭価格の値上げ幅は確定していません。
2026年11月3日以降、中国のグラボ(グラフィックボード)メーカーがGeForce RTX 50シリーズの出荷価格を11月に上げるという報道が相次ぎました。
この記事では、報道の中身、国内の最安値、買い時の判断材料を、2026年11月8日時点で整理します。なお、RTX 5090の生産終了を扱った記事もあわせてどうぞ。
- RTX 50の値上げは、中国メーカーが11月に出荷価格を上げるという報道で、NVIDIAの公式発表ではない
- 日本の店頭の値上げ幅は未確定。ただし国内の最安値は多くのモデルで10月より上がり、RTX 5080は33万円台
- 報道の値上げ幅は上位モデルほど大きいが、中国向けの出荷価格の話で日本の値上げ幅ではない
- 待てば下がる材料は見つかっていない。必要な時期と予算で決め、完成品なら構成を見比べる
RTX 50の値上げは本当?11月の報道と国内最安値の結論

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結論から言うと、RTX 50の値上げは中国のグラボメーカーが11月に出荷価格を上げるという報道の段階です。NVIDIAの公式発表ではなく、日本の店頭価格の値上げ幅も確定していません。
一方で、国内の最安値は多くのモデルで10月より上がっています。当サイトが2026年11月8日早朝に価格.comの掲載価格を確認したところ、RTX 5080は33万円台でした。
| 区分 | 内容 | 根拠 |
|---|---|---|
| 確認できた | Colorfulは11月分の値上げを実施済みと報じられた | Wccftech・GAZLOG |
| 確認できた | RTX 5080など4モデルで、国内の最安値が10月より上がっている | 価格.com・gaming-st.com |
| 報道のみ | GALAXなど他社も11月中に順次実施する見込み | Wccftech・GAZLOG |
| 報道のみ | 12月にかけて店頭へ反映されるという見立て | GAZLOGの見立て |
| 確認できず | NVIDIAの公式な発表 | 調べた範囲では見当たらない |
| 確認できず | 日本の店頭価格の値上げ幅 | 両媒体とも日本の確定値上げに触れていない |
出典はWccftech(2026年11月3日)、GAZLOG(11月4日)、価格.com(11月8日早朝に確認)です。当サイトは価格を毎日測っているわけではありません。
報道の中身|誰が何を言っているか
Wccftechは、X上の投稿で紹介された中国の流通情報サイト「Channel Gate」の記事(機械翻訳)をもとに、Colorfulが11月分の値上げを実施済み、GALAXは実施の見込みだと伝えています。
GAZLOGは、中国の博板堂という情報元をもとに、各社が11月中に順次、出荷価格を上げる見通しだと紹介しています。
NVIDIAの公式な値上げの発表は、調べた範囲では確認できていません。どちらの媒体も、NVIDIAが確認したとは書いていません。
確認できていないこと
- 日本の店頭価格の値上げ幅(両媒体とも、日本での確定した値上げには触れていない)
- NVIDIAによる公式な値上げの発表
- RTX 5090の国内での値上げ幅(報道にあるのは中国向けのRTX 5090D v2)

数字を見るときは、「いつの、どこの、何の価格か」を先に確かめましょう。
モデル別のRTX 50の値上げ幅|元建ての報道を円で読む
Colorfulの11月分の値上げ幅は、RTX 50シリーズの上位モデルほど大きいと報じられています。RTX 5060 Tiでは、16GB版の方が8GB版より大きい報道です。
| モデル | 報道の値上げ幅(元) | 円換算(GAZLOG) | 備考 |
|---|---|---|---|
| RTX 5080 | 2,500〜2,800元 | 約5.9〜6.6万円 | 5090D v2を除くと最大 |
| RTX 5070 Ti | 1,000元 | 約2.4万円 | |
| RTX 5070 | 600〜900元 | 約1.4〜2.1万円 | |
| RTX 5060 Ti 16GB | 250〜400元 | 約5,900〜9,400円 | |
| RTX 5060 Ti 8GB | 100〜150元 | 約2,400〜3,500円 | |
| RTX 5060 | 150〜200元 | 約3,500〜4,700円 | |
| RTX 5090D v2 | 2,200〜3,300元 | 記載なし | 中国向けの型番 |
この表はColorfulの出荷価格の報道で、日本の店頭価格の値上げ幅ではありません。円換算はGAZLOGの数字で、1元をおよそ23.6円で計算しています。
元建て・出荷価格とは?日本の店頭価格との違い
報道の金額は元建て(=中国の通貨「元」で表した金額)です。出荷価格(=メーカーが代理店などに卸す価格)は、お店が付ける店頭価格とは別のものです。
店頭価格は、出荷価格のほかに、為替や流通の経路、在庫の量でも変わります。出荷価格の値上げと同じ額が、日本の値札に乗るとは限りません。
RTX 5090の数字が出てこない理由
報道に出てくるのは、中国向けのRTX 5090D v2です。日本で売られているRTX 5090の値上げ幅としては読めません。
RTX 5090の国内の最安値は、次の章で確かめます。
国内の最安値は10月より上がった?RTX 50の値上げ報道の前後を比べる


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国内の最安値は、RTX 50シリーズの多くで10月より上がっています。gaming-st.comの10月7日の数字と、11月8日早朝に当サイトが確認した価格.comの掲載価格を並べます。
| モデル | 10月7日(gaming-st.com) | 11月8日早朝(価格.com) | 見方 |
|---|---|---|---|
| RTX 5090 | 109万円台 | 114万円台 | 上下は断定しない |
| RTX 5080 | 26万円台 | 33万円台 | 上がっている |
| RTX 5070 Ti | 20万円台 | 23万円台 | 上がっている |
| RTX 5070 | 14万円台 | 15万円台 | 断定しない |
| RTX 5060 Ti 16GB | 12万円台 | 14万円台 | 上がっている |
| RTX 5060 | 6万円台(9月25日) | 7万円台 | 上がっている |
調べ方が違うため、差額や変化の割合は計算していません。万円台にそろえているので、向きだけを見てください。
RTX 5080、RTX 5070 Ti、RTX 5060 Ti 16GB、RTX 5060の4つは、どちらの調べ方でも10月(RTX 5060は9月25日)より高く、報道と同じ向きです。
GAZLOGも、RTX 5080の最安値が10月1日の約26.8万円から11月3日の約34万円へ上がったと伝えています。ただし、この動きが報道の値上げによるものとは確認できていません。
数字が媒体で違う理由
最安値は、掲載価格の最安値か在庫ありの最安値か、送料やポイントを含めるかで数千円変わることがあります。同じ日でも、見る場所で数字は少しずれます。今回の表は、調べた日も1か月ほどずれています。
RTX 5090は掲載が少なく、日によって最安値の店が入れ替わりやすいモデルです。そのため、上下は断定しません。
新製品の想定売価を目安にする
CFD販売は11月6日、ColorfulのRTX 5070 Ti搭載グラボ「Battle AX SFF 16GB-V」の取り扱い開始を発表しました。想定売価は税込234,800円前後で、価格.comの最安値と同じ23万円台です。
想定売価は発売時の目安で、実売価格を約束するものではありません。新しい値付けが反映されているかも分かりません。



次に見たときに比べられるよう、気になるモデルの価格は日付つきでメモしておくと安心です。
RTX 50の値上げ報道を受けた買い時|今買う・待つ・完成品の3択


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よくある疑問:値上げ報道が出た今、グラボは買うべきですか?
必要な時期と予算で決めるのが現実的です。日本の店頭価格がこの先どう動くかは、現時点では断定できません。
今買う人|用途から逆算する
- 今のグラボでは遊びたいゲームが動かず、必要な時期が決まっている人
- 予算の上限の中に、欲しいモデルが収まっている人
- 在庫や特典の終了を待てない人
遊ぶゲームの推奨スペックから必要なグラボを決め、予算を超えるなら一段下げる選択肢も持っておくと安心です。買う前に、販売店のページで税込価格と在庫を確かめてください。
待つ人|待つ前に知っておくこと
値上げの続報を待つ手もありますが、下がる材料は今回の調査範囲では見つかっていません。「待てば下がる」とも「さらに上がる」とも言い切れません。
続報は、日本の通販の最安値が数日続けて動くか、国内の代理店やメーカーから告知が出るかで見ます。価格.comの最安値を週に1回ほど見て、前回の数字と比べると変化がつかめます。
11月27日はブラックフライデーですが、グラボ単体が安くなるかは分かりません。
完成品(BTO)で買うなら|ドスパラの見方
BTO(=注文を受けてから構成を組んで届けるパソコン)がグラボ単体で買うより得かは、構成とその日の価格で変わります。確認する点は3つです。
- グラボの型番と、搭載しているVRAMの容量
- 電源の容量(先取りセールの対象項目に、750Wから850Wへの変更があります)
- メモリとSSDの構成(先取りセールの対象項目に、メモリ32GBやSSD 1TBへの変更があります)
ドスパラのプレスリリースによると、「ブラックフライデー先取り」は通販が11月13日10時59分まで、店舗が11月12日の閉店までです。内容は予告なく変わることがあり、早期に終了する場合もあります。
この報道が完成品の価格にどう及ぶかは、確認できていません。対象と条件はブラックフライデー先取りの記事、ドスパラの値上げは11月3日を扱った記事、選び方はゲーミングPCの買い時の記事で整理しています。
RTX 5060を検討中なら、RTX 5060とRTX 3060の比較も判断材料になります。
RTX 50の値上げに関するよくある質問
- RTX 50の値上げは、日本でも確定していますか?
-
いいえ、確定していません。報道は中国のメーカーの出荷価格の話で、日本の店頭価格の値上げ幅は未確定です。ただし、国内の最安値は多くのモデルで10月より上がっています。
- RTX 50の値上げは、NVIDIAの公式発表ですか?
-
いいえ。公式な発表は、2026年11月8日時点で調べた範囲では確認できていません。WccftechとGAZLOGが、中国の流通情報として報じています。
- 待てば値段は下がりますか?
-
下がるとも上がるとも言い切れません。今回の調査範囲では、下がる材料は見つかっていません。必要な時期と予算で決めてください。
- グラボ単体と完成品のゲーミングPCは、どちらが得ですか?
-
構成とその日の価格で変わります。同じグラボの型番で、単体と他のパーツの合計と、完成品の価格を、同じ日に比べてください。
まとめ|RTX 50の値上げ報道を踏まえた選び方
- 報道の元は中国の流通情報で、日本向けの確定した値上げとは別に読む
- 続報の見どころは、GALAXなどの実施の有無と、価格.comの最安値の動き
- 買うなら予算の上限を先に決め、完成品は構成まで見比べる
続報や価格の動きがあれば、この記事を更新します。グラボ単体の相場が動く時期は、完成品の構成も見比べてみてください。
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