ドコモ光の情報漏洩でドコモが対象と案内しているのは、プロバイダがplala(Sコース)の人です。2026年10月27日の発表をもとに、確認方法と今日やることをまとめます。
ドコモ光は、回線とは別にプロバイダ(=ネットの入り口になる会社)を選んで使います。
内容は2026年10月28日時点の、ドコモとSo-netの公式発表にもとづきます。調査中の点は明記します。
- ドコモ光の情報漏洩で対象と案内されたのは、plala(Sコース)の人
- 利用中の人と、過去6か月以内に解約した人の44万3,495件
- ドコモの発表では、氏名や電話番号などが漏れ、パスワードとカードは含まれない
- 今日は、契約の確認とメールのパスワード再設定、不審な連絡への備えをする
- 原因は調査中。続報は公式発表で確認する
ネットの安全に関するほかの話題は、PHP脆弱性の影響の記事でも扱っています。
ドコモ光の情報漏洩は対象?結論は「plala(Sコース)」の人

イメージ図
結論として、ドコモ光の情報漏洩の対象と公式が案内しているのは、プロバイダが「plala(Sコース)」の人です。利用中の人と、過去6か月以内に解約した人が含まれます。
対象の目安(公式発表をもとに作成)
結論:ドコモ光で公式が対象と案内しているのは誰か
ドコモの公式お知らせ(2026年10月27日)によると、ドコモ光の情報漏洩の対象は、「plala(Sコース)」を利用中、または過去6か月以内に解約した人で、44万3,495件です。
「plala(ドコモ光)」「ぷらら光メイト with フレッツ」などは、流出していないと案内されています。
不正アクセス(=許可を受けていない人が、システムに入り込むこと)を受けたのは、ドコモが委託するソニーネットワークコミュニケーションズ社(So-net)の会員データベースサーバと説明されています。
258万5,481件と44万3,495件の関係
So-netは、漏洩をSo-net会員214万1,986件と、plala(Sコース)44万3,495件に分けて発表しています。足すと258万5,481件です。
「ドコモ光の情報漏洩が258万件」という意味ではありません。ドコモ光の44万3,495件は、合計に含まれる一部、つまり内数(=合計のうち一部として含まれる数)です。
何が漏れて、何が漏れていないのか
公式発表をもとにした整理図
ドコモ光 plala(Sコース)の44万3,495件
ドコモの発表では、漏洩した項目は8つです。So-netの発表は7つで、連絡先メールアドレスの項目はありません。
| 項目 | ドコモの発表(8項目) | So-netの発表(7項目) |
|---|---|---|
| 氏名・電話番号 | ○ | ○ |
| メールアドレス | ○(so-net.ne.jpのものに限る) | ○ |
| 連絡先メールアドレス | ○(登録している人のみ) | 記載なし |
| 生年月日・性別 | ○ | ○ |
| ユーザーID | ○(マイページのログイン用) | ○ |
| インターネット接続用ID | ○ | ○ |

表の「記載なし」は、So-netの発表にその項目が書かれていない、という意味です。
So-net会員とメール4サービス
So-netの発表では、plala(Sコース)の44万3,495件は、現会員42万2,365件と、2026年3月以降に退会した元会員2万1,130件です。ドコモの「過去6か月以内に解約」とは言い回しが違うため、公式の文言のまま紹介します。
これとは別に、So-netの4つのメールサービスで、メールアドレスとメールのパスワードの組が漏洩しました。表の4サービスを合わせると54,401件です。
| サービス名 | ドメイン | 料金区分 | 件数 |
|---|---|---|---|
| メールサービス(G) | @***.gyao.ne.jp ほか3種 | 無料 | 24,655件 |
| A-Box(追加メールボックス) | @***.so-net.ne.jp | 有料 | 17,672件 |
| ソネットVAIOメール | @***.vaio.ne.jp | 有料 | 7,005件 |
| PostPetメールアカウントサービス | @postpet***.so-net.ne.jp | 有料 | 5,069件 |
メール4サービスとplala(Sコース)について、2026年2月末日までに退会した人の漏洩はない、とSo-netは発表しています。
パスワード・カード・口座はどうなのか
- 会員データベースのパスワード:漏洩なし(ドコモもSo-netも発表)
- メールのパスワード:上の4サービス分は漏洩。10月27日に初期化済み
- クレジットカード:5つの区分のいずれにも含まれない(So-netの発表)
- 口座:16件のみ(金融機関名・口座番号など)。plala(Sコース)には一切なし
10月19日の不正アクセスから27日の発表までの経緯
経緯の図(公式発表をもとに作成)
10月19日〜24日:不正アクセスから確認まで
ドコモ光の情報漏洩の経緯は、So-netの発表で次のとおりです。10月19日(月)に会員データベースへ不正アクセスがあり、10月23日(金)に確認してサーバを停止し、翌24日(土)に漏洩の項目と件数を把握しました。
10月26日〜27日:ドコモへの報告と発表
ドコモは、10月26日(月)にSo-netから報告を受けて確認し、翌27日(火)に2社がそれぞれ発表しました。二次被害は、2026年10月27日時点で確認されていないと案内されています。
対象か確認して、今日やる4つ


イメージ図
今日できる確認は、次の4つです。
「ご契約内容確認・変更」で確認できます。
変更ページは4サービスで別々です。
ブラウザの機能で調べます。
応答せず、リンクと添付を開きません。
①My docomoで契約のプロバイダを確認する
プロバイダを含む契約内容は、My docomo(Web)の「ご契約内容確認・変更」で確認できます。手順はドコモ公式FAQに載っています。
ペア回線(ドコモ光と対になる携帯回線)がある人は、そのdアカウントでログインします。
ペア回線がない人は、dアカウントでログイン後、契約IDを登録します。ドコモ光のネットワーク暗証番号が必要です。
プロバイダが「plala(Sコース)」なら、公式が対象と案内している契約です。別の名前なら、今回の案内では対象とされていません。
②So-netのメールを使っているならパスワードを再設定する
So-netの4つのメールサービスを使っている人は、メールのパスワードが2026年10月27日に初期化されており、再設定が必要です。
再設定は、So-netのマイページから進めます。変更ページは4サービスで別々なので、契約しているサービスごとに行います。
変更後は、メールソフトのパスワードも直します。反映には、数分から30分ほどかかる場合があります。契約がなければ、この手順は不要です。
③PCのChromeやEdgeで使い回しのパスワードを点検する
これは対象を判定する方法ではなく、パスワードの棚卸しです。公式発表では、会員データベースのパスワードは漏れていません。
パスワードの使い回し(=複数のサービスで、同じパスワードを使うこと)は、1つのサービスから漏れると、ほかへの不正ログインにつながりやすくなります。
- Chrome(Google公式ヘルプ):右上の「︙(その他)」→「パスワードと自動入力」→「Google パスワード マネージャー」→左の「Checkup」
- Edge(Microsoft公式):「設定など」→「設定」→「パスワードとオートフィル」→「Microsoft パスワード マネージャー」→「その他の設定」→「パスワードの漏洩スキャン」
Edgeの漏洩スキャンは、Edgeにサインインして同期している場合に使えます。
PC側の守りには、Windows 10のサポートの注意点や、ASUS製アプリの脆弱性の記事も参考になります。



点検で見つかったパスワードは、そのサービスで変更しましょう。
④不審なメール・SMS・電話に備える
ドコモは、流出した可能性のあるデータを悪用した不審な連絡が届くおそれがあるとして、次の3点を守るよう案内しています。
- メール、SMS、電話に応答しない
- 本文に書かれたリンクを開かない
- 添付されたファイルを開かない
公共Wi-Fiの偽ログイン画面など、ほかの手口への備えは、こちらの記事も参考になります。
原因はまだ調査中。続報はどこで見る?
公式が「調査中」としている点
So-netの発表で、原因は「第三者からの不正アクセス(調査中)」とされています。手口は説明されておらず、この記事でも推測は書きません。個人情報保護委員会へは報告済みで、対象の人には個別に連絡するとされています。
よくある疑問:契約を解約したり、プロバイダを変えたりしたほうがいいですか?
ドコモとSo-netの発表に、解約やプロバイダの変更を求める記載はありません。まず、公式が案内する確認と備えを進めましょう。
続報の確認先と窓口
続報は、ドコモのお知らせとSo-netのお知らせで確認できます。詳しいQ&Aは、So-netのFAQにあります。
| 窓口 | 電話番号 | 受付時間 |
|---|---|---|
| So-net | 0120-36-8887 | 10時00分〜18時00分(平日・土曜。11月1日・3日も受付) |
| ドコモ plala(Sコース)特設ダイヤル | 0120-035-700 | 10時00分〜19時00分(土日祝を含む) |
まとめ|ドコモ光の情報漏洩でまず確認したいこと
対象の確認から二次被害の状況まで、要点を4つに絞って振り返ります。
- ドコモ光の情報漏洩の対象かは、My docomoのプロバイダ欄で分かる
- メール4サービスの54,401件は別の項目で、パスワードは初期化済み
- 使い回しパスワードの点検は、対象の判定ではなく棚卸し
- 二次被害は、2026年10月27日時点で確認されていない
まずは、My docomoでプロバイダを確認しましょう。そのうえで、不審な連絡に応じないことを徹底してください。
更新履歴:2026年10月28日 公開(最新はドコモとSo-netの公式発表でご確認ください)
ドコモ光の情報漏洩でよくある質問
- 自分が対象かどうかは、どこで分かりますか?
-
プロバイダが「plala(Sコース)」で、利用中または過去6か月以内に解約していれば、ドコモが対象と案内している人です。プロバイダはMy docomoの「ご契約内容確認・変更」で確認できます。
- パスワードも漏れましたか?
-
会員データベースのパスワードは、漏洩なしと発表されています。ただし、So-netの4つのメールサービスでは、メールアドレスとメールのパスワードの組が漏れ、10月27日に初期化されました。
- クレジットカード番号は漏れましたか?
-
So-netの発表では、漏洩した5つの区分のいずれにも、クレジットカードは含まれません。
- So-netのメールアドレスは変えられますか?
-
ドメインが「so-net.ne.jp」のメールアドレスは、So-netのマイページで変更できます。サブドメイン(@の右側)は変更できません。
- 不審な連絡が来たら、どうすればいいですか?
-
メール、SMS、電話には応答せず、リンクや添付ファイルは開かないでください。不安なときは、So-netまたはドコモの窓口に確認します。
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