Windows 11でマイク・カメラをアプリごとに遮断へ|今できる設定手順

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Windows 11でマイク・カメラをアプリごとに遮断へ|今できる設定手順

Windows 11で「このアプリにだけマイクやカメラを使わせたくない」と思ったことはありませんか。ところが今は、Chromeのような従来型のアプリをまとめてしか止められません。

その前提が変わるかもしれない、という話題が2026年8月20日に報じられました。テスト版のWindowsで、デスクトップアプリもアプリ単位でマイク・カメラを許可/拒否できる画面が見つかった、という内容です。

ただし、これはまだ確定した話ではありません。この記事では、何が変わりそうなのかと、今日のWindows 11でできるマイク・カメラの確認手順を、Microsoft公式の案内をもとに整理します。

この記事の結論

デスクトップアプリを1つずつ遮断できる画面はテスト版で確認された段階で、Microsoftの公式発表はまだありません。今のWindows 11では、ストアアプリだけがアプリ単位でオフにできます。

  • 確認されたのはWindows Insider ProgramのExperimentalチャネル向けビルド26340.9212(2026年8月20日報道)
  • 製品版に入るかは不明。発見はXユーザーの報告によるもので、Microsoftの公式アナウンスは出ていない
  • 今できること=設定 > プライバシーとセキュリティ > マイク/カメラ で、ストアアプリを個別にオフにする
  • デスクトップアプリ向けの一括トグルは、Microsoft自身が「オフでもアクセスできる場合がある」と案内している(2026年8月24日確認)
目次

結論:アプリごとに遮断できる見込み。ただし今はまだ一括

デスクトップアプリ(=Microsoft Store経由ではなく、公式サイトからインストーラーを落として入れる従来型のアプリ。Win32アプリとも呼ばれます)とは、ChromeやDiscord、Steamのようなソフトのことです。

マイナビニュースやじうまPC Watchが2026年8月20日に報じたところによると、設定アプリのカメラ/マイクのページから「デスクトップアプリ」というまとめ項目が消え、Chrome・Discord・Steamなども1つずつ並ぶ画面が確認されたとされています。

確認されたのはWindows Insider ProgramのExperimentalチャネル向けビルド26340.9212です。Insider Program(=正式公開前の試験版を配布する仕組み)の中でも、Experimentalチャネルはとくに検証段階のものが流れる場所にあたります。

ただし、Microsoftはこの変更を公式に発表していません。やじうまPC Watchも「公式にアナウンスされた要素ではない」と伝えており、製品版のWindows 11に入るかどうかは現時点で分かっていません

テスト版で見つかった機能が、そのまま製品版に来ないことは珍しくありません。「そうなるかも」くらいの温度で受け止めておくのが安全です。

Insiderのビルドで見つかった変更が話題になるのは、これが初めてではありません。少し前にはWindows 11の右クリックメニューが刷新へ|遅い原因と今できる対処法も同じ流れで報じられています。

何がどう変わる? 今のWindows 11との違い

アプリごとにオン/オフのトグルが並んだWindowsのプライバシー設定画面のイメージ

今のWindows 11は、アプリの入手経路によって扱いが変わります。Microsoft Store経由のアプリは1つずつオン・オフできますが、デスクトップアプリは「デスクトップ アプリがカメラにアクセスできるようにする」という1本のトグルでまとめて制御されます。

Microsoft公式のヘルプにも、このトグルを切り替えると「この設定の下に表示されているすべてのアプリに反映されます」と書かれています(2026年8月24日確認)。つまり、Chromeだけ止めてDiscordは許可する、という分け方が今はできません

対象アプリ今のWindows 11テスト版で確認された画面
ストアアプリ(Microsoft Store経由)アプリごとにオン/オフできるこれまでどおり個別に設定できる
デスクトップアプリ(Chrome・Discord・Steamなど)1本のトグルでまとめて許可/拒否のみ「デスクトップアプリ」のまとめ項目が消え、アプリごとに並ぶ
設定の細かさ止めたいアプリだけを狙えない使うアプリだけ許可する運用ができる
提供状況現在の製品版で利用中Experimentalチャネルで確認された段階(公式発表なし)

報道によると、この画面を見つけたのはXユーザーの@jakub25050氏です。表示には機能フラグが必要だという報告がある一方、発見者本人は「必要なく、フラグは壊れていた」とも述べており、報告する人によって挙動が食い違っています

今のWindows 11でマイク・カメラの許可を確認する手順

ノートPCの画面でマイクとカメラの許可設定を順に確認しているイメージ

新しい画面を待つあいだも、今のWindows 11でできることはあります。ストアアプリはアプリごとにオフにできますし、どのアプリに許可が出ているかを一覧で確認できます。まずはマイクから見ていきましょう。

STEP
設定のマイクのページを開く

スタート > 設定 > プライバシーとセキュリティ > マイク の順に進みます。ここがマイク許可の入り口です。

STEP
「マイク アクセス」がオンかを見る

いちばん上の大元のスイッチです。ここがオフだと、そのPCではどのアプリもマイクを使えません。

STEP
「アプリがマイクにアクセスできるようにする」をオンにする

アプリ全体への許可にあたる2段目のスイッチです。ここをオフにすると、この下の一覧にあるアプリがまとめて使えなくなります。

STEP
「マイクにアクセスできるアプリを選択する」で個別に切る

ここに並ぶストアアプリは1つずつオン・オフできます。使っていないアプリだけ落としておけば、ほかには影響しません。

STEP
デスクトップアプリ用のトグルを確認する

一覧の下にある「デスクトップ アプリがマイクにアクセスできるようにする」を確認します。Web会議や通話アプリを使うなら、ここはオンのままにしておきます。

STEP
カメラも同じ流れで見る

設定 > プライバシーとセキュリティ > カメラ に進み、「カメラ アクセス」→「アプリがカメラにアクセスできるようにする」→アプリ一覧→デスクトップアプリ用のトグル、の順に同じ確認をします。

項目の並びや文言は、お使いのWindowsのバージョンによって少し異なる場合があります。自分のバージョンが分からない方は、Windows 11 24H2のサポート終了は10月13日|25H2への更新手順でバージョンの確認方法もあわせて見ておくと安心です。

よくある疑問:一覧に出てこないアプリは、どう扱われているの?

Microsoft公式のヘルプには、デスクトップアプリは一覧に表示されない場合がある、という趣旨の記載があります。一覧に無いから使っていない、とは限りません。この点は次の見出しで詳しく触れます。

オフにする前に知っておきたい落とし穴

プライバシーを気にして一括トグルをオフにすると、思わぬところで困ります。とくに影響が大きいのが通話系のアプリです。

デスクトップアプリ用のトグルをオフにすると、Web会議や通話アプリで自分の声が相手に届かず、カメラにも自分が映らなくなります。

「急にマイクが入らなくなった」原因が、以前に自分で切ったこの設定だった、というのはよくある話です。切り替えるなら時間に余裕のあるときにしましょう。

マイクやカメラが使えない時に見る順番

  • 大元:「マイク アクセス」「カメラ アクセス」がオンか
  • アプリ全体:「アプリがマイク/カメラにアクセスできるようにする」がオンか
  • 個別:一覧の中で、使いたいアプリがオフになっていないか
  • デスクトップアプリ:一番下の一括トグルがオフになっていないか
  • アプリ側:アプリ内の設定で、使う機器(デバイス)が正しく選ばれているか

いきなりアプリを入れ直すより、上から順に見ていくほうが原因の切り分けは早く済みます。

オフにしても完全には止まらないことがある

もう1つ、あまり知られていない前提があります。Microsoftは公式ヘルプで、デスクトップアプリは「設定がオフになっていてもカメラまたはマイクにアクセスできる場合があります」と明記しています(2026年8月24日確認)。

つまり、この設定はすべてを確実に遮断する鍵ではなく、あくまで制限付きの制御だということです。今回のテスト版の画面が製品版に来たとしても、この前提がどう扱われるかは分かっていません。

設定はあくまで一段目の守りです。信頼できる配布元からアプリを入れることのほうが、結局は大きな差になります。

ブラウザは「二段構え」になっている

ChromeやEdgeで会議サイトを使う場合、許可の層が2つあります。Windows側でブラウザにマイク・カメラを許可し、さらにブラウザの中でサイトごとに許可する、という順番です。

Windows側がオンでも、サイトごとの許可を拒否していればそのサイトでは使えません。逆に、あるサイトの許可だけを取り消したいなら、Windowsの設定ではなくブラウザ側の設定を見ることになります。

身に覚えのないサイトから許可を求められたら、そのまま許可しないのが基本です。外出先の回線の注意点は公共Wi-Fiの偽ログイン画面に注意でも取り上げています。

Insiderに入って今すぐ試すべき?

新しい画面を早く触ってみたい気持ちは分かりますが、普段使いのPCでは待つのが無難です。理由は3つあります。

待つ理由中身
検証段階のビルドであるExperimentalチャネルは製品版より前の段階。不具合が出ても自分で対処する前提
表示されるとは限らない機能フラグの要否について報告が食い違っており、更新しても画面が出ない可能性がある
消える可能性がある公式発表がないため、次のビルドで無くなっても不思議ではない

毎日使うPCを試験版に切り替えると、不具合が出たときの影響が大きくなります。試すなら予備のPCで、製品版に来るかは公式の発表を待つのが落ち着いた判断です。

待つあいだにできる現実的な工夫

  • 使い終わったら、通話アプリや配信アプリをタスクトレイからきちんと終了する
  • 外付けのWebカメラなら、使わないときはケーブルを抜くか物理シャッターを閉じる
  • ストアアプリで代替できるものは、個別にオフにできる分だけ管理がしやすい
  • 使っていないアプリは、そもそもアンインストールして数を減らしておく

どれも地味ですが、設定に頼りきらずに済むのが利点です。とくにアプリを終了させる習慣は、PCの動作の軽さにもつながります。

なお、この設定の場所は、Windows 11のHomeでもProでも基本的に変わりません。両者の違いが気になる方はWindows 11 HomeとProの違いもどうぞ。

まとめ

今回のニュースは「そうなりそう」の段階です。期待しすぎず、今のWindows 11でできる確認を先に済ませておくほうが、実際の役に立ちます。

  • デスクトップアプリを個別に遮断できる画面が、Experimentalチャネルのビルド26340.9212で確認されたと報じられた
  • Microsoftの公式発表はなく、製品版に入るかは不明。機能フラグの要否も報告が割れている
  • 今できるのは、設定 > プライバシーとセキュリティ > マイク/カメラ でストアアプリを個別にオフにすること
  • デスクトップアプリの一括トグルをオフにすると、Web会議や通話で音声・映像が使えなくなる
  • Microsoft公式は「オフでもアクセスできる場合がある」と案内している。過信しない

次にやることは1つです。設定のマイクとカメラのページを開き、今どのアプリに許可が出ているかを一度眺めてみる。それだけでも十分に意味があります。

この記事の内容は2026年8月24日時点のものです。Windowsの設定画面は更新で変わることがあるので、最新の表記は公式のヘルプで確認してください。

デスクトップアプリを1つだけオフにできますか?

2026年8月24日時点の製品版Windows 11ではできません。デスクトップアプリは1本のトグルでまとめて制御されます。アプリごとに分ける画面はテスト版で確認された段階で、公式発表はまだありません。

設定をオフにしたのにカメラが使われているように見えます

Microsoftは公式ヘルプで、デスクトップアプリは設定がオフでもカメラやマイクにアクセスできる場合がある、と案内しています。あくまで制限付きの制御です。気になる場合は該当アプリを終了する、外付けカメラなら物理的に外すほうが確実です。

ブラウザでサイトごとの許可を変えるにはどうしますか?

Windows側の設定とは別に、ブラウザ内のサイト設定で管理します。あるサイトだけ止めたいときは、Windowsではなくブラウザ側の設定を見てください。

Insider Programに入れば今すぐ使えますか?

確実ではありません。機能フラグが必要かどうかは報告が食い違っており、更新しても画面が出ない可能性があります。Experimentalチャネルは検証段階のビルドが配られる場所なので、普段使いのPCで試すのは避けたほうが無難です。参加や解除の条件は公式のInsider Programのページで確認してください。

この機能はいつ製品版に来ますか?

時期は公表されていません。Microsoftのアナウンスがないため、実装されるかどうか自体が未定です。

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この記事を書いた人

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