Claude Motionは、手持ちの資料やデータを短い説明アニメーションにして、MP4で書き出せるClaudeの新機能です。Anthropicが米国時間2026年10月8日に、ベータ版として発表しました。
発表記事に時刻の記載はありませんが、公式Xの告知は日本時間10月9日の午前4時ごろでした。
「動画生成AIなの?」「無料やProで使える?」「どうやって作るの?」と気になっている方も多いはずです。
この記事では、10月9日時点の公式情報(発表記事・ヘルプセンター・料金ページ)をもとに、その答えを順番に整理します。PCコンパス編集部はTeamプランで実際に作成していないため、作例や仕上がりの評価は載せていません。
- Claude Motionは、資料や数字から短い説明アニメを作りMP4で書き出せる機能(ベータ)
- 使えるのはTeamとEnterpriseだけ。無料・Pro・Maxでは使えない(10月9日時点)
- Claude Motion単体の価格はなく、Teamは最低2人・1席月20ドルから(年払い・税抜き)
- チャットで頼む・Output→Motion・Artifactsタブの3通りで作れ、チャットかエディタで直せる
- 動画生成AIではなく、実写のような映像やAIの人物は作らない。文字・グラフ・図形・画像を動かす
Claude Motionとは?資料を短い説明アニメにしてMP4で書き出せる新機能

イメージ図
Claude Motionとは、手持ちのレポート・データ・画像をもとに、Claudeが短いアニメーションを作る機能です。日本語版の公式ヘルプでは「Claude Motionはコンテンツを短いアニメーションに変換します」と説明されています。
できあがったアニメーションは、「Export」からMP4の動画ファイルとして書き出せます。MP4は、PCやスマホでそのまま再生できる一般的な動画の形式です。
動画生成AIではなく「コードで動かす」仕組み
Claude Motionで作るアニメーションは、Motion テンプレートから作るアーティファクト(=Claudeが会話の横に作る文書やグラフなどの成果物)の一種です。
Claudeが指示文からコードを書き、文字・グラフ・図形・画像を動かして、短い動画のように再生します。
Claude Motionは動画生成モデルを使いません。そのため、実写のような映像や、AIが生成した人物は作りません。動かすのは、指示文や添付ファイルから取り込んだ文字・グラフ・図形・画像です。
コードで作られているので、語句・数字・タイミングを1か所だけ直しても、ほかの部分はそのまま残ります。
Anthropicの発表記事は、Claude Motionを、自分の仕事を説明するための機能と位置づけています。
公式が挙げる使い道
公式ヘルプと発表記事に出てくるClaude Motionの使い道は、次のとおりです。
- 四半期レポートを、全社会議で流す30秒の説明にする
- 取締役会の資料に入れるグラフに動きを付ける
- 新しい顧客向けに、製品の使い方やセットアップ手順を紹介する
- 料金プランの比較をアニメーションで見せる
どれも「手元にある資料や数字を、短く分かりやすく見せる」用途です。ゼロから映像作品を作る道具ではない点を押さえておきましょう。
Claude Motionの基本情報
| 項目 | Claude Motionの内容 |
|---|---|
| 発表日 | 2026年10月8日(米国時間) |
| 状態 | ベータ版 |
| 対象プラン | Team・Enterprise |
| 作れるもの | 短い説明アニメ、動くグラフ、手順の紹介 |
| 動かせる素材 | 文字・グラフ・図形・画像 |
| 書き出し | MP4(「Export」から) |
| 保存場所 | 「Artifacts」タブ |
| 共有 | 最初は自分だけ。「Share」で共有 |
| 使用量 | プランの使用量の上限にカウント |
出典:Anthropicの発表記事、ヘルプ「Get started with Claude Motion」(2026年10月9日確認)。日本語版のヘルプ「Claude Motionを始める」も公開されています。
公式の紹介動画もあります。英語の動画で、同時に発表されたClaude Dashboardsの紹介も含みます。
同じ日には、会社のデータに質問してグラフを作るClaude Dashboards(Pro以上でベータ)も発表されました。詳しくはClaude ダッシュボードの解説にまとめています。
また、9月16日から無料プランを含む全プランで使えているClaude Docs・Slides・Designは、同じ10月8日にベータを終えました(出典:Claudeのリリースノート・発表記事)。
Claude Motionは無料・Proで使える?対象プランと使える場所
Claude Motionは、無料プラン(Free)・Pro・Maxでは使えません。使えるのはTeamとEnterpriseのベータ版だけです(2026年10月9日時点)。
Claudeの料金ページの比較表では、「Claude Motion (beta)」の行がFree・Pro・Max 5x・Max 20xのすべてで「No」です。日本語版の料金ページでも同じ表示でした。
プラン別の早見表
| プラン | Claude Motion(ベータ) | 月額(米ドル・税抜き) |
|---|---|---|
| Free | ×(使えない) | 0 |
| Pro | ×(使えない) | 17(年払い)/20(月払い) |
| Max(5x・20x) | ×(使えない) | 100から |
| Team | ○(初期オン) | 1席20(年払い)/25(月払い)から・最低2人 |
| Enterprise | ○(初期オフ。管理者が有効化) | 1席20(年払い)+API料金の利用量 |
出典:Claude料金ページの比較表、アーティファクトのヘルプ、ヘルプ「Get started with Claude Motion」、管理ガイド(2026年10月9日確認)
よくある疑問:Proに課金すれば、Claude Motionも使えるようになるの?
なりません。上位のMaxも対象外で、使うにはTeamかEnterpriseのプランが必要です。Teamは最低2人からで、料金はこのあとの「Claude Motionの料金と使用量の上限」で紹介します。
Teamは最初からオン、Enterpriseは管理者がオンにする
Teamプランでは、Claude Motionは初期状態でオンです。ただし、組織のオーナーがオフにすることもできます。
一方、Enterpriseプランは初期状態でオフです。オーナー(Owner・Primary Owner)が、組織の管理画面であるOrganization settingsの「Artifacts」で有効にします。
Enterpriseでは、カスタムロールを使って特定のグループだけにClaude Motionを使わせることもできます。
対象外のグループの人も、共有されたアニメーションを開く・コメントする・使うことはできます。また、管理者があとからテンプレートをオフにしても、すでに作った作品には影響しません。
前提として、アーティファクト全般には「Cloud code execution and file creation(クラウドでのコード実行とファイル作成)」のオンが必要です。
Team・Enterpriseでは、この設定をOrganization settingsの「Capabilities」で行います(出典:Artifacts admin guide、2026年10月9日確認)。
使える場所:PCのWeb版とデスクトップアプリ
アーティファクトを作る・直す・共有する、テンプレートから始める、といった操作が明記されているのは、Web版とClaude Desktop(デスクトップアプリ)です。
| 環境 | Claude Motionの扱い(公式の記載) |
|---|---|
| Web版(ブラウザ) | 作成・編集・共有・テンプレートからの開始ができる(アーティファクト全般) |
| Claude Desktop(Windows 10以上・macOS 11以上・Linuxベータ) | 同上 |
| iOS・Androidアプリ | Claude Motionの作成・編集・書き出しは記載なし。明記はアーティファクトの依頼・閲覧と、文書・スライド・デザインの編集まで。共有設定は変更できない |
| Claude Code | 記載なし(ヘルプのClaude Codeの項目に挙がるのはDesign・Docsなど) |
| Amazon Bedrockなど他社クラウド | 使えない(アーティファクト自体が対象外) |
出典:ヘルプ「What are artifacts and how do I use them?」「Install Claude Desktop」「Share artifacts」、管理ガイド(2026年10月9日確認)
提供地域について、Claude Motion固有の記載はありません。前提となるTeamプランは一部の対応地域での提供だとヘルプに書かれており、地域ごとの料金は申し込み画面(claude.ai/upgrade)で確認する案内です。
日本語のヘルプページは公開されていますが、自分の地域で申し込めるかは申し込み画面で確かめてください。
Claude Motionの料金と使用量の上限|Teamは最低2人から
料金ページに、Claude Motion単体の価格はありません。TeamとEnterpriseに含まれる機能として載っていて、使った分はプランの使用量の上限から消費します。
Teamの機能一覧には「Claude Motion and Dashboards (beta)」と書かれています。つまり、Claude Motionを使うには、まずTeamかEnterpriseを契約する必要があります。
Teamプランの料金
Teamプランは2〜150人向けで、最低2人から契約します。席(=1人分の利用枠)にはStandardとPremiumの2種類があり、混ぜて使えます。
| 席の種類 | 1席の月額(年払い/月払い) | セッション利用枠 |
|---|---|---|
| Standard | 20ドル/25ドル | Proの1.25倍 |
| Premium | 100ドル/125ドル | Proの6.25倍 |
出典:Claude料金ページ、ヘルプ「What is the Team plan?」(2026年10月9日確認)
最低人数の2人で契約する場合、2席ともStandardなら月40ドル(年払い・年480ドル)、月払いなら月50ドルです。2席ともPremiumなら月200ドル(年払い)、月払いなら月250ドルです。
表の料金は米国向けの税抜き価格です。通貨や税の扱いは地域で変わるため、日本での請求額はclaude.ai/upgradeの申し込み画面で確認してください。

個人でClaude Motionを試したいだけでも、Teamは2人分の席から契約します。年払いと月払いの差も見比べてから決めると安心です。
Enterpriseプランの料金
Enterpriseプランは、1席 月20ドル(年払い)の席料に、API料金での利用量が加わる形です。利用料は、使うモデルや作業の内容で変わります。
使用量の上限:長く複雑なアニメほど多く減る
Claude Motionは、ほかの作業と同じくプランの使用量の上限にカウントされます。公式ヘルプによると、長い・複雑なアニメーションほど、通常のメッセージより多く消費します。
アーティファクト用の別枠はありません。Teamでは、各ユーザーの席の上限から消費します。有料プランの上限は、5時間ごとのセッション上限と週の上限の2種類です。
上限に達したあとも使いたい場合に備えて、管理者が利用クレジットを買う仕組みがあります。利用クレジットの分は、席の料金とは別に費用がかかります。
Enterpriseは契約の形によって、Teamと同じく席の上限の中で使う形と、使った分をAPIの標準料金で払う形に分かれます。
1本あたりどれくらい消費するか、何本作れるかは公式に書かれていません(10月9日時点)。
参考までに、Proは月17ドル(年払い)から、Maxは月100ドルからです(税抜き)。Pro・Maxの月額の詳細はClaude Opusの料金とPro・Max月額の解説で整理しています。
Claude Motionの使い方|3つの始め方からMP4書き出し・共有まで


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Claude Motionの流れは、頼む→直す→書き出す→共有する、の順です。ボタン名は日本語のヘルプでも英語表記なので、ここでも英語のまま書きます。
チャットで頼む、入力欄の「Output」→「Motion」、「Artifacts」タブのMotion テンプレート、の3通りから選びます。
「誰が見るか」「どこで流すか」「何秒くらいか」を書き、使うレポート・データ・画像を添付します。
できたアニメーションは、チャットで直してもらうか、エディタで自分で直します。
書き出したいときは「Export」をクリックし、MP4を選びます。
作ったアニメーションは、最初は自分だけが見られます。共有するときは開いて「Share」をクリックします。作品はすべて「Artifacts」タブに保存されます。
出典:ヘルプ「Get started with Claude Motion」(2026年10月9日確認)
3つの始め方
どの入口から始めても、作るのはClaude Motionのアニメーションです。表の「向いている場面」は編集部の整理です。
| 始め方 | 操作 | 向いている場面(編集部の整理) |
|---|---|---|
| チャットで頼む | どのチャットでも「この資料を30秒の説明アニメにして」と頼む | 資料を添付してすぐ作りたい |
| Output → Motion | 入力欄の「Output」で「Motion」を選ぶ | Claude Motionで作ると決めている |
| Artifactsタブ | 「Artifacts」タブ→Motion テンプレート→作りたいアニメを説明 | テンプレートから始めたい |
出典:ヘルプ「Get started with Claude Motion」、発表記事(2026年10月9日確認)
発表記事の画像の説明文には、入力欄に「/motion」と打つとMotionの選択肢が出る、とも書かれています。ヘルプの手順には載っていない方法なので、見つからないときは上の3つを使いましょう。
うまく作る頼み方(例文)
公式ヘルプのコツは、誰が見るか・どこで流すか・おおよその長さを伝え、資料を添付することです。日本語の依頼文にすると、たとえば次のようになります。
「来週の全社会議で流す30秒の説明にしてください。見るのは社員全員で、会議室のスクリーンで流します。添付の四半期レポートの売上の数字を使ってください」
これは編集部が作った例で、仕上がりを保証するものではありません。公式ヘルプには、「営業キックオフ向けに、料金プランの比較をアニメーションにして」「新しい顧客向けに、セットアップ手順の短い紹介を作って」といった依頼例も載っています。
できたアニメの直し方
直し方は2通りです。チャットで「2番目の場面をゆっくりにして」「Q3の数字を18%に変えて」のように頼むか、エディタで自分で直接調整します。
1か所だけ直してもほかの部分は変わらないので、数字や文言だけの差し替えに向いています。
MP4で書き出す・共有する
書き出しは「Export」→「MP4」です。ヘルプの書き出し形式の一覧で、MP4が挙がっているのはアニメーション(Claude Motion)だけです。
さらに作り込みたいときは、Adobe・Descript・HeyGen・Higgsfield・invideo・Luma AI・Runwayの7つのツールで続きを作れます。
CanvaとCaptionsは近日対応(coming soon)で、10月9日時点ではまだ使えません。ツール側で開く具体的な手順も、公式には書かれていません。
共有の権限には「Can view(閲覧)」「Commenter(コメント可)」「Can edit(編集可)」があります。ただし、選べる段階はアーティファクトの種類で違うとヘルプにあり、Claude Motionでどれを選べるかは明記されていません。
共有したアニメーションを開く人にも、Claudeのアカウントが必要です。アカウントを持っていない社外の人に見せたいときは、MP4に書き出して渡す方法もあります(編集部の提案)。
TeamとEnterpriseでの共有の範囲は、次の3段階に分かれます(出典:Share artifacts・管理ガイド、2026年10月9日確認)。
- 組織内:初期設定では、共有は組織の中にとどまる
- リンクを知る全員(Anyone with the link):オーナーがExternal sharingをオンにしたとき、または作品ごとに許可したときだけ選べる
- 社外の特定の人へのメール招待(ベータ):External sharingとは別の設定で、Teamは初期オン・Enterpriseは初期オフ。相手にはそのメールアドレスのClaudeアカウントが必要で、1作品50人まで(保留中を含む)。招待メールは英語
Claude Motionが出てこないときの確認
メニューにMotionが見当たらないときは、次の点を確かめましょう。
- プランがFree・Pro・Maxになっていないか(対象外)
- Enterpriseの場合、オーナーがClaude Motionをオンにしているか(初期オフ)
- Teamでも、オーナーがオフにしていないか
- 組織のArtifacts自体がオフになっていないか
- Enterpriseのカスタムロールで、対象外のグループに入っていないか
- 「Cloud code execution and file creation」がオンになっているか



会社のプランでClaude Motionが見当たらないときは、管理者に「ArtifactsとMotionの設定がオンか」を聞くのが近道です。
Claude Motionと動画生成AI・PowerPoint・Claude Slidesの違い


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よくある疑問:Claude Motionと動画生成AIは、結局どう違うの?
いちばんの違いは、映像そのものを作るか、資料の中身を動かすかです。Claude Motionと似た方法を、何を作るか・どう直すかで比べました。
| 方法 | 作るもの・直し方・書き出し | 使えるプラン・必要なもの |
|---|---|---|
| Claude Motion | 文字・グラフ・図形・画像を動かす短い説明(実写のような映像・AIの人物は作らない)。チャットかエディタで直せて、1か所だけ変えてもほかはそのまま。MP4で書き出す | Team・Enterprise(ベータ) |
| 動画生成AI(一般) | 文章や画像から映像そのものを生成する。直し方・書き出しはツールによる | ツールによる |
| PowerPointのアニメーション | スライドに自分で動きを付け、.mp4/.wmvの動画として保存する | PowerPoint(PCで書き出し。時間がかかる場合あり) |
| Claude Slides | スライド資料。チャットか直接編集で直し、PowerPoint・PDF・Googleスライドに書き出す | 無料を含む全プラン |
| Claude Code+Remotionなど(公式のClaude Motionではない) | コードで動画を組む。直すときはコードを書き換え、書き出しはツールによる | PCにNode.jsかBunなどの環境 |
出典:Claude発表記事・ヘルプ、Microsoftサポート「プレゼンテーションをビデオに変換する」、Remotion公式ドキュメント(2026年10月9日確認)
動画生成AIとの違い:映像を作らず、文字や数字を動かす
最初の章のとおり、Claude Motionは動画生成モデルを使わず、コードで文字や数字を動かします。実写のような映像は生成しません。
そのため、実写のような人物や風景を新しく作る用途には向きません(編集部の整理)。一方で、手持ちの画像を素材として動かすことはできます。
文章から映像そのものを作る動画生成AIは、別の種類の道具です。自分のPCで動かす場合に必要なVRAMやスペックは、動画生成AIをローカルで動かすためのPCスペック解説で詳しく紹介しています。
PowerPoint・Claude Slidesとの違い
PowerPointは、プレゼンテーションを.mp4や.wmvの動画として保存できます。Microsoftのサポートページでは、長さや内容によって動画の作成に時間がかかる場合がある、と案内されています。
Claude Slidesは無料を含む全プランで使えるスライド作成機能で、書き出し先はPowerPoint・PDF・Googleスライドです。ヘルプの書き出し先の一覧に、MP4は挙がっていません。
無料・Pro・Maxの人が代わりに使える方法
Claude Motionが使えない無料・Pro・Maxの人でも、パソコン版のPowerPointがあれば、Claude Slidesと組み合わせて次の流れで説明用の動画を作れます。
説明したい内容を、Claude Slidesでスライドにまとめます。
Claude Slidesの書き出し先から、PowerPointを選びます。
PowerPointでアニメーションを付け、プレゼンテーションを.mp4の動画として保存します。
Pro・Maxなら、同時に発表されたClaude Dashboards(ベータ)も使えます。BigQueryなどのデータ基盤や、Claudeにつないだアプリのデータからグラフを作る機能で、アニメーションではありません。詳しくはClaude ダッシュボードの対象プランと作り方で紹介しています。
Claude以外の動画作成ツールを探すなら、Google Vidsの無料範囲と使い方も参考になります。
なお、Free・Pro・MaxへのClaude Motionの提供予定は、10月9日時点の公式情報には書かれていません。
名前が似ている別物に注意
「Motion」という名前のサービスはほかにもあります。検索で見つけた情報がClaude Motionの話か、先に見分けましょう。
| 名前 | 正体 | Claude Motionとの関係 |
|---|---|---|
| Motion Creative Analytics(Claudeのコネクタ) | Meta広告のクリエイティブ分析や、他社の広告ライブラリの調査をする第三者製のコネクタ(作成元motionapp.com) | 無関係(URLがclaude.com/connectors/motionで紛らわしい) |
| Motion(motion.dev。旧Framer Motion) | JavaScript・React用のアニメーションのライブラリ | 無関係 |
| Motion(usemotion.com) | AIでタスク・プロジェクト・カレンダーなどを扱う仕事用アプリ | 無関係 |
| 「Claudeでモーショングラフィックス」系の解説 | Claudeにコードを書かせて動画を作る第三者のやり方(Remotionなど) | 公式のClaude Motionではない |
出典:claude.com/connectors/motion、motion.dev、usemotion.com(2026年10月9日確認)
Claude Motionでできないことと、公式に書かれていない仕様
Claude Motionはベータ版のため、公式に書かれていない仕様が多く残っています。「できる・できない」と「まだ書かれていない」を分けて整理します。
できること・できないこと
| Claude Motionでできる(公式に記載あり) | できない・対象外(公式に記載あり) |
|---|---|
| 資料・データ・画像から短い説明アニメを作る | 実写のような映像や、AIが生成した人物を作る |
| 文字・グラフ・図形・画像を動かす | 無料・Pro・Maxで使う |
| 語句・数字・タイミングを1か所だけ直す | 他社クラウド(Amazon Bedrockなど)経由で使う |
| MP4で書き出す | スマホアプリで共有設定を変える |
| Adobe・Descript・HeyGenなど7つのツールで続きを作る | Canva・Captionsへ渡す(近日対応で、10月9日時点は未対応) |
| 組織内へ共有する(社外へのリンク共有・メール招待は組織の設定しだい) | Claudeアカウントのない人が共有リンクで見る |
出典:ヘルプ「Get started with Claude Motion」「Share artifacts」、管理ガイド、発表記事(2026年10月9日確認)
公式に書かれていないこと(10月9日時点)
| 項目 | 10月9日時点の状況 |
|---|---|
| 動画の長さの上限 | 記載なし(公式の例は「30秒」) |
| 解像度・フレームレート・縦横比(縦動画) | 記載なし |
| 音声(BGM・ナレーション・効果音)・字幕 | 記載なし(動かす対象として書かれているのは文字・グラフ・図形・画像) |
| MP4以外の形式 | 記載なし(ヘルプは「Export → MP4」のみ) |
| 日本語の文字の表示 | 記載なし(日本語のヘルプページはある) |
| スマホアプリでの作成・編集・書き出し | Claude Motionについての記載なし |
| 1本あたりの使用量・作れる本数 | 記載なし(長い・複雑なほど多く消費、のみ) |
| Free・Pro・Maxへの提供予定、ベータ終了の時期 | 記載なし |
| チームでの同時編集 | 記載なし(発表記事でチームでの編集の対象に挙がるのは文書・スライド・デザイン・ダッシュボード) |
| ブランドの色・フォント(デザインシステム)の適用 | Claude Motionについては記載なし(明記はデザインとスライドのみ) |
| Adobeなどで「開く」具体的な手順 | 記載なし |
表の項目は、いずれも公式ページに記載がないものです。PCコンパスは実際に作成していないため、気になる項目はTeamで短い作品を試して確かめるのが確実です。



社内の発表でClaude Motionを使う予定なら、日本語の文字がきちんと出るかを本番の前に1本試しておくと安心です。
Claude Motionを使う前の注意点とPCの条件


イメージ図
Claude Motionを仕事で使う前に、数字と社内データの扱い、使うPCの条件を確認しておきましょう。
数字と社内データの扱い
発表記事は、最初の版はClaudeが作り、何を共有するかは利用者が決める、という立場です。グラフの数字は、流す前に元の資料と照らし合わせるようにしましょう。
医療機関など、米国の医療情報の法律HIPAAに対応した構成の組織でも、オーナーが規約に同意すればClaude Motionをオンにできます。ただし、Anthropicと結ぶ医療情報の取り扱い契約(BAA)の対象外なので、保護対象の医療情報(PHI)は入れないよう案内されています。
社外秘や医療情報を扱う組織は、使う前に管理者と利用ルールを確認してください。
なお、アーティファクトは顧客が管理する暗号鍵(CMEK)にも対応しています。
高性能なPCは要る?
公式に書かれている条件は、Web版かClaude Desktopで使うことです。Claude Desktopの動作条件は、Windows 10以上・macOS 11以上・Linux(ベータ)です。
Claude Motion固有のPC性能の要件は、公式に記載がありません。アーティファクトはクラウドでのコード実行とファイル作成の設定が前提ですが、MP4の書き出し処理がどこで行われるかは公表されていません。
比較として、Claude Codeに動画用のコードを書かせてRemotionで書き出す方法では、PCにNode.js 16以上かBun 1.0.3以上の環境が必要です。PowerPointの動画書き出しも、PCで時間がかかる場合があります。
書き出したMP4をさらに編集して、テロップやBGMを足すなら、動画編集ソフトが快適に動くPCが必要です。CPU・GPU・メモリの選び方は、動画編集用PCの選び方を参考にしてください。
ベータ版の注意
Claude Motionはベータ版なので、仕様や対象プランが変わる可能性があります。この記事は2026年10月9日時点の情報です。最新の条件は公式ヘルプと料金ページで確認してください。
まとめ:Claude Motionは「自分の資料を動く説明にする」Team・Enterprise向け機能
Claude Motionを使う前に押さえたいポイントを、4つにまとめます。
- コードで動かすので、数字や文言を1か所ずつ直せる
- 会社のプランで見当たらないときは、管理者にClaude Motionの設定を確認する(Enterpriseは初期オフ)
- MP4で書き出せるが、共有リンクは相手にもClaudeアカウントが要る
- 長さ・音声・日本語表示は未公表なので、使う前にTeamで試す
無料やProでは使えないと分かった人は、まずClaude SlidesとPowerPointを組み合わせる方法から始めてみてください。
更新履歴:2026年10月9日 公開(公式情報は10月9日に確認)
Claude Motionについてよくある質問
- Claude Motionは無料で使えますか?
-
いいえ。料金ページの比較表で、Free・Pro・Maxはすべて対象外です。使えるのはTeamとEnterpriseのベータ版です(2026年10月9日確認)。
- Proプランでも使えるようになりますか?
-
Free・Pro・Maxへの提供予定は、10月9日時点の公式情報には書かれていません。同時に発表されたClaude Dashboardsは、Pro以上で使えます。
- 作ったアニメーションは動画ファイルにできますか?
-
はい。「Export」からMP4を選んで書き出せます。AdobeやDescriptなど7つのツールで続きを作ることもできます(CanvaとCaptionsは近日対応)。
- 日本語の文字や音声は入れられますか?
-
日本語の文字の表示や、音声・BGMについて、公式ヘルプに記載はありません(10月9日時点)。日本語のヘルプページは公開されています。Teamで試して確認するのが確実です。
- 「Motion」というコネクタと同じものですか?
-
別物です。Claudeのコネクタ一覧にあるMotion Creative AnalyticsはMeta広告の分析ツールで、Claude Motionとは関係ありません。









