Claude Haiku 5.5とは?無料での使い方・料金・Sonnetとの違い

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Claude Haiku 5.5とは?無料での使い方・料金・Sonnetとの違い

Claude Haiku 5.5は、Anthropicが米国時間2026年10月7日に発表し、同日に提供を始めた小型のAIモデルです。9月22日のClaude Opus 5.5、9月28日のClaude Sonnet 5.5に続く、Claude 5.5シリーズの3つ目にあたります。

「無料で使えるの?」「本当に安くなった?」「Sonnetとどう使い分ける?」と気になっている人も多いはずです。

この記事では、10月8日時点の公式情報をもとに整理しました。選び方は公式の説明を踏まえた編集部の整理で、独自に測った数値ではありません。

この記事の結論
  • Claude Haiku 5.5は分類・要約など大量の作業を速く安く回す小型モデル
  • 無料プランでもClaudeアプリで選べる。Claude Codeは有料プランのみ
  • API料金は100万トークンあたり入力0.10ドル・出力0.50ドル。プロンプトが10万トークン超なら全体が5倍の単価
  • 難しい開発や複雑なエージェント作業はSonnet 5.5以上を選ぶ
  • 公式ベンチは最大の思考レベル(max)の値。同じ文章のトークン数はHaiku 4.5より約3割多い
目次

Claude Haiku 5.5とは?無料でも選べる、速さと安さ重視の小型モデル

Claude Haiku 5.5がClaude 5.5シリーズで最も小さく軽いモデルであることを表すイメージ図

Claude Haiku 5.5とは、大量の作業を速く安く回すための、Claude 5.5シリーズで最も小さいモデルです。Claudeアプリ(claude.ai。Web・iOS・Android)では無料プラン(Free)でも選べます。

開発者はAPI(=ほかのプログラムからAIを呼び出す入口)からも使えます。開発向けのClaude Codeにも対応しました。

発表日と、Claude 5.5シリーズでの位置づけ

Anthropicの発表ページによると、Claude Haiku 5.5は10月7日(米国日付)から、AWS・Google Cloud・Microsoft Azureを含む全プラットフォームで使えます。日本時間の発表時刻は書かれていません。

前の世代のHaiku 4.5は2025年10月15日の発表なので、Haikuの新モデルは約1年ぶりです。

公式が挙げる用途は、要約、会話の圧縮、データベースの検索、分類のような、速さと量が求められる繰り返し作業です。

上位モデルの下で小さな作業を受け持つサブエージェントや、ライブの接客、ブラウザ操作にも向くとしています。

公式は、これまでで最も安く、速く、高性能な小型モデルだと説明しています。これはAnthropicの小型モデルの中での比較です。

読み方は「ハイク」です。名前のHaiku(俳句)は、Sonnet(14行詩)・Opus(大作)と並べると短い順になります。

Haiku 4.5から何が変わった?

項目Claude Haiku 5.5Haiku 4.5
モデルIDclaude-haiku-5-5claude-haiku-4-5-20251001
コンテキスト長100万トークン20万トークン
最大出力12.8万トークン6.4万トークン
知識の期限2026年6月2025年2月(学習データは7月まで)
考え方の設定モデルが自動で判断。思考レベル5段階(既定はmedium)考える量を手動で指定
入力と出力テキスト・画像を読み、テキストで答える同じ
API単価(100万トークンあたり)入力0.10ドル・出力0.50ドル(10万トークン以下)入力1ドル・出力5ドル
同じ文章のトークン数約30%多い基準

出典:AnthropicのWhat’s new、モデル概要、料金ページ(10月8日確認)。

トークンは、AIが文章を細かく区切って数える単位です。料金も、一度に読める量の上限(コンテキスト長)も、この数で決まります。

思考レベル(effort)は、答える前にどれだけ考えるかの段階です。low・medium・high・xhigh・maxの5段階で、Haikuで選べるようになったのは今回が初めてです。

単価だけでなく、同じ文章で数えるトークンが約3割増える点も、料金を比べるときに忘れずに。

Claude Haiku 5.5は無料で使える?プラン別の使える場所

Claude Haiku 5.5をPC・スマートフォン・タブレットのClaudeアプリで同じように選べることを表すイメージ図

Claude Haiku 5.5は、無料プランでもClaudeアプリで選べます。公式のHaikuページには、Free・Pro・Max・Team・Enterpriseの利用者がWeb・iOS・AndroidのClaude.aiで選べると書かれています(10月8日確認)。

なお、このページの大見出しは10月8日時点で旧名の「Claude Haiku 4.5」のままですが、本文はClaude Haiku 5.5の説明です。

プラン別の早見表

プランClaudeアプリ(Web・iOS・Android)Claude Code月次APIクレジット
Free選べる使えない対象外
Pro選べる使える対象外
Max選べる使える5xは100ドル、20xは200ドル
Team選べる使える※最大500ドルのプール
Enterprise選べる※使える※対象外

※TeamとEnterpriseは、管理者の設定で使えるモデルや機能が限られる場合があります。出典:Claudeの料金ページ、月次APIクレジットのヘルプ(10月8日確認)。

Claude Codeは無料プランでは使えません。月次APIクレジットは、MaxとTeamの利用者がAPIで使える毎月の枠です。Teamは1席あたりStandard席が20ドル、Premium席が100ドルで、全席分を合算した上限は500ドルです。

受け取れるのは対象プランで7日たってからです。対話で使うClaude Codeや追加利用分には充てられません。

PCのブラウザでClaude Haiku 5.5に切り替える手順

PCでは、ブラウザで開くWeb版を使います。手順は公式ヘルプ(英語版)に沿っています。

STEP
送信ボタンの横のモデル名をクリック

Claudeアプリ(claude.ai)を開き、入力欄の送信ボタンの横にあるモデル名をクリックします。

STEP
一覧からHaiku 5.5を選ぶ

見当たらないときは「More models」(英語版ヘルプの表記)を開きます。日本語の画面で同じ表記かは確認できていません。

STEP
必要なら思考レベルを選ぶ

同じメニューで思考レベル(Effort)を選べます。最初は既定のまま試し、物足りなければ上げます。

ヘルプによると、claude.aiではClaude Haiku 5.5の思考をオフにできません。思考レベルを上げるほど、利用上限に早く届きます。

表示されないとき・利用上限

一覧に見当たらないときは、「More models」の中を確認し、ページを再読み込みしてみてください。Enterpriseでは、管理者が使えるモデルを制限している場合があります。

利用上限は5時間ごとにリセットされ(有料プランは週ごとの上限もあります)、固定の回数はありません。モデルや会話の長さで変わります。無料プランの既定モデルや、モデルごとの回数は公式に書かれていません。

日本からの利用と、企業向けクラウド

日本はClaude.aiとAPIの提供国です。Claude Haiku 5.5の提供開始は、日本語版ヘルプのリリースノートにも載っています(10月8日確認)。

Amazon Bedrockは10月7日に提供を始めました。東京・大阪はリージョン単体では使えず、JP Geo推論(東京・大阪)とGlobal推論で使えます。Standard階層のみで、BatchやStructured outputsには対応していません。

Google Cloudは一般提供で、米国・EUのマルチリージョンとglobal endpointが対象です(10月8日時点で東京リージョンの記載なし)。Microsoft Foundryも一般提供です。

出典:Amazon Bedrockのモデルカード、Google Cloudのモデルページ、Microsoft Foundryのカタログ(10月8日確認)。

Claude Haiku 5.5の料金:API単価と10万トークンの境界

よくある疑問:「90%安い」って聞いたけど、本当にそんなに安くなるの?

Claude Haiku 5.5のAPI料金は、AIに渡す指示や資料(プロンプト)の長さで2段階に分かれます。4.6以降のほかのClaudeは100万トークンまで同じ単価なので、2段階料金はClaude Haiku 5.5だけです。

Haiku 5.5料金の早見表

100万トークンあたりHaiku 5.5(10万以下)Haiku 5.5(10万超)Haiku 4.5Sonnet 5.5
入力0.10ドル0.50ドル1ドル2ドル
出力0.50ドル2.50ドル5ドル10ドル
キャッシュ読み取り0.01ドル0.05ドル0.10ドル0.10ドル
キャッシュ書き込み(5分)0.125ドル0.625ドル1.25ドル2.50ドル
バッチ(入力/出力)0.05/0.25ドル0.25/1.25ドル0.50/2.50ドル1/5ドル

出典:Anthropicの料金ページ(10月8日確認)。米国内だけで処理する指定(inference_geo: "us")を使うと1.1倍です。

プロンプトキャッシュは、何度も送る同じ前置きや資料を保存し、安く読み直す仕組みです。バッチ処理は、急がない大量の依頼をまとめて送り、半額にする方法です。

同じ10月7日に、Sonnet 5.5のキャッシュ読み取りも0.20ドルから0.10ドルへ下がりました。

「90%安い」と「平均75%安い」の違い

発表ページの「90%安い」は、10万トークン以下のリクエストでの単価の比較です。10万トークンを超えるリクエストでは、50%安にとどまります。

もう一方の「平均で約75%安い」は、実際に動かす費用の平均的な目安です。脚注には、Haiku 4.5のリクエストの90%が10万トークン以下だったとあります。

「90%安い」は単価だけの比較で、同じ文章でトークンが約30%増える点は含みません。「平均で約75%安い」は、脚注によるとこのトークン数の変化も計算に入れた値です。思考に使ったトークンも出力として課金されるので、思考レベルを上げると費用も増えます。

10万トークンを超えると何が起きる?

プロンプトが10万トークンを超えると、そのリクエストは入力も出力も高い方の単価で計算されます。超えた分だけが高くなるわけではありません。

Claude Haiku 5.5のAPI料金は10万トークンで変わる単価は100万トークンあたり(10月8日確認)10万トークン以下入力0.10ドル・出力0.50ドル10万トークン超入力0.50ドル・出力2.50ドル010万トークンプロンプトの長さ →超えると、そのリクエスト全体(入力も出力も)が高い単価入力9.9万+出力2,000約0.011ドル入力10.1万+出力2,000約0.056ドル(約5倍)
イメージ図(Anthropicの料金ページをもとに作成。例は出力2,000トークンの場合)

入力がわずか2,000トークン増えただけで、1回の費用は約5倍です。同じ文章で比べると、Haiku 4.5は約0.084→約0.085ドル(トークン約30%増で割り戻した概算)、Sonnet 5.5は約0.218→約0.222ドルで、ほぼ変わりません。

境界を超えても、3つの中で最も安いのはClaude Haiku 5.5です。それでも、長い資料は10万トークン以下に分けるか、要約する範囲を絞ると割増を避けられます(編集部の提案)。

3つの使い方で費用を試算

トークン数はClaude Haiku 5.5で数えた値で、Sonnet 5.5も同じ数え方です。Haiku 4.5は、同じ文章を公式の「約30%増」で割り戻した概算です。どのモデルもキャッシュとバッチは使わない前提です。

出力は答えの文章だけで、思考(thinking)のトークンは含めていません。Claude Haiku 5.5は既定で思考がオンなので、実際の費用は表より高くなることがあります。思考レベルを下げると思考の量は減り、APIではhigh以下なら思考をオフにもできます。

円は1ドル=158円で換算しました。欧州中央銀行が10月7日に公表したユーロの参考レート(1ユーロ=176.85円・1.1177ドル)から計算した1ドル=158.23円を丸めた目安です。

例(1件あたりの量)Claude Haiku 5.5Haiku 4.5(同じ文章)Sonnet 5.5
問い合わせの分類1万件(入力1,500・出力100)2.00ドル(約316円)約15.38ドル(約2,430円)40.00ドル(約6,320円)
記事の要約100本(入力2万・出力1,000)0.25ドル(約40円)約1.92ドル(約303円)5.00ドル(約790円)
長い資料1件を一括で要約(入力15万・出力4,000)0.085ドル(約13円)約0.131ドル(約21円)0.34ドル(約54円)

出典:Anthropicの料金ページ(10月8日確認)。表の金額は、同ページの単価とトークン約30%増の記載をもとに編集部が計算した目安です。

10万トークン以下で回す分類や要約では、Haiku 4.5より約87%安くなります。長い資料を一度に渡すと、割引は約35%まで縮みます。

アプリで使うなら月額プラン、APIなら無料クレジット

Claudeアプリは無料プランで試し、上限が足りなければ有料プランを考えます。Pro・Maxの月額はOpus 5.5の解説記事にまとめています。

アプリの利用にAPI料金は原則かかりません。ただし、有料プランで上限後に追加利用をオンにした分と、Enterpriseの利用分はAPI単価で課金されます。

APIには、新規ユーザー向けの少額の無料クレジットがあると料金ページのFAQにあります(金額の記載なし)。トークンの数え方はトークンと料金の解説が参考になります。

Claude Haiku 5.5の性能は?公式ベンチマークと思考レベルの読み方

Claude Haiku 5.5の思考レベルを5段階のダイヤルにたとえたイメージ図

性能の数値は、Anthropicが公表したものです。Claude Haiku 5.5の公式ベンチマーク(=性能を比べるための共通テスト)は、最大の思考レベル(max)で測った値(原則5回の平均)なので、既定のmediumでは点数が下がります。

公式ベンチマーク表(Haiku 5.5はmax)

テスト何を見るテストかHaiku 5.5Haiku 4.5GPT-6 LunaSonnet 5.5
GDPval-AA v2.144職種の実務の成果物(220課題)。Elo162073514371840
AA-Briefcase v1.1資料の多い長期プロジェクト型の知識業務。Elo157861413361824
OSWorld 2.1 offline仮想PCを画面を見てマウスとキーボードで操作。部分点の平均(全部やり切れた割合はHaiku 5.5で37.1%)72.4%15.7%48.9%83.9%
Terminal-Bench 4.0端末操作で進める複数工程の作業39.2%0.0%16.4%70.6%
FrontierCode 1.1 Main実際のOSSのプルリクエストから作った150課題のうち、難しい100課題46.4%—42.4%52.1%(xhigh)
Chartography(ツールなし)ローソク足・等高線など専門的なグラフの読み取り46.4%6.4%29.1%61.6%

出典:発表ページとシステムカード(10月8日確認)。Claude Haiku 5.5はmaxの値で、原則5回の平均です(Terminal-Bench 4.0は1課題10回)。Haiku 4.5は思考レベルの設定がないため、考える量を固定して測っています。

GDPval-AAとAA-BriefcaseはArtificial Analysisが独自に測った値です。GPT-6 LunaのTerminal-Bench 4.0とChartographyは、外部で公開された値です。

Eloは、課題ごとの勝ち負けから出す相対的な強さの点数です。どの項目もSonnet 5.5を下回る一方、Haiku 4.5からは大きく伸びています。

既定のmediumでは点数が下がる

思考レベルOSWorld 2.1GDPval-AATerminal-Bench 4.0
low42.0%・0.07ドル1125・0.01ドル12.7%・0.42ドル
medium(既定)53.3%・0.13ドル1277・0.03ドル20.3%・0.68ドル
high61.3%・0.18ドル1420・0.09ドル24.8%・1.04ドル
xhigh67.6%・0.28ドル1513・0.27ドル31.5%・1.75ドル
max72.4%・0.61ドル1620・0.87ドル39.2%・2.64ドル
参考:Sonnet 5.5(high)73.2%・1.38ドル1551・0.62ドル43.0%・1.46ドル

出典:発表ページのグラフ(10月8日確認)。費用はOSWorldとTerminal-Benchが1回の試行あたり、GDPval-AAが1課題あたりです。既定のmediumでは、GDPval-AAが1620ではなく1277です。

OSWorldの点数は部分点込みで、GDPval-AAは外部のArtificial Analysisが測った値です。Sonnet 5.5のTerminal-Bench 4.0の費用は、10月7日に値下げされた後のキャッシュ単価で計算されています。

公式ドキュメントは、多くの作業をmediumから始めるよう勧めています。lowはチャットや単純な大量処理、highは知識作業や長めのエージェント作業向けです。

xhigh・maxは、自分の評価で効果を確かめた場合だけ使い、Sonnet 5.5と性能・費用・速度を比べるよう案内しています。

日本語の性能は?

Claude Haiku 5.5の日本語だけの点数は、公式に公開されていません。42言語の平均を見る多言語テストGMMLUでは87.8%で、Sonnet 5.5(92.1%)やOpus 5.5(94.3%)より低い結果です。

日本語の文章を大事な用途に使うなら、実際の文章で試してから決めるのが安全です。

「最速」の条件

公式の「過去最速」は、各モデルの標準の速度どうしで比べた場合です。脚注には、Fast ModeのOpusよりは遅いと書かれています。1秒あたりの出力量などの具体的な速度は公開されていません。

Claude Haiku 5.5とSonnet 5.5・Opus 5.5・GPT-6 Lunaの違いと選び方

仕事の大きさに合わせてClaude Haiku 5.5と上位モデルを使い分けることを、小型車と大型車にたとえたイメージ図

大量で単純な作業はClaude Haiku 5.5、難しい開発や複雑なエージェント作業はSonnet 5.5以上が基本です。公式も、複雑なエージェント型のコーディングではSonnet 5.5とOpus 5.5の方が良い選択だと明記しています。

用途別の判断表

モデル選ぶ目安最初に任せる仕事の例API単価(入力/出力)
Haiku 5.5(low〜medium)速さと量が最優先問い合わせの分類、短い要約、依頼の振り分け0.10/0.50ドル(10万トークン以下)
Haiku 5.5(high)安さを保ちつつ、指示どおり正確に返したい長めの資料の要点整理、決まった形式での情報の抜き出し同上(思考の分だけ出力が増える)
Sonnet 5.5範囲が決まった開発・知識作業機能単位のコード修正、報告書の下書き2/10ドル
Opus 5.5複雑な開発・知識作業の主力設計を含む大きなコード変更、調べ物の多い資料作成4/20ドル
GPT-6 LunaOpenAIの低価格帯のモデルOpenAIのAPIを使っている環境での分類・要約0.10/0.50ドル(数え方が違う)

出典:発表ページとHaikuページのFAQ、AnthropicとOpenAIの料金ページ(10月8日確認)。単価は100万トークンあたりで、Haiku 5.5は10万トークン以下、GPT-6 Lunaは入力27.2万トークン以下の場合です。「最初に任せる仕事の例」は編集部の整理です。

Sonnet 5.5に上げるべき場面

端末操作で進む作業のTerminal-Bench 4.0では、Sonnet 5.5のhighが43.0%・1回の試行あたり1.46ドルでした。Claude Haiku 5.5はmaxでも39.2%・2.64ドルです。

難しい作業でHaikuの思考レベルを上げきるより、Sonnet 5.5に替えたほうが点数も費用も有利な場合があるということです。性能の詳細はSonnet 5.5の比較記事、最上位はOpus 5.5の比較記事で解説しています。

GPT-6 Lunaとどっちを選ぶ?

Anthropicが公表したベンチマーク表では、GPT-6 Lunaの値がある6項目すべてでClaude Haiku 5.5が上回りました。ただし、この表を作ったのは発表した側のAnthropicです。

同じ発表ページのOSWorldとGDPval-AAのグラフでは、max同士の費用はLunaの方が安く、GDPval-AAは1課題0.09ドル(Haikuは0.87ドル)です。同じ0.09ドルなら、Haikuのhigh(1420)よりLunaのmax(1437)がわずかに上です。

一方OSWorldでは、mediumのClaude Haiku 5.5(53.3%・0.13ドル)が、Lunaのmax(48.9%・0.20ドル)より高い点数を安く出しています。点数だけでなく、思考レベルごとの費用も合わせて比べるのが安全です。

短いプロンプトの単価は、どちらも入力0.10ドル・出力0.50ドルで同じです(OpenAIの料金ページ、10月8日確認)。割増になる長さは、Claude Haiku 5.5が10万トークン超、GPT-6 Lunaが入力27.2万トークン超と異なります。

GPT-6 Lunaの割増は、入力が2倍・出力が1.5倍です。トークンの数え方も違うため、単価が同じでも同じ文章の費用が同じとは限りません。両者の比較はGPT-6 SolとLunaの解説も参考になります。

Claude Haiku 5.5の使い方:無料で試す手順・Claude Code・API

Claude Haiku 5.5を手元の小さな仕分け作業で試すことを表すイメージ図

最初から全部を任せず、小さな課題で「合格の条件」を決めて試すのが近道です。Claudeアプリなら無料プランで始められます。

まず無料で試す3ステップ

STEP
合格の条件を決める

「問い合わせ10件を正しく分類できる」「要約に事実の誤りがない」など、手元の作業で使えると判断する条件を先に決めます。

STEP
同じ課題を別のモデルと比べる

選べる別のモデル(Sonnet 5.5など)にも同じ課題を頼み、正確さ・直す回数・待ち時間を比べます。

STEP
思考レベルを1段ずつ調整する

足りなければmediumから1段ずつ上げ、十分な結果になる最も低いレベルを選びます。

Claude CodeでClaude Haiku 5.5を使う

Claude Codeは、ターミナルやエディターから使う開発向けのClaudeです。公式ドキュメントによると、Claude Haiku 5.5にはv2.1.293以上が必要です(10月8日確認)。古ければ claude update で更新します。

  • 使っている途中で切り替える:/model claude-haiku-5-5
  • 起動時に指定する:claude --model claude-haiku-5-5
  • いつも使う:環境変数 ANTHROPIC_MODEL か設定ファイルの "model"

haiku という別名がHaiku 5.5を指すのは、Anthropic API経由のときだけです。Claude Platform on AWS・Amazon Bedrock・Google Cloud・Microsoft Foundryでは、まだHaiku 4.5を指します。

既定の思考レベルはmediumで、思考はオフにできません。Anthropic API経由なら100万トークンの文脈が全プランで有効ですが、プロンプトが10万トークンを超えると単価が上がります。

編集部のおすすめは、本体の作業はOpus 5.5やSonnet 5.5に任せ、ファイル探し・要約・ログ整理などの下請けをClaude Haiku 5.5に回す使い分けです。

サブエージェントの定義ファイルの先頭(frontmatter)に model を書くか、環境変数 CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL で既定を指定できます。haiku が指すモデルは ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL で変えられます。

Claude Codeをクラウドで動かす方法は、Claude Codeのクラウドセッション解説で紹介しています。

Haiku 4.5からのAPI移行チェックリスト

APIでHaiku 4.5を使っている人は、切り替え前に次の点を確認します。そのまま差し替えると400エラーになる設定があります。

  • モデルIDを日付なしの claude-haiku-5-5 に変える(Amazon Bedrockは anthropic.claude-haiku-5-5)
  • budget_tokens の指定は400エラー。adaptive thinkingと思考レベルに置き換える
  • temperature・top_p・top_k は指定を外す。既定以外の値、top_k の指定、temperature と top_p の同時指定は400エラー
  • 応答の書き出しを指定するassistantのプリフィルも400エラー。会話はuserの発言で終える
  • computer useは computer_toolset_20260801 に変える(Claude APIとGoogle Cloud)
  • 応答がthinkingブロックで始まることがあるので、位置ではなく type で読み取る
  • thinkingブロックを送り返す会話では、system・tools・過去の発言を書き換えず、追記だけにする
  • 安全分類器が断ると stop_reason が refusal になる。代わりのモデルへの自動切り替えはない
  • トークン約30%増を前提に、max_tokens・費用の上限・10万トークンの境界を測り直す
  • 思考をオフにできるのは、思考レベルがhigh以下のときだけ。レート制限はHaiku 4.5と同じ

出典:Anthropicの移行ガイドとWhat’s new(10月8日確認)。書き方の細部は公式ドキュメントで確認してください。

Claude Haiku 5.5の注意点と、高性能なPCが必要かどうか

Claude Haiku 5.5の処理はクラウドで行われ、手元は普通のPCで足りることを表すイメージ図

Claude Haiku 5.5は安くて速い一方、向かない作業もあります。使う前に、できないことと旧モデルの扱いを押さえておきましょう。

できないこと・苦手なこと

  • 出力はテキストだけで、画像は作れない(画像を読み取ることはできる)
  • ダウンロードして手元のPCで動かすことはできない
  • 複雑なエージェント型のコーディングは、公式も上位モデルが優位と明記
  • 問題のない依頼まで断る「過剰な拒否」が、システムカードの自動の行動監査では比べたモデルの中で最も多かった(1回きりの依頼で測るテストでは、Haiku 4.5より少ない)

一方で、AIが不適切なふるまいや悪用への協力をしないかを見る評価(アライメント)は、Haiku 4.5からほぼ全項目で大きく改善しました。文章に紛れ込ませた不正な指示(プロンプトインジェクション)への強さも、Haikuクラスで最高とされています。

Free・Pro・Maxでは、会話をモデルの改善に使ってよいかをプライバシー設定で選べます(公式のプライバシーヘルプ、10月8日確認)。仕事の資料を入れる前に、設定を確かめておくと安心です。

Haiku 4.5はいつまで使える?

Haiku 4.5は10月8日時点で現役です。公式の廃止予定ページでは、退役は「Not sooner than October 15, 2026」、つまり早くても2026年10月15日以降とされ、廃止の告知はまだありません。

この日付は、Anthropicが運営するClaude API・Claude Platform on AWS・Microsoft Foundryのものです。Amazon BedrockとGoogle Cloudは各社が退役日を決めるため、日付が異なる場合があります。

Anthropicは、退役の60日以上前に告知する方針です。すぐに使えなくなるわけではありませんが、新しく作るものはClaude Haiku 5.5で始めると移行の手間を減らせます。Claude Haiku 5.5自体の退役は2027年10月7日以降です。

PCスペックは関係ある?

Claude Haiku 5.5はクラウドで動くため、高性能なGPUやAI PCは必要ありません。ブラウザが快適に動くPCと、安定した回線があれば使えます。

移行チェックリストに出てきたcomputer useやbrowser useは、開発者がAPIから使うツールです。AIを手元のPCで動かしたい人は、ローカルLLMに必要なPCスペックを参考にしてください。

Claude Haiku 5.5のためにPCを買い替える必要はありません。今あるPCのブラウザで試せます。

まとめ:Claude Haiku 5.5は大量の作業を安く速く回す選択肢

Claude Haiku 5.5の要点を、使う立場ごとに整理します。

この記事のまとめ
  • アプリ利用者:無料でも選べる。思考レベルを上げるほど上限に早く届く
  • Claude Code利用者:v2.1.293以上。本体は上位モデル、下請けをClaude Haiku 5.5に
  • API利用者:プロンプトを10万トークン以下に収めると割安に回せる
  • 迷ったら:簡単な大量作業はHaiku、難しい開発はSonnet 5.5以上

料金や提供範囲は変わることがあります。使う前に公式の料金ページとClaudeアプリの画面で最新を確認してください。

更新履歴

  • 2026年10月8日:公開(公式情報は10月8日に確認)
  • 2026年10月8日:料金・ベンチマークの測定条件と出典、データの扱いを補足

Claude Haiku 5.5についてよくある質問

Claude Haiku 5.5は無料で使えますか?

はい。Claudeアプリ(Web・iOS・Android)では無料プランでも選べると公式ページにあります(10月8日確認)。Claude Codeは有料プランのみで、APIは使った分の支払いです。

Claude Haiku 5.5はいつから使えますか?

米国時間2026年10月7日に発表され、同日から全プラットフォームで提供されています。日本もClaude.aiとAPIの提供国です。

日本語は得意ですか?

日本語だけの点数は公開されていません。42言語の平均を見るGMMLUは87.8%で、Sonnet 5.5(92.1%)より低い結果です。大事な用途は実際の文章で試してください。

画像を作ったり、自分のPCで動かしたりできますか?

どちらもできません。画像は読み取り(入力)だけに対応し、出力はテキストです。ダウンロードはできず、クラウドのサービスとして使います。

Haiku 4.5はいつまで使えますか?

公式の廃止予定ページでは、退役は早くても2026年10月15日以降とされ、10月8日時点で告知はありません。最新は公式ページで確認してください。

高性能なPCは必要ですか?

必要ありません。処理はクラウドで行うため、ブラウザが動くPCと回線があれば使えます。

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