Unreal Engine 5のスペックは、公式推奨のメモリ32GB・ビデオメモリ8GB以上を出発点に考えます。Windows向けの推奨GPUはDirectX 12対応です。使う機能や制作規模に合わせて、CPUと保存容量も選びましょう。
メモリは本当に32GB要るのか、グラフィックボードはどこまで必要なのか。判断がつかないまま高い買い物をするのは避けたい、という方も多いはずです。
UE5で待たされる工程には、CPUで行うシェーダーコンパイル、GPUを使う描画、キャッシュの読み書きなどがあります。この記事では、公式の要件と当サイトの購入目安を分けて、パーツを選ぶ順番を整理します。
- 個人開発の購入目安は8コア級CPU・VRAM 12GB・メモリ32GB・SSD 1TB。公式の最低構成や速度保証ではなく、制作規模に合わせて調整する出発点です。
- 公式推奨はWindows 11、クアッドコア2.5GHz以上、メモリ32GB、VRAM 8GB以上、DirectX 12対応GPU(UE5.8公式資料・2026年10月18日確認)
- シェーダーコンパイルはCPU、シーン描画はGPU、キャッシュはストレージを確認。待ち時間の原因を一つに決めつけない
- LumenやNaniteには、通常のエディタ動作とは別のGPU・API・設定要件がある。使う描画方式ごとに確認する
Unreal Engine 5の推奨スペック早見表|用途別に必要なPC構成の目安

Unreal Engine 5とは、Epic Gamesが提供するゲームエンジンで、ゲーム制作だけでなく映像や建築ビジュアライゼーションにも使われる制作ツールです。同じUE5でも、作るものによって必要なPC構成は変わります。
| 用途 | CPU | GPU(ビデオメモリ) | メモリ | SSD |
|---|---|---|---|---|
| 学習・チュートリアル中心 | 6コア以上 | VRAM 8GB以上 | 16GB(32GB推奨) | 1TB |
| 個人でゲーム制作 | 8コア以上 | VRAM 12GB以上 | 32GB | 1TB以上 |
| 映像・建築ビジュアライゼーション | 12コア以上 | VRAM 16GB以上 | 32〜64GB | 2TB |
この表は当サイトの購入目安です。学習欄の16GBは公式推奨の32GBを下回るため、新規購入では32GBを優先します。ローカルで本格的にコンパイルする場合、Epic公式は12〜16コア以上を実用的な目安として案内しています。
GPUの能力やVRAM、メモリ、保存先の空き容量は、いずれも制作の制約になります。GPU不足でも機能が使えない場合があるため、表示の滑らかさだけで判断しないでください。
Epic公式が示すUE5のハードウェア要件
まず一次情報を確認します。Epic Gamesの開発者向けドキュメント「Hardware and Software Specifications for Unreal Engine」(UE5.8向け・2026年10月18日確認)には、次の値が記載されています。
| 項目 | 公式の推奨 | 公式の最小(実行時) |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 | Windows 10 22H2、またはEnterprise 21H2(64bit) |
| CPU | クアッドコアのIntel/AMD、2.5GHz以上 | この最小ソフトウェア要件欄に個別記載なし |
| メモリ | 32GB | — |
| ビデオメモリ | 8GB以上 | — |
| GPU | DirectX 12対応(最新の安定版ドライバ) | DirectX End-User Runtimes が必要 |
同じページには、Epic社内で使われている開発機の構成も載っています。Ryzen Threadripper PRO 7985WX/メモリ256GB/RTX 4080 16GB/OS用2TB+データ用4TBのGen4 SSD、という内容でした。
公式の推奨構成は、起動できる最低条件と同じではありません。また、Epic社内の開発機をそのまま個人用PCの必須構成と考える必要もありません。使用する機能とプロジェクトで判断しましょう。
UE5が重い理由|重さの担当パーツは3つに分かれる

「UE5が重い」とひとことで言っても、待たされている中身は場面ごとに違います。ここを切り分けられると、買うべきパーツの優先順位がはっきりします。
シェーダーコンパイルの待ち時間をCPUから確認
UE5でキャッシュのないマテリアルを読み込むと、シェーダーコンパイルが発生します。起動待ちのすべてがこの処理とは限らないため、実行中の工程を確認してください。
Epic公式のシェーダー開発資料では、コンパイルをShader Compile Workersという補助プロセスに分け、複数コアを利用する仕組みが説明されています。
コア数は並列処理を考える比較項目ですが、メモリや処理内容でも所要時間は変わります。8コアになれば必ず待ち時間が短くなる、といった境界はありません。
NaniteとLumenの表示=GPUとVRAM
Naniteは細かい形状を扱う仮想化ジオメトリの仕組みです。WindowsではDirectX 12とShader Model 6.6 atomics、SM6の有効化などが条件です。公式には対応拡張を使うVulkanの経路も記載されています。
Lumenの技術資料は、ソフトウェア方式でDirectX 12・SM6対応とGTX 1070以上、ハードウェア方式でRTX 2000/RX 6000シリーズ以上などの条件を示しています。
一方、UE5.8の総合要件表にはLumen関連のGPUとしてIntel Arc Aシリーズ以降も掲載されています。方式や対応機能まで同一と決めつけず、使用するUEの版と描画方式に対応する最新の技術資料を確認してください。
古い世代のグラフィックボードだと、UE5自体は起動してもLumenやNaniteの表示だけが有効にならないことがあります。中古PCを検討している方は、世代の条件を先に確認してください。
キャッシュとプロジェクトの置き場=SSD容量
UE5はアセットから生成したデータをDerived Data Cacheに保存します。UE5.4以降のローカルDDCはZenを使用し、保存先の上書き設定がなければWindowsではProgramData配下が既定です。
キャッシュを再利用できれば、同じデータの再生成を省けます。一方で保存容量を使うため、エンジン本体、プロジェクト、キャッシュを合わせて空き容量を確認してください。
必要な空き容量はプロジェクトによって変わります。残り数十GBなど一律の数値で安全を判断せず、インストール・素材追加・ビルド時の一時データを保存できる余裕を見込みます。
Naniteの公式解説は、メッシュデータをディスクから素早く読み込むためSSDを推奨しています。当サイトでも、制作データの保存先にはSSDを購入候補とします。
パーツ別の目安|CPUコア数・メモリ32GB・VRAM・SSD容量
担当が分かったところで、パーツごとの落としどころを整理します。
- CPU:公式推奨はクアッドコア2.5GHz以上。本格的なローカルコンパイルでは公式の12〜16コア以上という目安も確認する
- メモリ:公式推奨は32GB。16GBで使える範囲は教材やシーン、併用アプリに左右される
- VRAM:公式推奨は8GB以上。LumenとNanite、高解像度テクスチャが重なると消費が増えるため、制作するなら12GB以上を目安に
- SSD:当サイトの購入目安は1TB、素材や複数プロジェクトを保存するなら2TBも検討。公式の最低容量を意味しない
メモリ32GBが本当に要るのか迷う方は、メモリ16GBで足りるのかの記事で用途別の使用量を整理しています。GPUの世代ごとの位置づけはGPU性能早見表が早いです。
よくある疑問:手持ちのPCで動くかどうか、買う前に確かめる方法はある?
控えたGPUが、使うUEの版・Lumenの描画方式・Naniteの条件に対応するか確認します。ハードウェア方式に非対応でも、ソフトウェア方式が必ず使えるとは限りません。
エンジン本体と教材、プロジェクト、キャッシュの必要容量を確認します。使用予定の素材に対して不足する場合は、保存先の変更やストレージ増設も検討してください。
UnityとUE5で必要スペックはどう違う?
UE5.8とUnity 6.3 LTSの公式要件を2026年10月18日に確認しました。以下はWindowsのx64構成を比較したものです。
| 項目 | Unreal Engine 5(UE5.8) | Unity 6.3 LTS |
|---|---|---|
| メモリ | 推奨32GB | 最低8GBを推奨 |
| ビデオメモリ | 推奨8GB以上 | 明示なし |
| GPU | DirectX 12対応を推奨。Nanite・Lumenは別途要件あり | DX10/DX11/DX12またはVulkan対応 |
| OS(Windows) | 推奨Windows 11/最小はWindows 10 22H2またはEnterprise 21H2 | Windows 10 バージョン21H1以降 |
メモリの数値は異なりますが、同じシーンを実測した比較ではありません。必要性能はアセット、解像度、描画機能などでも変わるため、表だけからUE5が常に4倍のメモリを使うとは言えません。
UnityからUE5へ移る場合も、既存PCで対象プロジェクトを試して使用メモリとVRAMを確認します。エンジン名だけで買い替えを決めず、実際に不足する部分を見極めましょう。
UE5におすすめのPC|予算別に3機種
以下は2026年11月4日にドスパラの商品ページで購入可能な状態、標準構成、税込価格を確認した3機種です。送料、メモリ変更、追加ストレージを含む総額で比較し、出荷予定は注文時に確認してください。
【32GBと1TBが標準の本命】GALLERIA XDR7A-R57-GD(Ryzen 7 9800X3D搭載)
- CPU:Ryzen 7 9800X3D(8コア16スレッド)※現在は9850X3D無料アップグレード対象(ドスパラの表記)
- GPU:GeForce RTX 5070 12GB
- メモリ:32GB DDR5-4800
- ストレージ:1TB Gen4 SSD(DDRキャッシュ)
- 価格:469,980円(税込)(2026年11月4日確認・送料別)
メモリ32GB・VRAM 12GB・SSD 1TBが標準です。この記事の個人開発向け購入目安と比較できる構成ですが、プロジェクトごとの速度や容量の充足を保証するものではありません。
Ryzen 7 9800X3Dは8コア16スレッドです。商品名は9800X3Dですが、現在はドスパラの表記で9850X3D無料アップグレード対象です(キャンペーンは予告なく終了・変更の場合があります)。CPUコア数だけでなく、使用するUEの版やプロジェクトでコンパイルにかかる時間も比較して選びましょう。

32GBメモリと1TB SSDを標準で選べる構成です。大きな素材や複数のプロジェクトを扱うなら、追加メモリやSSDの費用も見ておきましょう。
\32GB+1TBを追加費用なしで/
※価格・在庫は変動します。最新はドスパラ公式サイトでご確認ください。
【CPUとGPUの両方を使う制作向け】GALLERIA XMC9A-R58-GD


- CPU:インテル Core Ultra 9 285K (3.7GHz-5.7GHz/24コア/24スレッド)
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 5080 16GB GDDR7 (HDMI x1,DisplayPort x3)
- メモリ:32GB (16GB×2) (DDR5-5600)
- ストレージ:2TB SSD (M.2 NVMe Gen4 DRAMキャッシュ TLC)
- 価格:699,980円(税込・送料別)
- 電源:1000W 電源 (80PLUS GOLD)
この商品ページはVALORANT Challengers Japan 2026大会協賛モデルです。Core Ultra 9 285K・RTX 5080 16GB・メモリ32GB・SSD 2TBを搭載し、UE5でCPUとGPUの両方を使う制作の比較候補になります。
標準仕様だけで大規模シーンの快適さを保証するものではありません。Lumen、テクスチャ、アセットの規模に応じて使用メモリとVRAMを確認し、必要なら容量を増やした見積もりで判断してください。
基本価格は699,980円(税込・送料別)です。学習や小規模な制作から始める場合は、この記事のほかの候補と、必要な処理に対して予算が過大にならないかを比較しましょう。



32GBメモリと2TB SSDが標準ですが、大きなプロジェクトには追加容量が必要な場合もあります。制作内容から総額を判断してください。
価格・在庫・標準構成は2026年11月4日に公式商品ページで確認しました。送料や構成変更料金は別です。購入前に最新の見積総額と出荷予定をご確認ください。
【32GBへの変更込みで比較】GALLERIA XPR7A-R57-GD(Ryzen 7 7700搭載)
- CPU:AMD Ryzen 7 7700(8コア16スレッド)
- GPU:GeForce RTX 5070 12GB
- メモリ:16GB DDR5-4800
- ストレージ:1TB Gen4 SSD
- 価格:338,880円(税込)(2026年11月4日確認・送料別)
Ryzen 7 7700、RTX 5070 12GB、SSD 1TBを搭載しています。標準メモリは16GBで、Epic公式推奨の32GBを下回ります。
本体価格だけで比較せず、メモリを32GBへ変更する費用を加えた総額を確認してください。SSD 1TBが十分かどうかも、使う教材や素材の容量で変わります。
メモリの構成変更料金は選択内容や時期で変わります。過去のキャンペーン価格を前提にせず、購入時のカスタマイズ画面で見積もってください。
32GBへ変更した総額と、32GBを標準搭載するモデルの価格を並べて比較します。CPUやGPU、SSDも揃えて判断してください。



学習内容によって必要な容量は変わります。標準16GBで十分と決めつけず、公式推奨の32GBを基準に、購入時の構成変更を検討しましょう。
※価格・在庫は変動します。最新はドスパラ公式サイトでご確認ください。
| モデル | CPU | GPU | メモリ | ストレージ | 価格(税込) | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| GALLERIA XDR7A-R57-GD(9800X3D) | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5070 12GB | 32GB | 1TB Gen4 | 469,980円(税込) | 個人でゲームを作りきりたい |
| GALLERIA XMC9A-R58-GD | Core Ultra 9 285K | RTX 5080 16GB | 32GB | 2TB Gen4 | 699,980円(税込) | CPU・GPUを使う映像や3D制作 |
| GALLERIA XPR7A-R57-GD(Ryzen 7 7700搭載) | Ryzen 7 7700 | RTX 5070 12GB | 16GB | 1TB Gen4 | 338,880円(税込) | 32GBへの変更費用込みで比較したい |
- UE5にメモリ32GBは必須ですか?16GBでは動きませんか?
-
Epic公式の推奨は32GBです。16GBで使える範囲はプロジェクトや併用アプリによって変わり、すべての教材が動くとは保証できません。新規購入なら32GBを基準に比較してください。
- UE5のグラフィックボードはどれくらい必要ですか?
-
UE5.8の公式推奨はVRAM 8GB以上とDirectX 12対応GPUです。最新の安定版ドライバも確認してください。
NaniteはSM6.6 atomicsなど、Lumenは描画方式ごとの条件があります。GPU名やVRAM容量だけで判断せず、上記の公式要件と技術資料で対応を確認します。
当サイトの個人開発向け購入目安はVRAM 12GB以上です。公式の必須値ではなく、素材や解像度に応じて調整する目安としてください。
- プロジェクトを開くたびに待たされるのは、どのパーツを強化すれば改善しますか?
-
まずシェーダーコンパイル、素材の読み込み、キャッシュ生成のどこで待っているか確認します。コンパイルは複数CPUコアを利用しますが、すべての起動待ちがCPU交換で短くなるわけではありません。
- UE5にSSDはどれくらいの容量が必要ですか?
-
当サイトの購入目安は1TB、素材やプロジェクトを多く保存するなら2TBも候補です。公式の最低容量ではありません。エンジン、プロジェクト、キャッシュの合計を見積もり、SSDの空きを確保してください。
まとめ|UE5は「担当パーツ」で考えると構成が決まる
- 公式推奨:Windows 11/クアッドコア2.5GHz以上/メモリ32GB/ビデオメモリ8GB以上
- コンパイル待ちはCPUの並列処理が関わる。必要コア数は作業内容と待ち時間で比較する
- NaniteとLumenはGPU・VRAM・APIの条件を、使う版と描画方式ごとに確認する
- キャッシュとプロジェクトの容量を見積もる。当サイトの購入目安はSSD 1TB、素材が多ければ2TBも検討
Unreal Engine 5のスペックは、公式推奨のメモリ32GBを基準に、使う描画機能と保存容量を確認して選びます。コンパイルを重視するならCPU、シーン表示を重視するならGPUも比較しましょう。
目的別に整理すると、次の3台が目安になります。
- 32GBへの変更込みで比較するなら:GALLERIA XPR7A-R57-GD(Ryzen 7 7700搭載・338,880円・税込)
- CPU・GPUを使う映像や3D制作:GALLERIA XMC9A-R58-GD(699,980円・税込)
- 32GBと1TBを標準で選ぶなら:GALLERIA XDR7A-R57-GD(9800X3D搭載・469,980円・税込)
\32GB+1TBが最初から/
※価格・在庫は変動します。最新はドスパラ公式サイトでご確認ください。










