RTX 5060とRX 9060 XTは、ドスパラの完成品なら、同じCPU・メモリ・SSDの2台で1万円台の差に収まる、価格の近いグラフィックボードです。
分かれ道は、VRAM(グラフィックボードのメモリ)の容量と、遊ぶ画面の解像度です。この記事で見るドスパラの完成品は、RTX 5060が8GB、RX 9060 XTが16GBです。
NVIDIAとAMDの公式ページで仕様を確かめ、ドスパラの商品ページで、同じ条件の価格差と3DMarkのスコアを比べます。
ゲームのfpsを私たちが測った数字は載せていません。公式の情報と価格は11月5日に確認しました。
- フルHD中心なら、VRAM 8GBのRTX 5060から比べる
- WQHDや高画質も遊ぶなら、VRAM 16GBのRX 9060 XTも比べる
- RX 9060 XT 16GB機は、ドスパラの同条件2組で10,000円と15,000円高い
- DLSS 4とFSR 4は、遊ぶゲームが対応しているかを先に確かめる
- RX 9060 XTには8GB版もあるので、16GBかどうかを必ず見る
RTX 5060とRX 9060 XTはどっち?フルHDとWQHDの結論
先に結論です。遊ぶ画面がフルHD(1920×1080)中心なら、VRAM 8GBのRTX 5060から比べるのが、選びやすい順番です。
WQHD(2560×1440)や高画質の設定も遊びたいなら、VRAMが16GBのRX 9060 XTも並べて比べます。
この目安の根拠は、メーカーの公式ページです。NVIDIAのRTX 5060のページでは、性能の比較が1080pの条件で書かれています。
同じページのRTX 5060 Tiの比較は、1440pの条件です。AMDのRX 9060 XT 16GBのページには、1440p Ultraの条件の項目があります。
どちらもメーカーが選んだ条件で、2枚を同じ条件で比べた結果ではありません。同じ条件のfpsは私たちも測っていないため、優劣は決めず、選ぶ順番の目安として読んでください。
WQHDのモニターで遊ぶ時のスペックの目安は、WQHD 144Hzに必要なスペックの記事で、グラフィックボード別にまとめています。
VRAM 8GBと16GBの違い|差が出る条件と出にくい条件

VRAMは、グラフィックボードが持つ専用のメモリです。ゲームの画像データなどを置く作業台のようなもので、容量が大きいほど、データを一度に広げて置きやすくなります。
NVIDIAとAMDの公式ページに載る仕様を並べました。RX 9060 XTは、AMDの公式ページに16GB版と8GB版の両方が載っています。
| 項目 | RTX 5060 | RTX 5060 Ti | RX 9060 XT 16GB | RX 9060 XT 8GB |
|---|---|---|---|---|
| VRAM容量 | 8GB | 16GB(8GB版もあり) | 16GB | 8GB |
| メモリの種類 | GDDR7 | GDDR7 | GDDR6 | GDDR6 |
| メモリバス幅 | 128-bit | 128-bit | 128-bit | 128-bit |
| 消費電力 | 145W | 180W | 160W | 150W |
| 公式の推奨電源 | 550W | 600W | 450W | 450W |
出典:NVIDIA公式(RTX 5060ファミリー)・AMD公式(RX 9060 XT 16GB)・AMD公式(RX 9060 XT 8GB)(11月5日確認)。
消費電力はNVIDIAが「Total Graphics Power」、AMDが「標準ボード電力」の値です。推奨電源はNVIDIAが「システム要件 電力」、AMDが「PSU の推奨最低要件」の値です。
RX 9060 XTは、AMDの公式ページに16GB版と8GB版が別々に載っています。名前が同じでもVRAMが違うので、商品ページのGPU欄に「16GB」とあるかを確かめます。
公式の必要スペックで見る、8GBと12GBの違い
Steamの公式ストアページには、ゲームの必要スペックが載っています。VRAMの容量が書かれた2本のゲームを、11月5日に見ました。
| ゲーム・段階 | NVIDIAのGPU | AMDのGPU | 条件 |
|---|---|---|---|
| モンスターハンターワイルズ(推奨) | RTX 2060 Super(VRAM 8GB) | RX 6600(VRAM 8GB) | グラフィック「中」で1080p・60fps(フレーム生成を使用) |
| インディ・ジョーンズ/大いなる円環(最低) | RTX 2060 SUPER(8GB) | RX 6600(8GB) | Low・1080p(ネイティブ)・60fps |
| インディ・ジョーンズ/大いなる円環(推奨) | RTX 3080 Ti(12GB) | RX 7700 XT(12GB) | High・1440p(ネイティブ)・60fps |
出典:Steam公式ストアページのモンスターハンターワイルズとインディ・ジョーンズ/大いなる円環(11月5日確認)。表記は要約しています。
この2本の公式の表では、フルHD・中〜低設定の段階にVRAM 8GBのGPUが並びます。WQHD・高設定の推奨には、VRAM 12GBのGPUが並びます。
解像度と画質を上げるほど、公式が挙げるGPUのVRAMも増えるゲームがある、ということです。16GBが必須という記載は、確認した範囲でこの2本に見当たりませんでした。
VRAMが同じ16GBでも、性能は同じではありません。ドスパラが載せるTime Spyは、RTX 5060 Ti 16GBが14,536、RX 9060 XT 16GBが14,863です。
VRAM 8GBをめぐる議論は、RTX 5070とRTX 5060 Tiを比べた記事でも取り上げています。

VRAMが多いほど速い、という意味ではありません。解像度と画質を上げたゲームで、データを置く広さが足りるかどうかの話です。
ドスパラの完成品で比べる価格差|同じCPU・メモリ・SSDの2組
ドスパラの商品ページから、RTX 5060とRX 9060 XT 16GBを載せた完成品のうち、CPU・メモリ・SSD・電源が同じ2組を選びました。価格は11月5日に確認した税込の値で、毎日変わることがあります。
2組に共通する構成は、Ryzen 7 5700X・メモリ16GB(DDR4-3200)・500GB SSD(M.2 NVMe Gen4)・650W電源(80PLUS BRONZE)・Windows 11 Homeです。
| 組(共通の構成) | RTX 5060 | RX 9060 XT 16GB | RX 9060 XTの差額 |
|---|---|---|---|
| THIRDWAVE(Ryzen 7 5700X) | 189,980円 AD-R7X56A-01W | 199,980円 AD-R7X96G-01W | +10,000円 |
| GALLERIA(Ryzen 7 5700X) | 218,880円 XGR7M-R56-WL | 233,880円 XGR7M-96XT16G-WL | +15,000円 |
出典:ドスパラの各商品ページ(11月5日確認)。価格は税込です。
RTX 5060からRX 9060 XT 16GBに替えると、THIRDWAVEは10,000円、GALLERIAは15,000円の差額です。2組とも、差額は1万円台に収まっています。
ディスプレイ出力は違います。RTX 5060の機種はHDMI×1とDisplayPort×3、RX 9060 XT 16GBの機種はHDMI×1とDisplayPort×2です。複数のモニターをつなぐ人は、ここも確かめます。
メモリは、どの機種も標準が16GBを1枚で載せる構成です。THIRDWAVEの2機種は、16GB(8GB×2)に変えるオプションを+5,000円で選べます。
3DMarkのスコアで見る、グラフィック性能の差
ドスパラの商品ページには、基本構成時の3DMarkのスコアが載っています。Time Spyは、DirectX 12向けのベンチマークで、グラフィックボードの能力を重点的にテストするものと、ドスパラの解説ページに書かれています。
| テスト | RTX 5060 | RX 9060 XT 16GB | RTX 5060 Ti 16GB |
|---|---|---|---|
| Time Spy | 12,824 | 14,863 | 14,536 |
| Fire Strike | 31,487 | 31,738 | 33,952 |
| Fire Strike Ultra | 8,388 | 9,529 | 9,575 |
出典:ドスパラの各商品ページとドスパラのTime Spy解説ページ(11月5日確認)。基本構成時の値で、THIRDWAVEとGALLERIAで同じGPUは同じ値です。太字は、行の中で最も高い値です。
RX 9060 XT 16GBのTime Spyは、RTX 5060より2,039高く、割合では約16%です。Fire Strike Ultraは1,141高く、約14%です。Fire Strikeは251の差で、ほぼ同じ値です。
RTX 5060 Ti 16GBとは、テストによって順位が入れ替わります。Time SpyはRX 9060 XT 16GB、Fire StrikeとFire Strike UltraはRTX 5060 Ti 16GBが上です。
3DMarkのスコアは、ゲームのfpsではありません。ゲームでの差を約束する数字ではない点に注意してください。
ほかのグラフィックボードとの性能の比較はGPU性能比較の記事に、RTX 5060の評価はRTX 5060の性能と8GBの評価の記事にまとめています。
DLSS 4とFSR 4の違い|対応ゲームの確かめ方


DLSS 4はNVIDIA、FSR 4はAMDの技術です。どちらも、低い解像度で描いた画面から、高い解像度の画面を作り直す(アップスケーリング)働きが中心です。
| 項目 | DLSS 4(NVIDIA) | FSR 4(AMD) |
|---|---|---|
| 対応するグラボ | GeForce RTX 50シリーズはMulti Frame Generationに対応 | Radeon RX 9000シリーズで登場。FSR Upscaling 4はRX 7000・RX 6000も対象 |
| 公式の最近の発表 | 2026年1月5日:250以上のゲームで利用可能 | 2026年10月20日:FSR Upscaling 4.1をRX 6000などへ拡大 |
出典:NVIDIAの発表(2025年1月6日)・NVIDIAの発表(2026年1月5日)・AMDの発表(2026年10月20日)(11月5日確認)。
NVIDIAは2025年1月6日の発表で、DLSS 4がGeForce RTX 50シリーズ向けにMulti Frame Generationを加えたと説明しています。描いた1コマごとに、最大3コマを追加で作る機能です。
NVIDIAの2026年1月5日の発表には、「DLSS 4 Is Available In Over 250 Games」とあります。DLSS 4を使えるゲームは、250以上ということです。
AMDの2026年10月20日の発表によると、FSR 4は2025年にRadeon RX 9000シリーズ専用で登場しました。2026年7月にFSR Upscaling 4.1がRX 7000へ、10月20日にRX 6000などへ広がっています。
GPUOpenのFSR Upscaling 4のページでは、対象がRX 9000・RX 7000・RX 6000シリーズと書かれています。このページに、RTX 5060が対象に含まれる記載は、確認した範囲で見当たりませんでした。
DLSS 4もFSR 4も、遊ぶゲームが対応していなければ使えません。買う前に、遊ぶゲームの公式の情報で、対応を確かめます。
ドスパラのおすすめ3台|RTX 5060・RX 9060 XT・RTX 5060 Ti
選んだ基準は、CPU・メモリ・SSD・電源が同じで、GPUだけが違うTHIRDWAVEの3機種です。この3機種で、ゲームのfpsを確かめたわけではありません。
リンク先の商品名には、『Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版』という表記がつきます。
3機種に共通する構成は、Ryzen 7 5700X・メモリ16GB(DDR4-3200)・500GB SSD・650W電源・Windows 11 Homeです。ケースはX3-03 WHのミニタワー(MicroATX)です。
【最も安い・VRAM 8GB】THIRDWAVE AD-R7X56A-01W


- CPU:Ryzen 7 5700X
- GPU:RTX 5060 8GB(GDDR7)
- メモリ:16GB(16GB×1・DDR4-3200)
- SSD:500GB(M.2 NVMe Gen4)
- 電源:650W(80PLUS BRONZE)
- ディスプレイ出力:HDMI×1・DisplayPort×3
3機種の中で価格が最も低く、RTX 5060を載せた機種です。同じ構成のRX 9060 XT 16GB機より、10,000円低くなります。
Time Spyは12,824です。RTX 5060の公式の推奨電源は550Wで、この機種の電源は650Wです。
189,980円(税込)



まず価格を抑えて、フルHD中心で遊ぶ人が比べやすい1台です。VRAMは8GBなので、遊ぶゲームの必要スペックは見ておきましょう。
\価格・在庫は公式ページで確認/
【VRAM 16GB・差額+10,000円】THIRDWAVE AD-R7X96G-01W


- CPU:Ryzen 7 5700X
- GPU:RX 9060 XT 16GB(GDDR6)
- メモリ:16GB(16GB×1・DDR4-3200)
- SSD:500GB(M.2 NVMe Gen4)
- 電源:650W(80PLUS BRONZE)
- ディスプレイ出力:HDMI×1・DisplayPort×2
RX 9060 XT 16GBを載せた機種で、VRAMは16GBです。同じ構成のRTX 5060機より、10,000円高くなります。
Time Spyは14,863で、RTX 5060の12,824より2,039高い値です。ディスプレイ出力はDisplayPort×2です。
199,980円(税込)



WQHDや高画質の設定も遊びたい人が、まず比べる1台です。差額は10,000円なので、VRAMの余裕に価値を感じるかで決めます。
\価格・在庫は公式ページで確認/
【一段上・RTX 5060 Ti 16GB】THIRDWAVE AD-R7X56C-01W


- CPU:Ryzen 7 5700X
- GPU:RTX 5060 Ti 16GB(GDDR7)
- メモリ:16GB(16GB×1・DDR4-3200)
- SSD:500GB(M.2 NVMe Gen4)
- 電源:650W(80PLUS BRONZE)
- ディスプレイ出力:HDMI×1・DisplayPort×3
RTX 5060 Tiを載せた機種で、VRAMは16GBです。RX 9060 XT 16GB機より、20,000円高くなります。
Time Spyは14,536、Fire Strikeは33,952です。公式の推奨電源は600Wで、この機種の電源は650Wです。
219,980円(税込)



VRAM 16GBのまま、予算に余裕がある人向けの1台です。RTX 5060 Tiには8GB版もあるので、16GBの表記は必ず確かめましょう。
\価格・在庫は公式ページで確認/
おすすめ3台のスペック比較
| 項目 | AD-R7X56A-01W | AD-R7X96G-01W | AD-R7X56C-01W |
|---|---|---|---|
| 価格(税込) | 189,980円 | 199,980円 | 219,980円 |
| GPU | RTX 5060 | RX 9060 XT 16GB | RTX 5060 Ti 16GB |
| VRAM | 8GB(GDDR7) | 16GB(GDDR6) | 16GB(GDDR7) |
| Time Spy | 12,824 | 14,863 | 14,536 |
| Fire Strike | 31,487 | 31,738 | 33,952 |
| ディスプレイ出力 | HDMI×1・DP×3 | HDMI×1・DP×2 | HDMI×1・DP×3 |
| 公式の推奨電源 | 550W | 450W | 600W |
| この機種の電源 | 650W | 650W | 650W |
出典:ドスパラの各商品ページ(11月5日確認)と、NVIDIA・AMDの公式ページ。3DMarkのスコアは基本構成時の値です。
3機種とも電源は650Wで、NVIDIAとAMDが示す推奨電源(550W・450W・600W)を上回る数字です。
\VRAM 16GBで比べるならこのPC/
RTX 5060とRX 9060 XTに関するよくある質問
- RTX 5060とRX 9060 XTは、ドスパラでいくら違いますか?
-
同じCPU・メモリ・SSDの2組で、RX 9060 XT 16GB搭載機は、THIRDWAVEが10,000円、GALLERIAが15,000円高くなります(11月5日確認)。
価格は毎日変わることがあるため、買う前にドスパラの商品ページで確かめてください。
- RX 9060 XTには、VRAMが違う版がありますか?
-
AMDの公式ページに、RX 9060 XTの16GB版と8GB版が別々に載っています。メモリバス幅は、どちらも128-bitです。
ドスパラの商品ページでは、GPU欄に「16GB」と書かれているかを確かめます。
- RTX 5060のVRAMは何GBですか?
-
NVIDIA公式のページでは、RTX 5060のVRAMは8GB(GDDR7)です。RTX 5060 Tiには、16GB版と8GB版があると書かれています。
- RTX 5060とRX 9060 XTに必要な電源は何Wですか?
-
NVIDIAのページでは、システム要件の電力がRTX 5060で550W、RTX 5060 Tiで600Wです。AMDのページでは、RX 9060 XTの推奨最低要件が、16GB版も8GB版も450Wです。
このページで紹介したドスパラの3機種は、どれも650W電源です。
- DLSS 4とFSR 4は、どちらのグラフィックボードで使えますか?
-
DLSS 4はNVIDIAの技術で、RTX 5060のページに機能が載っています。FSR 4は、AMDの発表でRadeon RX 9000シリーズ専用で登場した技術と書かれています。
RTX 5060がFSR Upscaling 4の対象に含まれる記載は、確認した範囲で見当たりませんでした。遊ぶゲームの対応を確かめます。
まとめ|買う前に解像度・遊ぶゲーム・16GBの表記を確かめる
RTX 5060とRX 9060 XTで迷ったら、次の順番で確かめると決めやすくなります。
- 遊ぶ画面の解像度(フルHDかWQHDか)を先に決める
- 遊ぶゲームの公式の必要スペックで、VRAMの目安を見る
- RX 9060 XTを選ぶ時は、商品ページのGPU欄に「16GB」とあるか見る
- DLSS 4・FSR 4に、遊ぶゲームが対応しているか確かめる
- 買う直前に、ドスパラの価格と在庫を見る(11月5日時点)
公式の情報や商品ページは、更新で変わる可能性があります。買う前に、NVIDIA・AMDの公式ページとドスパラの商品ページで、最新を確かめてください。
確認日:2026年11月5日(NVIDIA・AMDの公式ページ、Steam公式ストアページ、ドスパラの各商品ページ)
参考にした情報:NVIDIA公式(RTX 5060ファミリー)、AMD公式(RX 9060 XT 16GB)、AMD公式(RX 9060 XT 8GB)、ドスパラのTime Spy解説。
ほかのゲームの必要スペックは、ゲームの推奨スペック一覧にまとめています。
- 価格を抑えるなら:THIRDWAVE AD-R7X56A-01W(RTX 5060・VRAM 8GB)
- VRAM 16GBで比べるなら:THIRDWAVE AD-R7X96G-01W(RX 9060 XT 16GB)
- 予算に余裕があるなら:THIRDWAVE AD-R7X56C-01W(RTX 5060 Ti 16GB)
\11月5日時点で在庫あり/
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