Grok 4.7とは?無料で使える?料金・性能と使える場所を解説

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Grok 4.7とは?無料で使える?料金・性能と使える場所を解説

Grok 4.7が2026年9月に公開され、名前だけは見かけたという方も多いはずです。

ただ、調べてみると出てくるのは開発者向けの解説ばかり。「結局いくらかかるの?」「無料で試せないの?」という肝心なところが分かりにくいですよね。

この記事では、Grok 4.7を「何者か・無料で使えるか・いくらかかるか・自分のPCで動くか」の4点に絞って整理します。数値はすべて2026年9月23日時点の公式発表と公式ドキュメントで確認したものです。

この記事の結論
  • Grok 4.7はSpaceXAIが公開したコーディング向けの新しいAIモデル
  • Grok 4.6と同じ価格・同じ速度で提供すると公式が明言している
  • 入口はGrok Build・Cursor・GitHub Copilot・xAI APIの4系統
  • 一般向けのGrokアプリで使えるかは公式に案内されていない
  • クラウド専用のため、自分のPCに入れて動かすことはできない
目次

Grok 4.7とは?SpaceXAIが公開したコーディング向けの新しいAIモデル

Grok 4.7とは、SpaceXAIが現地時間2026年9月21日に公開した大規模言語モデルです。

公式発表では、コーディングやエージェント的な作業、知識労働に向けたフロンティアモデル(=その時点で最先端に位置するモデル)と位置づけられています。

エージェント的な作業とは、AIが指示を受けたあと複数の手順を自分で進めることです。ファイルを読み、コードを直し、動作を確かめる。その一連の流れをまとめて任せる使い方を想定しています。

SpaceXAIが挙げたGrok 4.6からの改善点は、次の4つです。

  • ベースモデルの大型化:新しく、より大きいベースモデルを採用した
  • 長いタスクでの訓練:より長いタスクの強化学習で鍛えられている
  • Grok Botへの対応強化:Grok Botの仕組みを最初から理解するよう訓練された
  • 自己検証の向上:自分の出した答えを自分で確かめる力が上がった

そのうえで公式は、Grok 4.6と同じ価格・同じ速度で提供すると明言しています。性能が上がった分だけ値上げ、という形にはなっていません。

新しいモデルが出ると値上がりを身構えてしまいますが、Grok 4.7は据え置きです。費用を気にせず、まず触ってみやすいタイミングだと思います。

Grok 4.7は無料で使える?入口ごとの料金と使える場所

Grok 4.7を使える4つの入口と、無料枠と従量課金の違いを示したイメージ図

よくある疑問:Grok 4.7って、どこかで無料のまま試せるの?

答えは入口によって違うです。Grok 4.7は単体のサービス名ではなく、いろいろなサービスから呼び出せる「中身」だからです。

公式ドキュメントが挙げている提供先を、費用の形で整理すると次のようになります(2026年9月23日時点)。

Grok 4.7の入口費用の形無料で試せるか備考
Grok Build無料枠+従量課金枠の範囲で試せるGrok 4.7が既定モデル
Cursor各プランの料金プラン次第全プランで利用可能
GitHub Copilot従量課金(提供元の定価)有料プラン向けPro・Pro+・Max・Business・Enterprise
xAI API完全な従量課金無料枠の案内なしAPIキーを取得して使う
モデルゲートウェイ各サービスの料金各サービス次第OpenRouter・Vercel・Cloudflare

つまり、いちばん手前にある無料の入口はGrok Buildの無料枠です。ここではGrok 4.7がコーディングエージェントの既定モデルとして用意されています。

コーディングエージェントとは、指示を出すとコードの修正まで自分で進めてくれる道具のことです。モデルゲートウェイは、複数社のAIを同じ窓口から呼べるようにする中継サービスを指します。

ただし、ひとつ落とし穴があります。高速版のGrok 4.7 Fastは、Grok Buildの無料枠には含まれません。

Grok 4.7 Fastは同じモデルを速いインフラで動かすもので、通常の2倍のトークン単価で課金されると公式ドキュメントに書かれています。使えるのはCursorとGrok Buildだけです。

xAI APIの料金は2段階|20万トークンを超えると単価が2倍

自分のプログラムからGrok 4.7を呼ぶ場合は、xAI APIの従量課金になります。料金は送るプロンプトの長さで2段階に分かれます。

プロンプトの長さ入力キャッシュ入力出力
20万トークン未満$2.00$0.50$6.00
20万トークン以上$4.00$1.00$12.00

いずれも100万トークンあたりの金額です。キャッシュ入力は、同じ文章をもう一度送るときに適用される割引価格を指します。

気をつけたいのは切り替わり方です。20万トークンに届くと、超えた分だけでなくリクエスト全体が高いほうの単価で計算されます。

長い資料を丸ごと投げ込むと、気づかないうちに単価が2倍になるということです。トークンの数え方そのものがあいまいな方は、AIのトークンと料金の仕組みもあわせてどうぞ。

なお、ビジネス+ITは入力100万トークンあたり$2.00を、1ドル156円換算で約310円と紹介しています。為替で動くため、感覚をつかむための目安として見てください。

あわせて知っておきたいのが、一度に読ませられる長さ(コンテキストウィンドウ)です。

公式ドキュメントでは最大50万トークンとされています。一方でCursorの公式ドキュメントは、標準は25万6千トークンで、長文モードのときに50万トークンまで伸びると説明しています。

50万トークンはあくまで上限で、どのサービスでも常にその長さで使えるとは限らないということです。しかも20万トークンを超えれば単価は2倍になります。長く投げられること自体が、そのまま得になるわけではありません

GitHub CopilotでGrok 4.7を使う条件|対象プランと段階的な展開

GitHubは2026年9月21日から、GitHub CopilotでGrok 4.7を選べるようにしたと公式のChangelogで発表しました。

対象はCopilot Pro・Pro+・Max・Business・Enterpriseです。課金は提供元の定価による従量課金で、Copilotの月額とは別にかかります。

使える環境はVisual Studio Code、Visual Studio、Copilot CLI、JetBrains、Xcode、Eclipseなど幅広く用意されています。

ただし展開は段階的に進むため、対象プランでもすぐ一覧に出てこないことがあります。Business・Enterpriseでは管理者がモデルポリシーで利用可否を決められる点も、会社で使う方は覚えておくと迷いません。

Grok 4.7を試し始めるときの順番

どこから触るか迷ったら、費用のかからない順に進めるのが安全です。

STEP
Grok Buildの無料枠で動かしてみる

Grok 4.7がコーディングエージェントの既定モデルなので、モデルを選び直さなくてもそのまま試せます。高速版のGrok 4.7 Fastだけは無料枠の対象外なので選ばないでおきましょう。

STEP
普段のエディタで使うならCursorかGitHub Copilot

CursorはGrok 4.7を全プランで選べます。GitHub CopilotはPro以上のプランで、モデル一覧から選ぶ形です。一覧に出てこないときは、段階的な展開の途中である可能性があります。

STEP
自分のプログラムから呼ぶならxAI API

コンソールでAPIキーを取得すると、Grok 4.7を自分のプログラムから呼べます。長い資料を送る予定があるなら、20万トークンで単価が切り替わる点を先に確かめておくと安心です。

普段のGrokアプリで使えるかは公式に案内されていない

いちばん気になるのは、普段使っているGrokのチャット画面でGrok 4.7を選べるのかどうかでしょう。

ここは正直に書きます。2026年9月23日時点で、公式発表と公式ドキュメントのどちらにも、grok.comやGrokのスマートフォンアプリでの提供は書かれていません。

書かれていないだけで、使えないと決まったわけではありません。今後追加される可能性は十分あるので、最新の案内は公式サイトで確認してください。

Grok 4.6から何が変わった?Grok 4.7の公式ベンチマークを読む

公式が示した8つのスコアと、Grok 4.6からの伸び

SpaceXAIは公式発表ページでGrok 4.7のスコアを公開しています。見慣れない名前が並ぶので、何を測るものなのかを添えて並べます。

ベンチマーク測っているものGrok 4.7
CursorBench 4.0長時間のコーディング46.3%
DeepSWE v1.1ソフトウェア開発の課題71.0%
Terminal-Bench 4.0端末の上での作業38.0%
EEBench電気工学の知識64.0%
Harvey Legal Agent Benchmark法務のエージェント作業19.6%
HealthBench Professional医療の専門タスク56.7%
AA Briefcase v1.1知識労働(Elo)1,657
GDPval専門職のタスク(Elo)1,695

伸びが分かりやすいのはコーディング系です。公式が示したGrok 4.6との比較では、CursorBench 4.0は40.4%から46.3%へ、Terminal-Bench 4.0は20.3%から38.0%へ上がりました。

Grok 4.6からGrok 4.7へのスコア変化(公式発表値)CursorBench 4.0(Grok 4.6)40.4%CursorBench 4.0(Grok 4.7)46.3%Terminal-Bench 4.0(Grok 4.6)20.3%Terminal-Bench 4.0(Grok 4.7)38%

とくにTerminal-Bench 4.0はほぼ倍です。長い手順を最後までやり切る力が上がったという公式の説明と、数字の動きが一致しています。

GPT-5.6 Sol・Claude Fable 5.1とGrok 4.7の位置関係

他社モデルとの比較も見ておきましょう。CursorBench 4.0では、Grok 4.7の46.3%がGPT-5.6 Solの41.7%を上回りました。

Impress Watchは見出しで「価格はSolの半分以下」と伝えています。OpenAI側の最新の動きが気になる方は、GPT-6 Astraとは?の記事もあわせてどうぞ。

ただしすべての指標で最上位というわけではありません。専門職のタスクを測るGDPvalのEloは、Grok 4.7が1,695で、Claude Fable 5.1の1,735に次ぐ2位でした。

得意な領域がモデルごとに違う、と捉えるのが実態に近いはずです。

第三者評価が示した数字と、設定で結果が変わる点

独立した評価機関のArtificial Analysisも計測結果を公開しています。同社の知能指数でGrok 4.7は46、AA-Briefcaseは1,657 Eloで、Grok 4.6から+111ポイントの伸びでした。

ここで押さえたいのが計測条件です。この数字は、考える深さを表すreasoning effortを最も高いxhighに設定したときの値です。

Grok 4.7はlow・medium・high・xhighの4段階から深さを選べます(既定はhigh)。同じモデルでも設定を変えれば結果は変わるため、公開されたスコアは「その設定での値」と読むのが正確です。

Grok 4.7は自分のPCで動かせる?必要なPCスペックの考え方

Grok 4.7はクラウド側で動き、モデル本体は手元のPCに渡らないことを示したイメージ図

クラウド専用なので、Grok 4.7はローカルでは動かない

結論から書きます。Grok 4.7を自分のPCにダウンロードして動かすことはできません。

SpaceXAIが用意しているのはAPIや各サービス経由での利用だけで、モデルの重み(=AIの中身にあたるデータ)は配布されていないためです。

ローカルAIの世界では、配布されたモデルをGGUFなどの形式で手元に落として動かします。Grok 4.7にはその入口がそもそもありません。

仮に配布されていたとしても、最大50万トークンという長さを個人のPCで扱うのは現実的ではありません。長い文章を保持するほど大量のメモリが要り、家庭用GPUの容量ではまず足りないからです。

Grok 4.7を使う側のPCに求められるもの

裏を返すと、Grok 4.7を使うためにGPUを買い足す必要はありません。計算はすべてクラウド側で行われるからです。

必要なのは、安定したネット環境と、対応するエディタやブラウザが快適に動く程度のPC。ごく一般的なノートPCでも足ります。

高性能なGPUが要るのは、モデルを自分の手元で動かす場合です。その線引きを具体的に知りたい方は、ローカルLLMに必要なVRAMとGPUの選び方が参考になります。

「AIを使うには高いPCが必要」と思われがちですが、クラウド型のAIなら関係ありません。お金をかける場所を間違えないようにしたいですね。

Grok 4.7とローカルAIの使い分け|どんな人に向いているか

では、どんなときにGrok 4.7を選び、どんなときにローカルAIを選ぶのか。判断の軸を整理します。

こんなときは向いている選択肢理由
長時間のコーディングを任せたいGrok 4.7長いタスクの遂行を狙って訓練されている
大量の資料をまとめて読ませたいGrok 4.7最大50万トークンまで扱える
ネットにつながらない場所で使いたいローカルAIクラウド型は常時接続が前提
データを外に出したくないローカルAI手元だけで完結させられる
毎月の費用を固定したいローカルAI従量課金は使った分だけ増える

費用の話をもう少し具体的にします。単価が安いことと、総額が安いことは別だからです。

Artificial Analysisの計測では、Grok 4.7はxhigh設定で1タスクあたりおよそ81,000トークンの出力を使いました。深く考えるほど出力は増え、その分だけ請求も増えます。

費用を抑えたいなら、reasoning effortをlowやmediumへ下げる選択肢があります。毎回いちばん深く考えさせる必要はないと覚えておくと、無駄が減ります。

もうひとつ、知識の鮮度にも注意が必要です。Grok 4.7の知識カットオフは2026年5月と公表されています。

それ以降の出来事は学習に含まれていないため、最新の話題を扱うときは自分で資料を渡す前提で使いましょう。

逆に、オフラインで動かしたい・費用を固定したいという理由でローカルAIを選ぶなら、GPUを積んだPCが要ります。電気代まで含めた実際の負担は、ローカルAIの電気代はいくら?GPU別の月額目安で確認できます。

\AI時代の相棒探し/

まとめ|Grok 4.7はどの入口から試すのが早いか

Grok 4.7を触ってみたいなら、無料枠のあるGrok Buildか、普段使っているエディタのモデル一覧から入るのがいちばんの近道です。

この記事のまとめ
  • 手っ取り早いのはGrok Buildの無料枠。Grok 4.7が既定モデル
  • 普段エディタを使うならCursor、会社ならGitHub Copilotから
  • 高速版のGrok 4.7 Fastは無料枠の対象外なので避ける
  • APIで長文を投げるなら、20万トークンの段階料金を先に確認
  • 深く考えさせる設定ほど出力が増え、請求もふくらむ

料金も提供先も動きの早い分野です。この記事の数値は2026年9月23日時点のもので、実際に使う前に公式サイトで最新の案内を確認してください。

迷ったら、無料枠のあるGrok Buildで一度動かしてみるのが早いです。触ってから費用を考えても遅くありません。

Grok 4.7のよくある質問

Grok 4.7は無料で使えますか?

入口によって違います。2026年9月23日時点では、Grok Buildに無料枠があり、その範囲でGrok 4.7を試せます。xAI APIやGitHub Copilot経由は従量課金で、無料枠の案内はありません。

Grok 4.7とGrok 4.7 Fastは何が違いますか?

公式ドキュメントによれば、モデルの中身は同じで、Grok 4.7 Fastはより速いインフラで動かしたものです。トークン単価は通常の2倍で、CursorとGrok Buildでのみ使えます。Grok Buildの無料枠には含まれません。

Grok 4.7を自分のPCにインストールできますか?

できません。Grok 4.7はモデルの重みが配布されていないクラウド専用のモデルで、公式の提供先もAPIや対応サービス経由に限られます。手元で動かしたい場合は、重みが公開されているローカル向けのモデルを選ぶことになります。

Grok 4.7を使うのに高性能なGPUは必要ですか?

必要ありません。計算はクラウド側で行われるため、手元のPCに求められるのは安定した通信と、エディタやブラウザが快適に動く程度の性能です。GPUが要るのは、AIを自分のPCで動かす場合です。

Grok 4.7とGPT-5.6 Solはどちらが優れていますか?

用途によります。公式発表ではCursorBench 4.0でGrok 4.7が46.3%、GPT-5.6 Solが41.7%でした。

一方、専門職タスクを測るGDPvalではClaude Fable 5.1が上位で、Grok 4.7は2位です。指標ごとに順位が入れ替わるため、自分の使い方に近い指標で見てください。

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この記事を書いた人

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