ゲーミングPCの値上がりは、いつまで続くのでしょうか。ドスパラの通常のGALLERIAは10月に値上がりし、TrendForceは10〜12月も上昇が続くと予測しています。
当サイトが価格を記録していた7機種は、10月9日までに10,000〜30,000円上がり、うち3機種は16日までにさらに15,000円上がりました。ドスパラ公式サイトでは、値上げのお知らせが見つかっていません(10月16日までの確認)。
この記事は10月20日に書き直しました。ドスパラの価格は同日に商品ページで取り直し、TrendForceの見通しは9月30日の発表文で確かめています。7〜9月の調査は、日付つきの記録として後半に残しています。
- 値上がりがいつ止まるか、公式に示された予定は確認できませんでした。
- TrendForceは10〜12月も、汎用DRAMの契約価格が前期比10〜15%上がると予測(9月30日発表)
- ドスパラの通常GALLERIAは10月に値上がりし、10月20日時点も値上げ後の価格が続いている
- PC向けSSDは上げ幅が抑えられる見通し。グラフィックス用メモリは上昇基調とされる
- 待てる人はセールとポイントを使い、今すぐ必要な人は構成と総額で決める
【10月20日時点】PCパーツ・ゲーミングPCの値上がりはいつまで?見通しの結論
結論から言うと、TrendForceは10〜12月も上昇が続くと見ていますが、汎用DRAMの上がり方は鈍るとしています。いつ下がるのかは、発表文にも書かれていません。
つまり「秋のうちに元の価格へ戻る」と期待するより、高止まりを前提に予算を組むほうが、外れにくい読み方です。ただし、これは当サイトの読み方であり、価格を保証するものではありません。
ドスパラの10月:9日と15〜16日に上がった機種と金額
当サイトが価格を記録しているドスパラの通常のGALLERIAは、10月8日から20日までに最大30,000円上がりました。10月20日の2時台に商品ページを見ると、4機種とも在庫ありで、価格は10月16日と同じでした。
| 型番 | CPU・GPU | 10月8日 | 10月20日 | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| XGR5M-R56-GD | Ryzen 5 7500F/RTX 5060 | 219,980円 | 229,980円 | +10,000円 |
| XGR5M-R56T16G-GD | Ryzen 5 7500F/RTX 5060 Ti 16GB | 239,980円 | 259,980円 | +20,000円 |
| XPR7A-R57-GD | Ryzen 7 7700/RTX 5070 | 299,980円 | 328,880円 | +28,900円 |
| XDR7A-R57-GD | Ryzen 7 9800X3D/RTX 5070 | 414,980円 | 444,980円 | +30,000円 |
いずれも税込の基本構成価格です。10月8日は当サイトの記録、10月20日はドスパラの商品ページで取り直した値です。XPR7A-R57-GDは、10月9日までに13,900円、16日までにさらに15,000円上がり、合計で28,900円でした。
全7機種の新旧価格や34周年記念モデルの上げ幅は、ドスパラ値上げはいつから?10月に2回、受賞記念モデル1機種も上昇にまとめています。値上げの理由は、ドスパラ公式サイトでは見つかっていません(10月16日までの確認)。
TrendForceの10〜12月の見通しをどう読むか(9月30日発表)
TrendForceは9月30日の発表で、10〜12月期の汎用DRAMの契約価格が前期比10〜15%、NAND型フラッシュの契約価格が15〜20%上がると予測しました。これは予測であり、確定した価格ではありません。
契約価格は、メモリメーカーとPCメーカーなどの大口の取引で決まる価格です。お店で売られるメモリやSSD、完成品PCの価格が、同じ幅で動くとは限りません。
PC向けのDRAMについて、発表文は2つの動きを並べています。ノートPCの在庫には部品高が反映され、最終製品の売れ行きには重しになっています。一方でPCメーカーは、2027年も供給が逼迫するとの見方から、調達を積極的に続けています。
グラボに載るグラフィックス用メモリは、GDDR6の生産縮小とGDDR7の供給制約から、上昇基調が続くとされています。
PC向けSSDは、PCブランドが主力モデルのSSD容量を減らして調達量が減っており、サプライヤーが価格に柔軟な姿勢をとるため、上げ幅は抑えられる見通しです。
PC向けDRAMの供給は、サーバー向けへ生産が移ることで、2027年に減る可能性があるとされています。メモリ製品のなかで前の四半期より上げ幅が大きくなると見られているのは、サーバー向けのエンタープライズSSDだけです。
出典:TrendForceの発表文(英語・2026年9月30日)。個人向けの店頭価格を予測したものではない点に注意してください。
待てる人・待てない人の判断軸(10月20日時点)
値上がりが続く見通しでも、待つか買うかの答えは人によって違います。手持ちのPCが動くかどうかと、買う期限があるかで分けると決めやすくなります。
- 今すぐ必要な人:構成と総額が決まった状態で選べる完成品が向いています。ドスパラの周年祭は10月30日(金)10:59までです
- 待てる人:価格が戻る保証はありません。セールの締切と、総額が予算に収まるかを見て、動く日を先に決めてください
- メモリやSSDだけ足す人:規格と枚数をそろえて比べます。メモリ単体の動きはメモリの価格高騰はいつまで?で追っています
買い時の考え方はゲーミングPCの買い時はいつ?、セールの締切日は締切順のセールまとめで整理しています。
【2026年9月1日時点の記録】PCパーツの値上がりは一律ではない|追跡4機種の価格
ここからは、2026年7月〜9月1日に記録した調査をそのまま残します。当サイトが追跡している完成品PC4機種は、2026年9月1日にドスパラ公式の商品ページで再確認しました。8月12日時点の記録と並べます。
| モデル | 2026年8月12日 | 2026年9月1日 | 差 |
|---|---|---|---|
| GALLERIA XGR5M-R56-GD | 214,980円 | 234,980円 | 20,000円高い |
| GALLERIA XPR7A-R56T16G-GD | 299,980円 | 289,980円 | 10,000円安い |
| GALLERIA XPR7A-R57-GD | 309,980円 | 299,980円 | 10,000円安い |
| GALLERIA RL7C-R35-5N(ノート) | 179,980円 | 179,980円 | 変わらず |
いずれも税込の基本構成価格で、送料・構成変更料金は含みません。注目したいのは方向がそろっていない点です。
エントリー帯のXGR5M-R56-GDは20,000円上がった一方、上位2機種は10,000円ずつ下がりました。同じメーカーの同じ時期でも、モデルによって値動きの向きは逆になります。
この記事の以降の内容は、7月〜8月前半に記録した調査結果です。過去の数値であることを前提に、現在の価格は必ず公式ページで確認してください。
【2026年8月前半の記録】CPU・グラボ・メモリ・SSDの価格推移
8月前半の調査ではパーツごとに値動きの向きが異なっていました。7月に上昇したCPUが下がる一方、グラフィックスカードは上昇が報じられています。以下は当時の記録です。
| パーツ | 8月前半の方向 | 具体例(調査時点) |
|---|---|---|
| CPU | 上昇から下落へ | Ryzen 5 9600Xが5,400円安の39,800円、Ryzen 7 7700X3Dが18,180円安の45,800円(7月25日〜8月1日調査) |
| グラフィックスカード | 上昇が続く | RTX 5070 Ti 16GBの最安値179,800円・直近30日で13.94%上昇(2026年8月12日に確認) |
| メモリ | 銘柄ごとに逆方向 | DDR5-4800 16GB×2が8,820円安の45,980円、DDR5-6000 16GB×2は11,000円高の60,980円(7月25日〜8月1日調査) |
| SSD | 特価と下落が目立つ | WD Blue SN5100 4TBが18,000円安の61,980円(7月25日〜8月1日調査) |
CPU・メモリ・SSDの数字は、AKIBA PC Hotline!の8月前半のCPU価格・メモリ価格・SSD価格から引いています。いずれも調査期間は2026年7月25日〜8月1日で、記事の公開は8月5〜6日です。
グラフィックスカードはGAZLOGの価格推移データベースを2026年8月12日に確認した値です。
メモリは見出しだけを読むと取り違えやすい部分です。DDR5-5600の16GB×2枚組は7月25日の調査時点で一時39,980円という当時の最安を付けましたが、8月1日にはその特価が終わっています。
同じ容量で8月1日時点の最安はDDR5-4800の45,980円、逆にDDR5-6000は11,000円上がりました。「メモリが安くなった」も「メモリが高い」も同時に成り立ちます。
完成品PCの価格記録(7月29日〜8月12日)
パーツと完成品PCの価格は、同じ方向に動くとは限りません。下表は当サイトが記録した7月29日と8月12日の比較です。10月の価格は、この記事の前半にあるドスパラの実例を参照してください。
| モデル | 7月29日の記録 | 8月12日の確認 | 差 |
|---|---|---|---|
| GALLERIA XGR5M-R56-GD | 224,980円 | 214,980円 | 10,000円安い |
| GALLERIA XPR7A-R56T16G-GD | 299,980円 | 299,980円 | 変わらず |
| GALLERIA XPR7A-R57-GD | 324,980円 | 309,980円 | 15,000円安い |
価格はすべて税込で、2026年8月12日に各商品ページで確認したものです。3台とも在庫があり、前回確認した8月11日からは動いていませんでした。
これは当サイトが追っている3台の観測であって、パソコンの相場全体がこう動いているという意味ではありません。実際、この3台のうちXGR5M-R56-GDは9月1日までに20,000円上がっています。
「上がるモデル」は8月中にも出ていました。当サイトが8月10日から見ているゲーミングノート、GALLERIA RL7C-R35-5Nです。
据え置きだったデスクトップ3台に対して、このノートだけが8月10日から8月11日にかけて20,000円上がりました。その後は9月1日時点まで179,980円で動いていません。
| 確認日 | GALLERIA RL7C-R35-5N の税込価格 |
|---|---|
| 2026年8月10日 | 159,980円 |
| 2026年8月11日 | 179,980円(20,000円高い) |
| 2026年8月12日 | 179,980円(変わらず) |
| 2026年9月1日 | 179,980円(変わらず) |
いずれの日もドスパラの商品ページで直接確認した税込価格で、在庫はどの時点でもありました。これも1台の動きなので、「ノートPC全体が値上がりに転じた」とは言えません。
同じメモリ容量でも枚数・構成を確認する
同じ日に気づいた点がもう1つあります。当サイトが各記事で紹介しているドスパラのモデル8台について、商品ページのメモリ欄をすべて見たところ、8台のうち7台が「16GB(16GB×1)」=メモリ1枚差しの構成でした。
2枚に分かれていたのはGALLERIA RL7C-R56-5Nの1台だけです(2026年8月11日確認)。
スペック表の上では、どちらも同じ「メモリ16GB」と書かれます。金額の欄だけを追っていると気づけませんが、相場が動いている時期は、価格が据え置きでも構成のほうが変わることがあります。容量に加えて枚数の欄も確認してください。
枚数の違いが何を意味するのか、買うときにどう判断するのかは「ゲーミングPCの買い時はいつ?安く買えるセール時期と狙い目を解説」で整理しています。
価格の確認履歴
| 確認日 | その時点で分かったこと |
|---|---|
| 2026年7月30日 | 7月11〜18日の調査でRyzenが最大35.1%上昇(Ryzen 5 8600Gが36,580円)。DDR5-6000 16GB×2枚組は49,980円まで下落 |
| 2026年8月10日 | 7月25日〜8月1日の調査でRyzenが下落へ転じる。グラボは上昇が続き、大容量メモリは続騰。ドスパラ3モデルは7月29日から下落または据え置き |
| 2026年8月11日 | ゲーミングノートGALLERIA RL7C-R35-5Nが159,980円→179,980円と20,000円上昇。デスクトップ3台は据え置き。紹介中の8モデル中7モデルがメモリ1枚差し(16GB×1)だった |
| 2026年8月12日 | デスクトップ3台とゲーミングノートRL7C-R35-5Nはいずれも前日から据え置き。グラボはRTX 5070 Ti 16GBの最安値が179,800円・直近30日で13.94%上昇 |
| 2026年9月1日 | 追跡4機種を再確認。XGR5M-R56-GDが20,000円上昇、XPR7A-R56T16G-GDとXPR7A-R57-GDが各10,000円下落、RL7C-R35-5Nは据え置き |

「値上がり」と一言でまとめず、パーツごと・モデルごとに向きを分けて見るのが、この相場では確実です。
【7月末の記録】2026年7月、PCパーツの価格はどう動いたか
ここからは1つ前の調査、2026年7月時点の記録です。7月のPCパーツ相場は、CPUとグラフィックスカードが値上がりする一方で、メモリとSSDは高値圏のなかで下落や特価も出ている、方向のそろわない相場でした。8月・9月の数字と並べると、どのパーツがどう動いてきたかが分かります。
| パーツ | 7月時点の方向 | 具体例(調査時点) |
|---|---|---|
| CPU | 大きく上昇 | Ryzen 5 8600Gが35.1%上昇して36,580円(7月11〜18日調査) |
| グラフィックスカード | 上昇 | RTX 5070 Ti 16GBの最安値175,804円・直近30日で14.9%上昇(7月28日時点) |
| メモリ | 高値圏だが7月後半は下落 | DDR5-6000 16GB×2が約1万円下がり49,980円(7月11〜18日調査) |
| SSD | 高止まりだが特価あり | WD Blue SN5100 4TBが約2万円下がり79,980円(7月11〜18日調査) |
CPU・メモリ・SSDの数字はAKIBA PC Hotline!が2026年7月22〜23日に公開した秋葉原の相場調査(調査期間は7月11〜18日)から、グラボの数字はGAZLOGが7月28日に公開した国内最安値の追跡から引いています。
上がっているものと下がっているものが同時に存在するのが、この時期の相場です。
なお、ここで挙げる「最安値」は価格比較サイトや一部店舗での最安値です。近所のショップやBTOメーカーの販売価格が同じになるわけではありません。



相場は週単位で動きます。価格の数字は必ず調査日とセットで見てください。
CPUとグラフィックスカードの値上がり幅——7月に何が起きたか


AMD Ryzen 9000系が最大35%級の急騰
AKIBA PC Hotline!の「7月後半のCPU価格」(2026年7月23日公開・調査期間7月11〜18日)は、AMDがRyzen 9000を中心に最大35%の急騰、IntelのCore Ultraにも大幅な上昇の動きがあったと伝えています。主な実数値は次のとおりです。
| CPU | 最安値 | 前回調査比 |
|---|---|---|
| Ryzen 9 9900X3D | 112,800円(税込) | +23,620円(+26.5%) |
| Ryzen 5 9600X | 45,200円(税込) | +10,900円(+31.8%) |
| Ryzen 5 8600G | 36,580円(税込) | +9,500円(+35.1%) |
| Core Ultra 5 245K | 43,500円(税込) | +9,010円(+26.1%) |
入門〜中堅のRyzen 5 9600Xが1万円以上、率では3割を超える上昇という点が大きな変化でした。
同じ調査では新製品のRyzen 7 7700X3D(8コア16スレッド/基本4.0GHz・最大4.5GHz/L3キャッシュ96MB/TDP 120W)が63,980円で発売されたことも報じられています。
Intel側では、Core Ultra 7 270K Plusが299ドルから349ドルへ、Core Ultra 5 250K Plusが199ドルから229ドルへ公式価格の表記が変わりました。
Intel自身がサプライチェーンコストの上昇と需要を理由に挙げたとGAZLOGやTom’s Hardwareが報じています(2026年7月30日確認)。
Tom’s Hardwareは記事の一部が会員向けです)。
グラボは「30日で+14.9%」という動き
GAZLOGが2026年7月28日に公開した記事によると、GeForce RTX 5000シリーズの国内最安値は次のように動いています。
| モデル | 最安値(2026年7月28日時点) | 値動き |
|---|---|---|
| RTX 5070 Ti 16GB | 175,804円(税込) | 直近30日で+14.9% |
| RTX 5070 12GB | 103,800円(税込) | 直近30日で+8.4% |
| RTX 5060 Ti 16GB | 96,800円(税込) | 直近数日で数千円の上昇 |
| RTX 5060 | 6万円に迫る水準 | 直近数日で数千円の上昇 |
10万円を切っていたRTX 5070が10万円台に乗ったのは、予算を組んでいた場合に影響の大きい変化です。グラボの買い時を広い視野で考える場合は、グラボの買い時はいつ?2026年夏版もあわせて確認してください。
メモリ・SSDは「高値圏の中で一部下落」——数字で見る実像


DDR5 16GB×2枚組が2か月ぶりに5万円割れ
AKIBA PC Hotline!の「7月後半のメモリ価格」(2026年7月23日公開)は、DDR5の16GB×2枚組が2か月ぶりに5万円を割ったと伝えています。下がった製品と上がった製品が混在している点が特徴です。
| 製品 | 価格 | 前回比 |
|---|---|---|
| DDR5-6000 16GB×2(CFD販売) | 49,980円(税込) | -10,000円 |
| DDR5-5600 32GB×2(G.SKILL) | 79,980円(税込) | -14,500円 |
| DDR5-5600 24GB×2(Crucial) | 68,990円(税込) | -2,990円 |
| DDR5-5600 8GB×2(SanMax) | 29,800円(税込) | -1,000円 |
| DDR4-3200 16GB×2(Kowin) | 29,980円(税込) | -3,000円 |
| DDR5-6400 32GB×2(Crucial) | 111,980円(税込) | +12,180円 |
下がったのは主に標準的な速度の製品で、DDR5-6400のような高速・大容量品はむしろ上昇しています。ゲーム用途なら速度を欲張らず、必要な容量を選ぶほうが現実的です。
グラフは同じ調査で確認された各容量の参考価格です(8GB×2・24GB×2・32GB×2はDDR5-5600、16GB×2はDDR5-6000で、速度は同一ではありません)。何GB必要かを判断する場合は、パソコンのメモリは16GBで足りる?で用途別の目安を確認してください。
SSDは特価の開始と終了で大きく振れる
同じ調査シリーズの「7月後半のSSD価格」(2026年7月22日公開)では、Sandisk(Western Digital)のSSDに複数の値下がりが出ました。
- WD Blue SN5100 4TB:79,980円(約20,000円の下落)
- Kingston NV3 4TB:79,980円(36,000円の下落)
- Kingston NV3 1TB:19,980円(1TBクラスの最安値)
- CFD販売 CSSD-M2O2TP4R7260A00 2TB:34,980円(2TBクラスの最安値)
一方、7月前半の調査ではSamsung「990 PRO」2TBが17.5%下がって79,970円になった反面、WD Black SN8100 8TB(ヒートシンク付)は特価終了で40.0%上昇しました。SSDは全体の相場より「特価が始まったか終わったか」で価格が振れる点を押さえておいてください。
製品ごとの選び方はSamsung 990 SSDの性能・価格とゲームPCでの選び方もあわせて確認できます。



SSDは「安いときに買う」判断が通じるパーツです。用途に合う容量が特価に入ったタイミングが狙い目になります。
なぜ値上がりしているのか——AI需要とメモリ供給


値上がりの背景にあるのは、生成AI向けデータセンターのメモリ需要です。PC Watchが2025年12月に公開した特集では、DDR5メモリの32GB×2枚組が同年11月から12月にかけて約2.8倍に上昇したと報じられました。
SamsungとOpenAIの公式発表では、AI向けDRAMウェハの需要が将来月間最大90万枚に達する可能性を示し、OpenAIもSamsung・SKとの増産計画を説明しています。
これは将来の需要予測・生産目標であり、その数量が現在すでに納入されているという意味ではありません。AI需要は価格を考える材料の一つですが、一般向け製品の価格は在庫、為替、製品別の供給にも左右されます。
さらにSamsungはDRAM生産を優先するためNANDフラッシュを減産しており、これがSSDの供給にも影響しているとされています。メモリとSSDが同時に上がりやすいのは、この構造が共通しているためです。※いずれも2025年末時点で報じられた内容です。
ほかにも、為替の水準やWindows 10のサポート終了に伴う買い替え需要が重なったという指摘もあります。
値上がりは、無料で使えていたサービスの縮小としても表れている
店頭のパーツ価格だけを見ていると気づきませんが、同じ流れはサービス側にも出ています。ゲームサーバーのレンタルを提供するXServer GAMEsは、2026年7月10日17時に無料サーバーの利用期間の上限を短縮しました。
理由として公式のお知らせに書かれているのは、世界的な需要増加などを背景にサーバー機器の調達コストが高騰しており、従来と同等の水準でサーバー在庫を確保することが困難という内容です。あわせて、想定を上回る申し込みでサーバー在庫がひっ迫していることにも触れています。
- 2026年3月26日:Minecraft Java版・統合版などの利用期間の上限が最大72時間から48時間へ、Minecraft Forge・ARK: Survival Evolvedなどが最大36時間から24時間へ短縮
- 2026年7月10日17時:同じ枠がさらに短縮され、最大12時間(残り4時間から更新可能)/最大6時間(残り2時間から)/Palworld・Enshroudedなどは最大4時間(残り1時間から)へ
- 2026年7月10日:無料サーバーの新規受付そのものも一時停止。2026年9月1日時点でも再開のお知らせは出ていない
3月から7月へと段階的に縮小し、公式が理由として機器の調達コストを挙げています。値上がりが、価格ではなく「使える時間」の形で利用者側に届いた例です。店頭価格だけを追っていると、こうした波及には気づけません。
「確定した事実」と「リーク情報」を分けて見る
この話題は未確定の情報が混ざるため、性質ごとに分けます。
| 内容 | 情報の性質 |
|---|---|
| AKIBA PC Hotline!の店頭相場(Ryzen 9000系の急騰など) | 同じ方法で毎回調査された実測値 |
| Intelの一部CPUの値上げ | 公式価格の表記変更が確認され、Intelもコストと需要を理由に挙げたと報じられている |
| NVIDIAのAIBパートナー(=グラボを製造・販売する提携メーカー)向け供給価格の値上げ | 中国語圏フォーラム発のリーク。公式発表ではない(続報・いずれも2026年7月30日確認) |
| 「2026年中は高止まり」という見通し | 複数メディアの見方で、確定した予測ではない |
リークとされる供給価格の上昇幅は、GDDR7(=グラボに載っている最新世代のメモリ)2GBチップあたり約19ドルの上昇を前提に、8GBで約12,400円、16GBで約26,000円という規模です。適用は2026年第3四半期からとされていました。
この内容はNVIDIAの公式発表ではなく、当時の報道に基づく見通しです。予測されていた8月中旬から下旬という時期はすでに過ぎており、その予測だけから現在の値上げ額を確定できません。購入時には、同じ製品・構成の公式販売価格を確認してください。
【9月1日時点の整理】これから買う人はどう動くか——待つ/今買うの判断軸
よくある疑問:値上がりが落ち着くまで待ったほうが得になりますか。
「待てば必ず安くなる」とも「今買わないと損」とも言えないのが、この相場です。8月前半の調査ではCPUが下がり、グラフィックスカードは上がりました。
9月1日に確認した完成品PCも、上がったモデルと下がったモデルが混在しています。タイプ別に整理します。
- 今すぐゲームを始めたい:待つ理由は小さくなります。予算内で構成を確定できるなら、買ったほうが計画は立ちます
- 手持ちのPCがまだ動く:急ぐ必要はありません。買い替え予算を用意し、特価が出たときに動いてください
- メモリやSSDだけ足したい:8月前半の調査でも下落や特価は出ています。ただし銘柄で値動きが逆なので、同じ容量の別の規格も見比べてください
値動きに加えて「セールの締切」という時間軸も重なります。ドスパラの夏の大感謝SALEは2026年8月28日(金)10:59で終了しました。値引きを待っているあいだにパーツの相場が上がれば、待った分は相殺されます。
本体価格そのものが下がる企画はいったん途切れましたが、対象PCの指定カスタマイズが半額になる「カスタマイズ半額祭」は2026年9月25日(金)10:59までの企画でした。10月20日時点で開催中なのは、10月30日(金)10:59までのドスパラ周年祭です。
次の購入時期を考える際は、ドスパラのセール時期と年間カレンダーも参考になります。割引やポイント還元の開催状況は、その都度公式の案内で確認してください。
予算配分は「削るところ」を先に決める
全部を上げるのが難しい相場なので、優先順位を先に決めます。ゲーム目的ならグラフィックスカードに予算を寄せ、メモリは16GBから、ストレージは1TBクラスから始めて後で足す、という組み方が現実的です。
メモリとSSDは後から増やせるパーツです。最初から全部を盛らないことが、値上がり局面での対策になります。
価格が据え置きに見える製品でも、メモリ容量やストレージの規格が下げられている場合があると報じられています。金額だけでなく構成表を必ず確認してください。
自作とBTO、今はどちらが現実的か
パーツを1つずつ買い集める自作は、そろえている間に相場が動くリスクを自分で負います。完成品のBTOパソコンは構成と総額が確定した状態で選べる点で、この相場に向いています。組み立ての手間や初期不良の切り分けも任せられます。
型落ちや中古も選択肢ですが、新品が上がる局面では中古価格も引っ張られやすく、保証の残りや消耗の度合いも読めません。買い時の考え方はゲーミングPCの買い時はいつ?でセール時期も含めて整理しています。



パーツ相場を毎日追うのが難しい場合は、構成と価格が決まっている完成品から選んでください。
\構成と価格が決まった状態で選べる/
※価格・在庫は変動します。最新は公式で確認してください。
まとめ
- TrendForceの数字は、メモリやSSDの契約価格の予測。店頭や完成品PCの価格そのものではない
- ドスパラのように、お知らせが見つからないまま価格が動くことがある。見積もりの日付を控えておく
- メモリは銘柄で向きが逆(8月の記録ではDDR5-4800が下落、DDR5-6000が上昇)。規格と枚数をそろえて比べる
- 原因はAI向けデータセンターのメモリ需要。NVIDIAの供給価格値上げはリーク段階で、公式発表ではない
- 買うと決めたら構成と総額を確定し、期限があるセールは締切日から逆算する
次に確認したいのは、自分が買う予定の構成の「今の総額」です。用途に必要なスペックを決めてから総額を比べると、値上がりのニュースに左右されずに選べます。
- PCパーツの値上がりはいつまで続きますか?
-
価格がいつ下がるかを示す公式の予定はありません。過去の相場予測だけで購入を先延ばしにせず、必要な時期、予算、同一構成の現在の支払総額で判断してください。
- ゲーミングPCの値上がりは、10〜12月も続きますか?
-
TrendForceは9月30日の発表で、10〜12月期も汎用DRAMの契約価格が前期比10〜15%上がると予測しています。ただし契約価格の予測であり、店頭やBTOの価格が同じ幅で動くとは限りません。
ドスパラの通常のGALLERIAは、10月に値上がりしたあと、10月20日の確認でも値上げ後の価格のままでした。
- ドスパラのゲーミングPCは、いま買うべきですか?
-
すぐPCが必要で、予算内で構成が決まるなら、買うほうが計画は立てられます。ドスパラの周年祭は10月30日(金)10:59までです。手持ちのPCが動くなら待てますが、値上げ後の価格が戻る保証はありません。
- 今買うと損をしますか?
-
待てば必ず安くなるとは言えない相場です。すぐPCが必要なら、予算内で構成を確定できる時点で買うほうが計画は立てられます。手持ちのPCがまだ使えるなら、急がず特価を待つ判断も成り立ちます。
- 完成品PCの価格は、いま上がっていますか下がっていますか?
-
モデルによって逆です。
当サイトが追跡している4機種を2026年9月1日に再確認したところ、GALLERIA XGR5M-R56-GDは8月12日から20,000円上がって234,980円でした。
XPR7A-R56T16G-GDとXPR7A-R57-GDはそれぞれ10,000円下がって289,980円・299,980円、ゲーミングノートのRL7C-R35-5Nは179,980円で据え置きでした。
いずれも税込の基本構成価格です。10月の通常のGALLERIAの値上がりは、記事の前半に書いています。
- メモリだけ後から足すのは可能ですか?
-
可能です。ただし銘柄で値動きが逆になっています。
2026年7月25日〜8月1日の調査では、DDR5-4800の16GB×2枚組が8,820円下がって45,980円になった一方、DDR5-6000の16GB×2枚組は11,000円上がって60,980円でした。
増設時は規格・容量構成をそろえるのが基本です。
- IntelとAMDでは、どちらの値上がりが大きいですか?
-
2026年7月後半の調査ではAMDのRyzen 9000系を中心に最大35%級の急騰が確認されましたが、続く7月25日〜8月1日の調査では逆に、Ryzen 9 9900Xが14,720円安の62,800円、Ryzen 5 9600Xが5,400円安の39,800円まで下がりました。
IntelもCore Ultra 5 245Kが一部店舗で32,980円まで下がっており、この時点ではどちらも落ち着いています。
- 中古や型落ちは狙い目ですか?
-
新品が上がると中古価格も引っ張られやすく、値上がり局面では割安感が出ません。保証の残りやSSDの消耗も読めないため、初めての1台なら保証付きの新品を優先してください。
関連記事

















