PCパーツ値上がりはいつまで?価格の動きと買い時の判断基準【2026年8月】

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CPU・メモリ・グラフィックボードと数値を記さない価格変動の図

ゲーミングPCの見積もりを見て「前より高い」と感じた方は多いはずです。ただし2026年8月前半の調査では、7月に急騰したCPUが一転して値下がりしています。逆にグラフィックスカードは上がり続けており、動きの向きがそろっていません。

「値上がりはいつまで続くのか」という問いに対して言えるのは、上がっている物と下がっている物が同時にあるということです。まとめて「PCパーツが高い」と考えると、判断を誤ります。

この記事では、CPU・グラボ・メモリ・SSDの値動きを、確認日を付けた調査記録として整理します。過去の小売調査は現在の購入価格を示すものではありません。完成品PCについては2026年9月1日に再確認した公式価格も併記し、これから買うときの判断基準をまとめます。

この記事の結論
  • 2026年8月前半の調査では7月に急騰したCPUが下落へ転じ、グラフィックスカードは上昇が続いていました。「一律の高騰」ではありません。
  • CPUはRyzenが下落へ転換。Ryzen 5 9600Xは5,400円安の39,800円(2026年7月25日〜8月1日調査)
  • グラボは上昇が続き、RTX 5070 Ti 16GBの最安値は179,800円・直近30日で13.94%上昇(2026年8月12日に確認)
  • 追跡している完成品PC4機種は、2026年9月1日時点で234,980円/289,980円/299,980円/179,980円。8月12日から上がったものと下がったものが混在している(当サイト調べ)
目次

【2026年9月1日時点】PCパーツの値上がりは一律ではない|追跡中モデルの最新価格

この記事は8月前半の調査を軸にした記録ですが、当サイトが追跡している完成品PC4機種については2026年9月1日にドスパラ公式の商品ページで再確認しました。8月12日時点の記録と並べます。

スクロールできます
モデル2026年8月12日2026年9月1日
GALLERIA XGR5M-R56-GD214,980円234,980円20,000円高い
GALLERIA XPR7A-R56T16G-GD299,980円289,980円10,000円安い
GALLERIA XPR7A-R57-GD309,980円299,980円10,000円安い
GALLERIA RL7C-R35-5N(ノート)179,980円179,980円変わらず

いずれも税込の基本構成価格で、送料・構成変更料金は含みません。注目したいのは方向がそろっていない点です。

エントリー帯のXGR5M-R56-GDは20,000円上がった一方、上位2機種は10,000円ずつ下がりました。同じメーカーの同じ時期でも、モデルによって値動きの向きは逆になります。

この記事の以降の内容は、7月〜8月前半に記録した調査結果です。過去の数値であることを前提に、現在の価格は必ず公式ページで確認してください。

【2026年8月前半の記録】CPU・グラボ・メモリ・SSDの価格推移

8月前半の調査ではパーツごとに値動きの向きが異なっていました。7月に上昇したCPUが下がる一方、グラフィックスカードは上昇が報じられています。以下は当時の記録です。

パーツ8月前半の方向具体例(調査時点)
CPU上昇から下落へRyzen 5 9600Xが5,400円安の39,800円、Ryzen 7 7700X3Dが18,180円安の45,800円(7月25日〜8月1日調査)
グラフィックスカード上昇が続くRTX 5070 Ti 16GBの最安値179,800円・直近30日で13.94%上昇(2026年8月12日に確認)
メモリ銘柄ごとに逆方向DDR5-4800 16GB×2が8,820円安の45,980円、DDR5-6000 16GB×2は11,000円高の60,980円(7月25日〜8月1日調査)
SSD特価と下落が目立つWD Blue SN5100 4TBが18,000円安の61,980円(7月25日〜8月1日調査)

CPU・メモリ・SSDの数字は、AKIBA PC Hotline!の8月前半のCPU価格メモリ価格SSD価格から引いています。いずれも調査期間は2026年7月25日〜8月1日で、記事の公開は8月5〜6日です。

グラフィックスカードはGAZLOGの価格推移データベースを2026年8月12日に確認した値です。

メモリは見出しだけを読むと取り違えやすい部分です。DDR5-5600の16GB×2枚組は7月25日の調査時点で一時39,980円という当時の最安を付けましたが、8月1日にはその特価が終わっています

同じ容量で8月1日時点の最安はDDR5-4800の45,980円、逆にDDR5-6000は11,000円上がりました。「メモリが安くなった」も「メモリが高い」も同時に成り立ちます

完成品PCの価格記録(7月29日〜8月12日)

パーツと完成品PCの価格は、同じ方向に動くとは限りません。下表は当サイトが記録した7月29日と8月12日の比較です。現在の販売価格は前章の9月1日の表を参照してください。

スクロールできます
モデル7月29日の記録8月12日の確認
GALLERIA XGR5M-R56-GD224,980円214,980円10,000円安い
GALLERIA XPR7A-R56T16G-GD299,980円299,980円変わらず
GALLERIA XPR7A-R57-GD324,980円309,980円15,000円安い

価格はすべて税込で、2026年8月12日に各商品ページで確認したものです。3台とも在庫があり、前回確認した8月11日からは動いていませんでした。

これは当サイトが追っている3台の観測であって、パソコンの相場全体がこう動いているという意味ではありません。実際、この3台のうちXGR5M-R56-GDは9月1日までに20,000円上がっています。

「上がるモデル」は8月中にも出ていました。当サイトが8月10日から見ているゲーミングノート、GALLERIA RL7C-R35-5Nです。

据え置きだったデスクトップ3台に対して、このノートだけが8月10日から8月11日にかけて20,000円上がりました。その後は9月1日時点まで179,980円で動いていません。

確認日GALLERIA RL7C-R35-5N の税込価格
2026年8月10日159,980円
2026年8月11日179,980円(20,000円高い)
2026年8月12日179,980円(変わらず)
2026年9月1日179,980円(変わらず)

いずれの日もドスパラの商品ページで直接確認した税込価格で、在庫はどの時点でもありました。これも1台の動きなので、「ノートPC全体が値上がりに転じた」とは言えません

同じメモリ容量でも枚数・構成を確認する

同じ日に気づいた点がもう1つあります。当サイトが各記事で紹介しているドスパラのモデル8台について、商品ページのメモリ欄をすべて見たところ、8台のうち7台が「16GB(16GB×1)」=メモリ1枚差しの構成でした。

2枚に分かれていたのはGALLERIA RL7C-R56-5Nの1台だけです(2026年8月11日確認)。

スペック表の上では、どちらも同じ「メモリ16GB」と書かれます。金額の欄だけを追っていると気づけませんが、相場が動いている時期は、価格が据え置きでも構成のほうが変わることがあります。容量に加えて枚数の欄も確認してください。

枚数の違いが何を意味するのか、買うときにどう判断するのかは「ゲーミングPCの買い時はいつ?安く買えるセール時期と狙い目を解説」で整理しています。

価格の確認履歴

確認日その時点で分かったこと
2026年7月30日7月11〜18日の調査でRyzenが最大35.1%上昇(Ryzen 5 8600Gが36,580円)。DDR5-6000 16GB×2枚組は49,980円まで下落
2026年8月10日7月25日〜8月1日の調査でRyzenが下落へ転じる。グラボは上昇が続き、大容量メモリは続騰。ドスパラ3モデルは7月29日から下落または据え置き
2026年8月11日ゲーミングノートGALLERIA RL7C-R35-5Nが159,980円→179,980円と20,000円上昇。デスクトップ3台は据え置き。紹介中の8モデル中7モデルがメモリ1枚差し(16GB×1)だった
2026年8月12日デスクトップ3台とゲーミングノートRL7C-R35-5Nはいずれも前日から据え置き。グラボはRTX 5070 Ti 16GBの最安値が179,800円・直近30日で13.94%上昇
2026年9月1日追跡4機種を再確認。XGR5M-R56-GDが20,000円上昇、XPR7A-R56T16G-GDとXPR7A-R57-GDが各10,000円下落、RL7C-R35-5Nは据え置き

「値上がり」と一言でまとめず、パーツごと・モデルごとに向きを分けて見るのが、この相場では確実です。

【7月末の記録】2026年7月、PCパーツの価格はどう動いたか

ここからは1つ前の調査、2026年7月時点の記録です。7月のPCパーツ相場は、CPUとグラフィックスカードが値上がりする一方で、メモリとSSDは高値圏のなかで下落や特価も出ている、方向のそろわない相場でした。8月・9月の数字と並べると、どのパーツがどう動いてきたかが分かります。

パーツ7月時点の方向具体例(調査時点)
CPU大きく上昇Ryzen 5 8600Gが35.1%上昇して36,580円(7月11〜18日調査)
グラフィックスカード上昇RTX 5070 Ti 16GBの最安値175,804円・直近30日で14.9%上昇(7月28日時点)
メモリ高値圏だが7月後半は下落DDR5-6000 16GB×2が約1万円下がり49,980円(7月11〜18日調査)
SSD高止まりだが特価ありWD Blue SN5100 4TBが約2万円下がり79,980円(7月11〜18日調査)

CPU・メモリ・SSDの数字はAKIBA PC Hotline!が2026年7月22〜23日に公開した秋葉原の相場調査(調査期間は7月11〜18日)から、グラボの数字はGAZLOGが7月28日に公開した国内最安値の追跡から引いています。

上がっているものと下がっているものが同時に存在するのが、この時期の相場です。

なお、ここで挙げる「最安値」は価格比較サイトや一部店舗での最安値です。近所のショップやBTOメーカーの販売価格が同じになるわけではありません

相場は週単位で動きます。価格の数字は必ず調査日とセットで見てください。

CPUとグラフィックスカードの値上がり幅——7月に何が起きたか

価格タグの付いたグラフィックスカードとCPUが並ぶショップの棚のイメージ

AMD Ryzen 9000系が最大35%級の急騰

AKIBA PC Hotline!の「7月後半のCPU価格」(2026年7月23日公開・調査期間7月11〜18日)は、AMDがRyzen 9000を中心に最大35%の急騰、IntelのCore Ultraにも大幅な上昇の動きがあったと伝えています。主な実数値は次のとおりです。

CPU最安値前回調査比
Ryzen 9 9900X3D112,800円(税込)+23,620円(+26.5%)
Ryzen 5 9600X45,200円(税込)+10,900円(+31.8%)
Ryzen 5 8600G36,580円(税込)+9,500円(+35.1%)
Core Ultra 5 245K43,500円(税込)+9,010円(+26.1%)

入門〜中堅のRyzen 5 9600Xが1万円以上、率では3割を超える上昇という点が大きな変化でした。

同じ調査では新製品のRyzen 7 7700X3D(8コア16スレッド/基本4.0GHz・最大4.5GHz/L3キャッシュ96MB/TDP 120W)が63,980円で発売されたことも報じられています。

Intel側では、Core Ultra 7 270K Plusが299ドルから349ドルへ、Core Ultra 5 250K Plusが199ドルから229ドルへ公式価格の表記が変わり、Intel自身がサプライチェーンコストの上昇と需要を理由に挙げたとGAZLOGTom’s Hardwareが報じています(2026年7月30日確認。

Tom’s Hardwareは記事の一部が会員向けです)。

グラボは「30日で+14.9%」という動き

GAZLOGが2026年7月28日に公開した記事によると、GeForce RTX 5000シリーズの国内最安値は次のように動いています。

モデル最安値(2026年7月28日時点)値動き
RTX 5070 Ti 16GB175,804円(税込)直近30日で+14.9%
RTX 5070 12GB103,800円(税込)直近30日で+8.4%
RTX 5060 Ti 16GB96,800円(税込)直近数日で数千円の上昇
RTX 50606万円に迫る水準直近数日で数千円の上昇

10万円を切っていたRTX 5070が10万円台に乗ったのは、予算を組んでいた場合に影響の大きい変化です。グラボの買い時を広い視野で考える場合は、グラボの買い時はいつ?2026年夏版もあわせて確認してください。

メモリ・SSDは「高値圏の中で一部下落」——数字で見る実像

棚に並んだDDR5メモリとM.2 SSDに上下の価格変動の矢印が添えられたイメージ

DDR5 16GB×2枚組が2か月ぶりに5万円割れ

AKIBA PC Hotline!の「7月後半のメモリ価格」(2026年7月23日公開)は、DDR5の16GB×2枚組が2か月ぶりに5万円を割ったと伝えています。下がった製品と上がった製品が混在している点が特徴です。

製品価格前回比
DDR5-6000 16GB×2(CFD販売)49,980円(税込)-10,000円
DDR5-5600 32GB×2(G.SKILL)79,980円(税込)-14,500円
DDR5-5600 24GB×2(Crucial)68,990円(税込)-2,990円
DDR5-5600 8GB×2(SanMax)29,800円(税込)-1,000円
DDR4-3200 16GB×2(Kowin)29,980円(税込)-3,000円
DDR5-6400 32GB×2(Crucial)111,980円(税込)+12,180円

下がったのは主に標準的な速度の製品で、DDR5-6400のような高速・大容量品はむしろ上昇しています。ゲーム用途なら速度を欲張らず、必要な容量を選ぶほうが現実的です。

DDR5メモリの容量別 実売価格の例(2026年7月11〜18日調査)8GB×229800円16GB×249980円24GB×268990円32GB×279980円

グラフは同じ調査で確認された各容量の参考価格です(8GB×2・24GB×2・32GB×2はDDR5-5600、16GB×2はDDR5-6000で、速度は同一ではありません)。何GB必要かを判断する場合は、パソコンのメモリは16GBで足りる?で用途別の目安を確認してください。

SSDは特価の開始と終了で大きく振れる

同じ調査シリーズの「7月後半のSSD価格」(2026年7月22日公開)では、Sandisk(Western Digital)のSSDに複数の値下がりが出ました。

  • WD Blue SN5100 4TB:79,980円(約20,000円の下落)
  • Kingston NV3 4TB:79,980円(36,000円の下落)
  • Kingston NV3 1TB:19,980円(1TBクラスの最安値)
  • CFD販売 CSSD-M2O2TP4R7260A00 2TB:34,980円(2TBクラスの最安値)

一方、7月前半の調査ではSamsung「990 PRO」2TBが17.5%下がって79,970円になった反面、WD Black SN8100 8TB(ヒートシンク付)は特価終了で40.0%上昇しました。SSDは全体の相場より「特価が始まったか終わったか」で価格が振れる点を押さえておいてください。

製品ごとの選び方はSamsung 990 SSDの性能・価格とゲームPCでの選び方もあわせて確認できます。

SSDは「安いときに買う」判断が通じるパーツです。用途に合う容量が特価に入ったタイミングが狙い目になります。

なぜ値上がりしているのか——AI需要とメモリ供給

AIサーバーのラックに大量のメモリが流れ込み、家庭用PCの分が細る様子のイメージ

値上がりの背景にあるのは、生成AI向けデータセンターのメモリ需要です。PC Watchが2025年12月に公開した特集では、DDR5メモリの32GB×2枚組が同年11月から12月にかけて約2.8倍に上昇したと報じられました。

SamsungとOpenAIの公式発表では、AI向けDRAMウェハの需要が将来月間最大90万枚に達する可能性を示し、OpenAIもSamsung・SKとの増産計画を説明しています。

これは将来の需要予測・生産目標であり、その数量が現在すでに納入されているという意味ではありません。AI需要は価格を考える材料の一つですが、一般向け製品の価格は在庫、為替、製品別の供給にも左右されます。

さらにSamsungはDRAM生産を優先するためNANDフラッシュを減産しており、これがSSDの供給にも影響しているとされています。メモリとSSDが同時に上がりやすいのは、この構造が共通しているためです。※いずれも2025年末時点で報じられた内容です。

ほかにも、為替の水準やWindows 10のサポート終了に伴う買い替え需要が重なったという指摘もあります。

値上がりは、無料で使えていたサービスの縮小としても表れている

店頭のパーツ価格だけを見ていると気づきませんが、同じ流れはサービス側にも出ています。ゲームサーバーのレンタルを提供するXServer GAMEsは、2026年7月10日17時に無料サーバーの利用期間の上限を短縮しました。

理由として公式のお知らせに書かれているのは、世界的な需要増加などを背景にサーバー機器の調達コストが高騰しており、従来と同等の水準でサーバー在庫を確保することが困難という内容です。あわせて、想定を上回る申し込みでサーバー在庫がひっ迫していることにも触れています。

  • 2026年3月26日:Minecraft Java版・統合版などの利用期間の上限が最大72時間から48時間へ、Minecraft Forge・ARK: Survival Evolvedなどが最大36時間から24時間へ短縮
  • 2026年7月10日17時:同じ枠がさらに短縮され、最大12時間(残り4時間から更新可能)/最大6時間(残り2時間から)/Palworld・Enshroudedなどは最大4時間(残り1時間から)へ
  • 2026年7月10日:無料サーバーの新規受付そのものも一時停止。2026年9月1日時点でも再開のお知らせは出ていない

3月から7月へと段階的に縮小し、公式が理由として機器の調達コストを挙げています。値上がりが、価格ではなく「使える時間」の形で利用者側に届いた例です。店頭価格だけを追っていると、こうした波及には気づけません。

「確定した事実」と「リーク情報」を分けて見る

この話題は未確定の情報が混ざるため、性質ごとに分けます。

内容情報の性質
AKIBA PC Hotline!の店頭相場(Ryzen 9000系の急騰など)同じ方法で毎回調査された実測値
Intelの一部CPUの値上げ公式価格の表記変更が確認され、Intelもコストと需要を理由に挙げたと報じられている
NVIDIAのAIBパートナー(=グラボを製造・販売する提携メーカー)向け供給価格の値上げ中国語圏フォーラム発のリーク。公式発表ではない(続報・いずれも2026年7月30日確認)
「2026年中は高止まり」という見通し複数メディアの見方で、確定した予測ではない

リークとされる供給価格の上昇幅は、GDDR7(=グラボに載っている最新世代のメモリ)2GBチップあたり約19ドルの上昇を前提に、8GBで約12,400円、16GBで約26,000円という規模です。適用は2026年第3四半期からとされていました。

この内容はNVIDIAの公式発表ではなく、当時の報道に基づく見通しです。予測されていた8月中旬から下旬という時期はすでに過ぎており、その予測だけから現在の値上げ額を確定できません。購入時には、同じ製品・構成の公式販売価格を確認してください。

これから買う人はどう動くか——待つ/今買うの判断軸

よくある疑問:値上がりが落ち着くまで待ったほうが得になりますか。

「待てば必ず安くなる」とも「今買わないと損」とも言えないのが、この相場です。8月前半の調査ではCPUが下がり、グラフィックスカードは上がりました。

9月1日に確認した完成品PCも、上がったモデルと下がったモデルが混在しています。タイプ別に整理します。

  • 今すぐゲームを始めたい:待つ理由は小さくなります。予算内で構成を確定できるなら、買ったほうが計画は立ちます
  • 手持ちのPCがまだ動く:急ぐ必要はありません。買い替え予算を用意し、特価が出たときに動いてください
  • メモリやSSDだけ足したい:8月前半の調査でも下落や特価は出ています。ただし銘柄で値動きが逆なので、同じ容量の別の規格も見比べてください

値動きに加えて「セールの締切」という時間軸も重なります。ドスパラの夏の大感謝SALEは2026年8月28日(金)10:59で終了しました。値引きを待っているあいだにパーツの相場が上がれば、待った分は相殺されます。

本体価格そのものが下がる企画はいったん途切れましたが、対象PCの指定カスタマイズが半額になる「カスタマイズ半額祭」は2026年9月25日(金)10:59まで続きます(2026年9月1日確認)。

次の購入時期を考える際は、ドスパラのセール時期と年間カレンダーも参考になります。割引やポイント還元の開催状況は、その都度公式の案内で確認してください。

予算配分は「削るところ」を先に決める

全部を上げるのが難しい相場なので、優先順位を先に決めます。ゲーム目的ならグラフィックスカードに予算を寄せ、メモリは16GBから、ストレージは1TBクラスから始めて後で足す、という組み方が現実的です。

メモリとSSDは後から増やせるパーツです。最初から全部を盛らないことが、値上がり局面での対策になります。

価格が据え置きに見える製品でも、メモリ容量やストレージの規格が下げられている場合があると報じられています。金額だけでなく構成表を必ず確認してください。

自作とBTO、今はどちらが現実的か

パーツを1つずつ買い集める自作は、そろえている間に相場が動くリスクを自分で負います。完成品のBTOパソコンは構成と総額が確定した状態で選べる点で、この相場に向いています。組み立ての手間や初期不良の切り分けも任せられます。

型落ちや中古も選択肢ですが、新品が上がる局面では中古価格も引っ張られやすく、保証の残りや消耗の度合いも読めません。買い時の考え方はゲーミングPCの買い時はいつ?でセール時期も含めて整理しています。

パーツ相場を毎日追うのが難しい場合は、構成と価格が決まっている完成品から選んでください。

\構成と価格が決まった状態で選べる/

※価格・在庫は変動します。最新は公式で確認してください。

まとめ

この記事のまとめ
  • 7月に急騰したCPUは8月前半の調査で下落へ転じた(Ryzen 5 9600Xは5,400円安の39,800円)。一方グラボは上昇が続き、RTX 5070 Ti 16GBの最安値は179,800円
  • メモリは銘柄で向きが逆。DDR5-4800 16GB×2枚組は45,980円へ下落、DDR5-6000 16GB×2枚組は60,980円へ上昇と、「一律の高騰」ではない
  • 完成品PCも同じ。2026年9月1日の再確認では、追跡4機種のうち1機種が20,000円上昇、2機種が各10,000円下落、1機種が据え置きだった
  • 原因はAI向けデータセンターのメモリ需要。NVIDIAの供給価格値上げはリーク段階で、公式発表ではない
  • 値動きの向きはパーツごと・モデルごとに違う。予算と優先順位を先に決め、構成と総額が確定した状態で比べる

次に確認したいのは、自分が買う予定の構成の「今の総額」です。用途に必要なスペックを決めてから総額を比べると、値上がりのニュースに左右されずに選べます。

PCパーツの値上がりはいつまで続きますか?

価格がいつ下がるかを示す公式の予定はありません。過去の相場予測だけで購入を先延ばしにせず、必要な時期、予算、同一構成の現在の支払総額で判断してください。

今買うと損をしますか?

待てば必ず安くなるとは言えない相場です。すぐPCが必要なら、予算内で構成を確定できる時点で買うほうが計画は立てられます。手持ちのPCがまだ使えるなら、急がず特価を待つ判断も成り立ちます。

完成品PCの価格は、いま上がっていますか下がっていますか?

モデルによって逆です。

当サイトが追跡している4機種を2026年9月1日に再確認したところ、GALLERIA XGR5M-R56-GDは8月12日から20,000円上がって234,980円、XPR7A-R56T16G-GDとXPR7A-R57-GDはそれぞれ10,000円下がって289,980円・299,980円、ゲーミングノートのRL7C-R35-5Nは179,980円で据え置きでした。

いずれも税込の基本構成価格です。

メモリだけ後から足すのは可能ですか?

可能です。ただし銘柄で値動きが逆になっています。

2026年7月25日〜8月1日の調査では、DDR5-4800の16GB×2枚組が8,820円下がって45,980円になった一方、DDR5-6000の16GB×2枚組は11,000円上がって60,980円でした。

増設時は規格・容量構成をそろえるのが基本です。

IntelとAMDでは、どちらの値上がりが大きいですか?

2026年7月後半の調査ではAMDのRyzen 9000系を中心に最大35%級の急騰が確認されましたが、続く7月25日〜8月1日の調査では逆に、Ryzen 9 9900Xが14,720円安の62,800円、Ryzen 5 9600Xが5,400円安の39,800円まで下がりました。

IntelもCore Ultra 5 245Kが一部店舗で32,980円まで下がっており、この時点ではどちらも落ち着いています。

中古や型落ちは狙い目ですか?

新品が上がると中古価格も引っ張られやすく、値上がり局面では割安感が出ません。保証の残りやSSDの消耗も読めないため、初めての1台なら保証付きの新品を優先してください。

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