Windows 11 7月14日アップデートの新機能と更新前の準備を初心者向けに解説【2026年7月】

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Windows 11。7月更新の変更点と注意

Windows 11 7月アップデート(KB5101650)を入れてよいか迷っている方へ、結論は入れて大丈夫です。バックアップと空き容量だけ先に確保し、いまWindows Updateに届く最新の更新をそのまま適用してください。

読み終えると、更新前にやる5つの準備と、すぐ入れるか様子を見るかの線引きが決まります。初心者に関わる新機能は表で一覧でき、7月更新の後に判明した不具合と対処(KB5121767)まで確認できます。

この記事の結論
  • Windows 11 7月アップデートはKB5101650。7月14日配信で対象は25H2・24H2
  • PCを丸ごと巻き戻すポイントインタイムリストアと、最大35日の更新一時停止が目玉
  • 更新前の準備は5つ。バックアップ・復元ポイント・BitLocker回復キー・空き容量・時間の余裕
  • 仕事用PCや特殊な周辺機器がある環境は、一時停止で数日様子を見てから適用する
  • 2026年9月時点はKB5101650を探さず、Windows Updateに届く最新の更新を適用する
目次

Windows 11の7月アップデートとは?7月14日に配信された内容

Windows 11の7月アップデート配信をイメージした更新カレンダーのイラスト

Windows 11の7月アップデートは、2026年7月14日(火・Patch Tuesday)にMicrosoftが配信した月例更新です。対象はWindows 11 バージョン25H2および24H2で、KB5101650として提供されました。まず「いつ・誰に・何が」を表で整理します。

項目内容
配信日2026年7月14日(火・現地時間)
更新プログラム名KB5101650(OSビルド 26200.8875/26100.8875)
日本での反映時差の関係で7月15日(水)以降、順次配信
対象バージョンWindows 11 バージョン25H2・24H2
提供形態セキュリティ修正を含む月例更新(Patch Tuesday)としてWindows Updateから自動配信。新機能は端末ごとに段階的に有効化
主な内容回復機能・UI刷新・周辺機器対応などの機能改善とセキュリティ修正

注意したいのは、7月14日に全員へ一斉に届いたわけではないという点です。段階的な配信のため、日本では7月15日以降に順次届き、環境によって数日から数週間の差がありました。新機能についても、同じ更新を適用した端末すべてで同時に使えるようになるとは限りません。

今回の目玉のひとつである「ポイントインタイムリストア」は、2026年6月23日のプレビュー更新(KB5095093/OSビルド 26200.8737・26100.8737)から一部で展開が始まっており、7月の更新でより広く提供される流れでした。

出典: Microsoft「2026年7月14日 – KB5101650(OSビルド 26200.8875 および 26100.8875)」/Microsoft「2026年6月23日 – KB5095093(プレビュー)」(いずれも2026年9月5日確認)

よくある疑問:ポイントインタイムリストアとは、結局どんな機能なのでしょうか。

ポイントインタイムリストア(=PCを丸ごと少し前の状態に戻せる機能)は、アプリや設定、個人ファイルを含めてPC全体を数時間から数日前の状態にまとめて戻せる回復機能です。

この機能だけで別の記事にまとめているので、仕組みや設定方法はWindows 11のポイントインタイムリストアとは?PC丸ごと巻き戻しの設定方法・注意点まとめをご覧ください。この記事では、7月更新全体のなかでの位置づけに絞って扱います。

7月アップデートの主な変更点から初心者向けの変更を整理

新機能をアイコンで表現したイラスト

変更点をすべて追うと量が多いため、初心者に関わりの深いものだけを表にまとめました。

機能名何が変わったか
ポイントインタイムリストアPCを丸ごと数時間〜数日前の状態に戻せる(詳細は別記事)
Windows Updateの一時停止強化終了日をカレンダーで指定でき、最大35日・何度でも再延長できる
エクスプローラーの起動高速化フォルダを開く動作が速くなる
スクリーンティント画面に色を重ねて目の負担をやわらげるアクセシビリティ機能
ウィジェット刷新マウスを乗せただけでは開かず、作業の邪魔になりにくい設計に
Bluetooth・Phone Link改善AirPodsなどの接続安定性、通話まわりの使い勝手を改善

このほかにも、拡大鏡の倍率を数値で直接入力できる、タッチパッドの右クリック領域の広さを調整できるなど、細かい改善が積み重なっています。Copilot+ PC(AI処理向けの専用チップを積んだ機種)では、音声まわりの機能も追加されました。

大きな新機能というより、日々の細かい不便がひとつずつ解消されていく内容です。すべて覚える必要はなく、必要な機能から確認すれば足ります。

毎日の使い勝手はどう変わったか

機能名だけでは分かりにくいので、実際の場面に置き換えて説明します。

  • ウィジェットが作業の邪魔をしない:マウスを乗せただけでは開かなくなり、作業中に画面が覆われる場面が減りました
  • プリンターをつなぎやすい:IPP(=ドライバー不要でプリンターにつなげる仕組み)への対応が進み、専用ソフトを探してインストールする手間が減りました
  • AirPodsなどが安定して使える:Bluetoothまわりの互換性と安定性が上がり、接続が途切れにくくなりました
  • ファイルを開く動作が速い:エクスプローラーの起動と表示が速くなり、資料をよく開く方ほど違いが分かります
  • 長時間作業でも目が疲れにくい:スクリーンティントで画面に落ち着いた色を重ねられるため、夜間や長時間の作業で負担が減ります

プリンターまわりの接続に不安がある方は、パソコンとプリンターの接続方法|Windows11でWi-Fi・USBを設定する手順もあわせてご覧ください。

変更の多くは、日常のPC操作を少しずつ改善するものです。更新後に、必要な機能から順に確認すれば問題ありません。

更新する前にやっておく5つの準備

更新前の準備をイメージした人物とチェックリストのイラスト

大きめの更新の前には、いくつか準備をしておくと安心です。特別な知識がなくてもできる5つの手順にまとめました。これは7月更新に限らず、月例更新を適用するときに共通して使えます。

STEP
大事なデータをバックアップする

写真や書類など、なくなると困るファイルは外付けドライブやクラウドにコピーしておきます。更新中のトラブルに備えて、必ず更新前にバックアップを取ってください。

STEP
手動で復元ポイントを作成しておく

「システムの保護」から手動で復元ポイント(=ある時点の設定状態を保存しておく仕組み)を作っておくと、更新後に不調が出た場合の切り戻しが楽になります。

STEP
BitLocker回復キーを確認する

ドライブを暗号化するBitLockerを使っている場合、更新後に回復キーの入力を求められることがあります。事前にMicrosoftアカウントのページなどで控えておいてください。

STEP
ディスクの空き容量を確保する

ポイントインタイムリストアのような回復機能は大きめの空き容量を使います。不要なファイルやアプリを整理して、余裕を持たせておきます。

STEP
時間に余裕を持って実行する

更新中に電源を切らないことが大切です。仕事や作業の合間ではなく、しばらくPCを使わない時間帯を選んで実行してください。

5つ全部でなくても、バックアップと空き容量の確保だけは済ませておきたいところです。無理のない範囲で準備してください。

7月アップデートはすぐ適用すべきか、様子を見てよいか

月例更新はセキュリティ修正を含むため、通常はWindows Updateから自動的に届きます。一方で、含まれる新機能をすぐ使いこなす必要はありません。

よくある疑問:結局、すぐ入れたほうがよいのでしょうか。様子を見てもよいのでしょうか。

不具合が出たときの影響が大きい仕事用PCや、特殊な周辺機器・ソフトを使っている環境では、今回強化されたカレンダー指定の一時停止機能を使ってしばらく様子を見る選択もあります。

不具合の報告を確認してから更新すれば、初期の問題を避けやすくなります。ただし一時停止中はセキュリティ修正の適用も止まるため、延ばしすぎないよう注意してください。

実際、この7月更新の適用後には、一部のDell製品でIntel IPFドライバーとの組み合わせによる問題が報告され、Microsoftは別の更新プログラムKB5121767で対処したと案内しています。

こうした後追いの修正があるため、過去のKBを個別に探して導入するより、いま提供されている最新の更新を適用するほうが確実です。

セキュリティを優先する方や新機能を試したい方は、準備を済ませてから適用してください。適用の時期は、使っているソフトや周辺機器に合わせて判断します。

迷ったときは、更新前の5つの準備だけ済ませておき、配信が始まってから数日ほど不具合の報告を確認したうえで実行する、という進め方が無理のないところです。

まとめ

この記事の要点を整理します。

この記事のまとめ
  • Windows Updateを開き、KB5101650を探さずに提供中の最新の更新を適用する
  • 適用前にバックアップと空き容量の確保だけは必ず済ませる。復元ポイントとBitLocker回復キーの控えがあればより安心
  • 仕事用PCや特殊な周辺機器を使う環境は、カレンダー指定の一時停止で数日だけ様子を見る
  • 更新後はポイントインタイムリストアなど必要な機能から確認し、動作の重さが残るならPC本体の見直しも検討する

新しい機能を使ううえでは、PC本体の状態も関係します。動作のもたつきが気になっている場合は、この機会に構成を見直すのもひとつの選択です。

\現行モデルの構成と価格を確認する/

Windows 11の7月アップデートは入れないとダメですか?

7月の更新にはセキュリティ修正が含まれます。ただし現在は、その後に配信された更新のほうが新しい修正まで含んでいます。

設定のWindows Updateで提供される最新の更新と、Microsoft・PCメーカーの既知の問題の案内を確認して適用してください。新機能をすぐ使う必要はありませんが、安全に関わる修正を長期間止め続けるのは避けたいところです。

7月14日になったらすぐ自分のPCにも入りましたか?

配信は段階的に行われるため、7月14日当日に全員へ一斉に届いたわけではありません。日本では7月15日以降、環境によって数日から数週間かけて順次配信されました。

少し古いパソコンでも今回の更新は入りますか?

対象はWindows 11のバージョン25H2・24H2です。お使いのPCがこのバージョンであれば対象になります。ただしポイントインタイムリストアなど一部の機能はディスクの空き容量を多く使うため、容量に余裕があるかを確認しておいてください。

更新するとPCの動作は重くなりますか?

更新後の動作はPCの構成、ドライバー、既知の問題によって変わるため、機能の一覧だけでは判断できません。重要なデータをバックアップし、メーカーの互換性情報を確認したうえで、時間に余裕のあるときに適用してください。

更新して不具合が出たら元に戻せますか?

ポイントインタイムリストアを有効にしておけば、数時間から数日前の状態に戻せる場合があります。設定方法はこちらの記事で解説しています。あわせて、更新前に手動で復元ポイントを作っておくと選択肢が増えます。

7月アップデート(KB5101650)がWindows Updateに出てこないのですが?

月例更新は累積更新のため、後から届く更新に7月分の修正もまとめて含まれます。いまはKB5101650を個別に探す必要はありません。設定のWindows Updateで「更新プログラムのチェック」を押し、表示された最新の更新を適用してください。

更新の一時停止はどこで設定できますか?

設定のWindows Updateにある「更新の一時停止」で、終了日をカレンダーから選べます。最大35日まで指定でき、何度でも再延長できます。停止中はセキュリティ修正も届かないため、様子見は短めにしてください。

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この記事を書いた人

PCコンパス編集部です!

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