Nano Banana 2.1は、Googleが2026年10月6日にGemini APIで一般提供を始めた、画像の生成と編集のためのAIモデルです。「話題の画像生成AIは無料で使えるの?どこから使えばいいの?」と気になっている人も多いと思います。
結論から言うと、Geminiアプリの無料版で案内されているのはNano Banana 2で、Nano Banana 2.1はGoogle AIプランの利用者向けです。APIには無料枠がなく、使った分だけ払う従量課金になります。
- Nano Banana 2.1は10月6日に一般提供されたGoogleの画像生成・編集モデル
- Geminiアプリは無料版がNano Banana 2、2.1はGoogle AIプランと案内(10月8日確認)
- APIは無料枠なし。1K画像は1枚0.0336ドルで、Nano Banana 2は0.067ドル
- 小さい文字・長文の描画は苦手と公式も明記。文字は短く大きく
- 必要なハードウェアはないとモデルカードにあり、高いPCスペックは不要と考えられる
Nano Banana 2.1とは?Googleの画像生成・編集モデルを一言で

Nano Banana 2.1とは、Googleが提供する、画像を作り、直すためのAIモデルです。文章で指示を書くだけでなく、手元の画像を渡して修正を頼むこともできます。
10月6日にGemini APIでGA(=一般提供。正式に使える状態)になりました。モデルIDは gemini-nano-banana-2.1 で、Nano Banana 2(gemini-3.1-flash-image)の更新版にあたります。
公式のchangelogによると、Flashクラスの速度とコストで、1K・2K・4Kの3段階の画質で出力できます。画質、指示文(プロンプト)への追従、複数回の編集でのキャラクターの一貫性、画像内の文字の描画が改善され、1:4・4:1・1:8・8:1の縦横比にも対応しました。
何ができるモデル?画像の作成と編集
モデルカードによると、入力はテキストと画像、出力は画像とテキストです。文章から画像を作る、手元の画像を直す、複数回のやり取りで仕上げる、の3つができます。
どこで使える?提供先の一覧
提供先は、Geminiアプリ、Google AI Studio、Gemini API、Google検索のAIモード、Google Ads、Flow、Stitchです。料金や回数の条件が提供先ごとに同じかどうかは、モデルカードに書かれていません。
API(=ほかのプログラムからAIの機能を呼び出す入口)は、開発者向けの使い方です。

画像を作るだけなら、まずはGeminiアプリが分かりやすいです。APIは自分のプログラムに組み込みたい人向けです。
Nano Banana 2.1とNano Banana 2の違い|速度・価格・機能を比較
名前が似ている2つのモデルを、公式のchangelogと価格表で比べます。changelogにNano Banana 2との細かな機能差は書かれておらず、更新点は冒頭で紹介した5つです。
| 項目 | Nano Banana 2.1 | Nano Banana 2 |
|---|---|---|
| 位置づけ | 2の更新版。新規プロジェクトで推奨 | 非推奨。提供終了日は未発表 |
| 入力(100万トークンあたり) | 1.50ドル | 0.50ドル |
| テキスト出力(100万トークンあたり) | 7.50ドル | 3ドル |
| 画像出力(100万トークンあたり) | 30ドル | 60ドル |
価格はどう変わった?1K・2K・4Kで比べる
公式の価格表から計算すると、画像1枚の価格はNano Banana 2の約50%(1K・2K)、約75%(4K)です。ビジネス+ITは1K画像1枚を約5円と報じています。円換算は為替で変わるため、目安として見てください。
ただし、入力とテキスト出力の単価は2.1の方が高くなっています。100万トークン(AIが文章や画像を数える単位)あたりで、入力は2.1が1.50ドル・2が0.50ドル、テキスト出力は2.1が7.50ドル・2が3ドルです。
画像出力は2.1が30ドル、2が60ドルで、2.1は半額です。総額は枚数・画質・入力の量で変わるため、大量に使う前に試算しましょう。
Googleの自社評価をどう読むか
モデルカードに載っているGoogleの自社評価です。Elo(=2つの出力を比べたときの勝ちやすさを表す相対値)は、高いほど好まれやすいことを示します。
| 評価項目 | Nano Banana 2.1(Thinking) | Nano Banana 2.1(No Thinking) | Nano Banana 2(Thinking) | Nano Banana Pro |
|---|---|---|---|---|
| 総合の好み(Elo) | 1050 | 1015 | 990 | 935 |
| 複数キャラクターの一貫性(Elo) | 1106 | 1068 | 978 | 1011 |
2.1の2つの設定は、2項目ともNano Banana 2(Thinking)とNano Banana Proを上回っています。ただしこれはGoogleがモデルカードで公表した自社の評価で、第三者が検証した結果とは書かれていません。
Nano Banana 2.1は無料で使える?アプリとAPIの線引き


線引きは「アプリの無料版はNano Banana 2、Nano Banana 2.1はGoogle AIプラン向け、APIは無料枠なし」です。10月8日に確認した公式ページの内容を図にまとめました。
Geminiアプリ(無料版とGoogle AIプラン)
Geminiアプリの画像生成ページは、無料ユーザーにはNano Banana 2(無料)、Google AIプラン(Plus・Pro・Ultra)の利用者にはNano Banana 2.1を案内しています。入口はツールメニューの「Create images」です。
Geminiアプリが使える国と言語(日本を含む)で利用できます。月額はGeminiの料金ページの表示で、Google AI Plusが725円(上限は無料版の2倍)、Proが2,900円(同4倍)、Ultraが14,500円(Proの5倍)または32,000円(Proの20倍)です。
金額は10月8日に確認した表示です。申し込む前に、公式ページで最新の金額を確認してください。
注意点が2つあります。10月8日に確認したところ、画像生成のヘルプはNano Banana 2とProの説明のままで、2.1の記載はまだありません。また、利用上限は予告なく変わることがあると公式ヘルプが案内しています。
無料版の制限を詳しく知りたい人は、Gemini無料版の制限をまとめた記事も参考にしてください。
API・AI Studio(従量課金)
APIでは、Nano Banana 2.1もNano Banana 2も無料枠がなく、使った分だけ払う従量課金です。
Google AI Studioは提供先に挙がっていますが、無料かどうかは公式ページで確認できませんでした。APIと同じ条件とは決めつけず、使うときに料金ページで確認してください。



まず無料で試すなら、Geminiアプリの無料版(Nano Banana 2)から。2.1が必要になったら、プランの月額と上限を見比べましょう。
Nano Banana 2.1の使い方|Geminiアプリで画像を作る手順
始める前に|必要な環境とプラン
Geminiアプリは、Googleアカウントでログインして使います。モデルカードには、このモデルを使うために必要なハードウェアやソフトウェアはないと書かれており、手元のPCに高性能なGPUを用意する必要は見当たりません。
2.1を使うなら、Google AIプランが対象です。無料版ではNano Banana 2で試せます。画像の編集は、18歳未満の利用者には提供されません。
STEP|Geminiアプリで画像を作る
Googleアカウントで、Geminiアプリにログインします。
公式ページでは、ツールメニューの「Create images」が入口と案内されています。
「朝の海辺にある小さな喫茶店。水彩画のやわらかい雰囲気で、横長」のように、題材・雰囲気・向きを具体的に書きます。画像に入れる文字は短く大きくします。
気になる所は、文章で伝えて少しずつ直します。手元の画像を渡して編集することもできます。
Nano Banana 2.1を使う前の注意点|文字・一貫性・透かし・旧モデル


文字と一貫性|公式が認める苦手なこと
| 苦手なこと | 公式の説明(要約) | 使うときの見方 |
|---|---|---|
| 小さい文字・長い文 | 小さい文字や長い段落、ページ全体の文字は苦手。1Kではぼやけることが多い | 短く大きく。拡大して確認 |
| キャラクターの一貫性 | 入力画像と生成画像で、常に完全には保たれない | 人物やキャラは見比べる |
| 編集と位置の指示 | マスクや落書きの編集は指示の一部しか反映されないことがあり、左右の位置も取り違える | 少しずつ直し、結果を見て修正 |
| 事実性・遅延 | 事実性に限界があり、事実と違う内容(ハルシネーション)や遅延・タイムアウトも起こりうる | 図解の内容は自分で確認 |
図解やインフォグラフィックの事実は、人が必ず確認してください。
モデルカードには、自動採点(AutoRater)で測ったインフォグラフィックの事実性として、2.1(Thinking)が0.521、2.1(No Thinking)が0.328、Nano Banana 2(Thinking)が0.179という値が載っています。
透かしと商用利用の確認
画像生成のAPI文書には、生成した画像すべてにSynthID(=AIで作った画像だと分かる目印の技術)の透かしが入るとあります。Geminiアプリのページにも、見えない透かしと見える透かしの記載があります。
商用利用や著作権の扱いは、この記事では判断しません。利用規約と、使うサービスのポリシーを自分で確認してから使ってください。
APIで旧モデルを使っている人へ
Nano Banana 2(gemini-3.1-flash-image)は、非推奨(新しく使うのは勧められない状態)になりました。公式の廃止予定ページでは、提供終了日は「未発表」、推奨される交換先は gemini-nano-banana-2.1 です。
具体的な停止日を書いた解説もありますが、公式ページでは確認できませんでした。日付を決めつけず、公式ページで最新を確認してください。
まとめ:Nano Banana 2.1の無料範囲・料金・使い方
- 無料の線引き:アプリの無料版はNano Banana 2、2.1はGoogle AIプラン、APIは無料枠なし
- 料金の目安:APIの1K画像は1枚0.0336ドル。入力の単価は2より高い
- 使い方:Geminiアプリの「Create images」から。PCスペックは不問
- 注意:文字は短く大きく。図解の事実と利用規約は自分で確認
提供状況や上限は変わるため、使う前にGeminiの画像生成ページとAPIの料金ページで最新を確認してください。無料のAIを広く比べたい人は、無料の生成AIの選び方も参考になります。
- Nano Banana 2.1は無料で使えますか?
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Geminiアプリの無料版はNano Banana 2、2.1はGoogle AIプラン向けと公式ページが案内しています(10月8日確認)。APIは無料枠なしの従量課金です。
- Nano Banana 2との違いは何ですか?
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2.1は2の更新版です。画像1枚のAPI価格は1K・2Kで約半額、4Kで約25%安くなりました(公式の価格表から計算)。入力とテキスト出力の単価は高めです。
- 日本語の文字は入れられますか?
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画像内の文字の描画は2.1の改善点ですが、小さい文字や長い段落は苦手と公式が明記しています。短く大きく入れましょう。日本語の精度を示す数値は見当たりませんでした。
- 高性能なPCは必要ですか?
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不要と考えられます。モデルカードには、このモデルを使うために必要なハードウェアやソフトウェアはないと書かれており、手元のPCに高性能なGPUを用意する必要は見当たりません。Geminiアプリの動作環境は、公式のヘルプで確認してください。
- 旧Nano Banana 2はいつまで使えますか?
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非推奨ですが、提供終了日は公式の廃止予定ページで未発表です。新規は2.1が推奨されています。









