Muse Wonderは、Metaが2026年10月12日に発表した新しいAIモデルです。日本で使えるのか、無料なのか、いくらかかるのかを、2026年10月14日に確認したMeta公式の情報で整理します。
Muse Wonderはプレビュー(=正式版の前に先行して公開される段階)にあり、料金や提供範囲は変わる可能性があります。最新は公式サイトでご確認ください。
- Muse Wonderは、Metaが発表した新AIで、現在はプレビュー段階
- 今すぐ試せる入口は、Meta Model API(従量課金)とMuse Code(月額$5〜$200)
- Museアプリでの提供は近日・購読者先行で、日本での提供は未定
- 無料の案内は確認できず、APIは入力$4・出力$20(100万トークンあたり)
- Muse Codeの購読は、入力内容が学習に使われる設定が既定でオン
Muse Wonderとは?Metaが発表した新AIの特徴をやさしく解説

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Muse Wonderは、Metaが2026年10月12日に発表したAIモデルです。通常版のMuse Wonderと、上位のMuse Wonder Fullの2種類があります。
Metaは、個人や仕事で使うAIエージェント(=自分で手順を考えて作業を進めるAI)に強いと説明しています。
Muse WonderとMuse Wonder Fullの違い
| 比べる点 | Muse Wonder | Muse Wonder Full |
|---|---|---|
| 位置づけ | 通常版 | 上位版 |
| Meta Model API | 利用できる(Standard modeのみ) | 利用できない |
| Muse Code | 従量課金と全プランで利用できる | Power UsageとMaximum Usageの購読のみ |
出典:Meta開発者ドキュメント「Models」(2026年10月14日確認)
Fullを利用するには、月額$50以上のプランが必要です。
Active MemoryとActive Focusとは
Metaは、Muse Wonderの特長として2つの力を挙げています。
- Active Memory:自分に関する大事な情報を会話をまたいで覚え、必要なときに引き出す力
- Active Focus:難しい目標に向けて粘り強く作業を続ける力。行き詰まったら別の方法を試し、重要な操作の前には確認を求める
評価には、集中力を測るFocusBenchと、長時間のソフトウェア作業を測るSWE-Marathonを使ったとのことです。
仕様のおさらいと、自分のPCでは動かせない理由
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入力 | テキスト・画像・動画・音声・PDF(マルチモーダル対応) |
| 出力 | テキスト |
| 一度に読める量 | 1,048,576トークン(約100万トークン) |
Muse Wonderは、Metaのサーバーで動くホスト型です。モデルをダウンロードして、自分のPCで動かすことはできません。重い計算はサーバー側で行われるため、利用するだけなら高性能なGPUは要りません。
自分のPCで動かしたい場合は、重みが公開されているopen-weightモデルのMuse Glimmerが別にあります。必要なVRAMはMuse Glimmerとは?必要なVRAMと自分のPCで動くかを解説で整理しています。
日本で使える?無料?Muse Wonderを今すぐ試せる3つの入口
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Muse Wonderを試せる入口は3つあります。2026年10月14日時点で、今すぐ利用できるのはMuse CodeとMeta Model APIです。
| 入口 | 対象 | Muse Wonder | 日本の状況 | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| Museアプリ | 一般ユーザー | 近日・購読者から先行 | 提供は未定 | 基本機能の多くは無料(米国) |
| Muse Code | コードを書く人 | 今すぐ | 地域で提供が異なる場合あり | 月額$5〜$200か従量課金 |
| Meta Model API | 開発者 | 今すぐ | 制限地域に日本の記載なし | 従量課金 |
出典:Meta公式ブログ、Meta日本語公式ニュース、地域ポリシー(2026年10月14日確認)
Museアプリ:Muse Wonderは近日、日本での提供は未定
Museアプリは、Metaが2026年9月に発表した個人向けのAIエージェントで、米国のiOS・Android・muse.aiで提供が始まっています。
Meta日本語公式ニュースは、日本での提供は現時点で未定と明記しています。Muse Wonderを使った体験は、近日中に購読者から先行して始まる予定です。
Muse Code:WindowsとMacで動くコーディングAI
Muse Codeは、ターミナル(=コマンドを入力して操作する画面)で動く、Metaのコーディング向けAIエージェントです。macOS・Linux・Windowsで動きます。Windowsでの違いは次のとおりです(2026年10月14日確認)。
- コマンド:エージェントが実行するのはBashではなくPowerShell
- 初回のUAC:サンドボックスの確認が出ることがある。管理者としての起動は不要
- 使えない機能:Windowsでは、音声入力とセッション間のメッセージ
インストール手順は公式ドキュメントで確認してください。初回は作業フォルダで起動し、フォルダを信頼するか答えてから、ブラウザかAPIキーでサインインします。既定のモデルはMuse Spark 1.2で、Muse Wonderの利用には切り替えが必要とみられます。
なお、Muse Codeを動かすための最低条件(Windowsのバージョンや必要なPC性能)は、今回確認した公式ページには見当たりませんでした。
日本から使える?確認できなかったこと
APIの地域ポリシーでは、制限地域の一覧に日本は載っていません。ただし、提供地域はMetaが管理するとも書かれており、日本向けの公式サポートを意味するわけではありません。
2026年10月14日時点で、公式ページから確認できなかったことは次の3つです。
- 日本語対応についての公式の記載
- 日本からの契約・支払い方法・円での請求
- Muse Wonderの無料枠や無料トライアル
Museアプリ側の状況は、Meta Museは日本で使える?料金・できること・自作ガジェットSDKにまとめています。

日本語の出来は、公式ページで確認できませんでした。少量の質問で試してから、本格的に使うか決めるのが安全です。
Muse Wonderの料金はいくら?APIの従量課金と月額プランの違い


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料金は、使った分だけ支払う従量課金(Meta Model APIなど)と、月額固定のMuse Code購読の2種類です。価格はどれも米ドルで、2026年10月14日時点の公式表記です。
Meta Model APIの料金(100万トークンあたり)
Meta Model APIは、自分のアプリからAIを呼び出す窓口で、Metaアカウントで作るキーを使います。料金はトークン(=AIが文章を数える単位)の量で決まり、入力はAIに渡す文章、出力は返ってくる文章です。
| 項目 | Muse Wonder | Muse Spark(Standard mode) |
|---|---|---|
| 入力 | $4.00 | $1.25 |
| 出力 | $20.00 | $4.25 |
| キャッシュ入力 | $0.20 | $0.15 |
出典:Meta開発者ドキュメント「Pricing and rate limits」(2026年10月14日確認)
キャッシュ入力は、同じ内容が繰り返されたときに安くなる入力の単価です。長文でも割増はなく、最低利用額もありません。Web検索は、別に1,000回あたり$2.50です。
編集部の試算では、入力2,000トークン・出力1,000トークンの1回で、入力$0.008+出力$0.020の約$0.028です(検索・キャッシュなし)。Muse Sparkと比べると、出力単価は約4.7倍、入力単価は約3.2倍です。
Muse Codeの月額プラン
| プラン | 月額 | 使用量の目安 | Muse Wonder Full |
|---|---|---|---|
| Everyday Usage | $5.00 | 5時間ごとに10〜50プロンプト | 利用できない |
| High Usage | $15.00 | Everydayの5倍 | 利用できない |
| Power Usage | $50.00 | Everydayの20倍 | 利用できる |
| Maximum Usage | $200.00 | Everydayの80倍 | 利用できる |
出典:Muse Code紹介ページ、購読のドキュメント(2026年10月14日確認)
通常版のMuse Wonderは、全プランで利用できます。月額は固定で、上限に達したら上のプランへ上げるか、上限が戻るのを待ちます。
編集部の見方では、毎日使うなら月額固定が分かりやすく、使う量が読めない間はAPIの従量課金が安全です。
Contributor modeとは?安くなる代わりに内容が学習に使われる
Contributor modeは、割引や増量と引き換えに、送ったプロンプト・コード・ファイルとAIの返答をMetaが将来のモデルの学習に使うことを許可する設定です。
Muse Codeの購読では、この設定が既定でオンです。設定からいつでもオフにでき、Standard modeでは学習に使われません。
APIのMuse WonderではContributor modeを利用できず、通常の料金(Standard mode)で課金されます。



仕事で使うなら、まず設定でContributor modeの状態を見るのがおすすめです。
Muse Wonderの性能はどれくらい?公式の数字と第三者指標の見方


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Metaが示す強みは自己申告
Metaは、個人・業務のエージェント作業、記憶、コーディングなどのテストで最先端の水準にあると主張し、法務の実務を測るHarveyのLegal Agent Benchmark(LAB)なども挙げています。
これらの数字はMeta自身の評価です。この記事では自己申告のスコアは載せず、テストの名前の紹介にとどめます。
第三者指標ではどう見える?
Artificial Analysisは、AIモデルを同じ基準で測る第三者の評価サービスです。「Muse Wonder (Max)」(推論の強さを最大にした設定とみられます)の測定値は、次のとおりです。
| 指標 | 値 | 読み方 |
|---|---|---|
| Intelligence Index(総合の指標) | 52 | 同等のモデルの中央値27を大きく上回る |
| 出力速度 | 115.0トークン/秒 | 同程度の料金帯の中央値85.6より速い |
| 最初のトークンが出るまでの時間 | 20.18秒 | 同程度の料金帯の中央値5.87秒より長め |
出典:Artificial Analysis「Muse Wonder」ページ(2026年10月14日確認)
総合の指標は高い一方、答えが出始めるまでの時間は長めです。海外メディアのVentureBeatは、シリーズは最先端級の性能を出す一方、APIで利用できるのは弱いほうのMuse Wonderだけだと報じました。
ベンチマークだけで選ばず、自分の作業で試すのが確実です。安全面の追加評価をまとめた完全版のレポートは、近日公開と案内されています。
Muse Wonderでよくある質問
- Muse Wonderは無料で使えますか?
-
Muse Wonderの無料枠や無料トライアルの案内は、2026年10月14日時点で公式ページに見つかりませんでした。Museアプリの基本機能の多くは米国で無料ですが、Muse Wonderの無料提供とは書かれていません。
- Muse Wonderは日本で使えますか?
-
Museアプリの日本提供は未定です。APIの制限地域に日本は載っていませんが、日本向けの公式サポートを意味しません。日本語での性能も、公式ページでは確認できませんでした。
- WindowsのPCでMuse Wonderを使えますか?
-
Muse CodeはWindowsに対応し、PowerShellで動きます。音声入力とセッション間メッセージは使えません。Muse Wonder自体はクラウドで動くため、高性能なGPUは不要です。
- Muse Wonderをダウンロードして自分のPCで動かせますか?
-
できません。Metaのサーバーで動くホスト型です。自分のPCで動かすなら、open-weightのMuse Glimmerがあります。
まとめ:Muse Wonderを今すぐ試す人と待つ人の目安
Muse Wonderは、入口によって試せる人が分かれます。この記事は2026年10月14日時点の公式情報にもとづいているので、最新は公式サイトでご確認ください。
- 今すぐ試す人:コードを書く開発者。月額$5からのMuse Codeか、APIの従量課金から
- 待つ人:アプリで気軽に使いたい一般ユーザー。Museアプリの日本提供を待つ
- 試す前に:Contributor modeの設定を確認し、料金は変わる前提で見る
- 未確認のまま:日本語での性能、無料枠、日本からの契約と支払い方法
ほかのAIの料金と比べたい方は、Claude Opusの料金は?Opus 5.5のAPI単価とPro・Max月額も参考になります。









