気になるSteamのゲームを見つけても、自分のPCスペックで本当に動くのかが分からず、購入前に迷ってしまう方は多いはずです。
結論から言うと、Steamで動くかどうかはストアページの「動作環境」と自分のPCのスペックを見比べるだけで判断できます。専門知識がなくても、順番に確認すれば迷いません。
この記事では、動作環境の見方からWindows11での自分のPCスペック確認、Steamの容量確認とストレージの空け方、足りない時の対処、ノートパソコンの注意点まで、初心者の方が自力で判断できる手順としてまとめます。
- Steamストアページで最低・推奨動作環境を確認する方法
- Windows11で自分のPCのCPU・メモリ・グラボを調べる手順
- Steamの容量確認とストレージを空ける具体的な操作
- スペックが足りない時の対処と、ノートPCで遊ぶときの注意点
Steamで動くかは「動作環境」と「自分のPC」を見比べるだけ
Steamで気になるゲームが自分のPCスペックで動くかどうかは、実はシンプルな方法で判断できます。ストアページに書かれている「動作環境」と、自分のPCのスペックを見比べる、それだけです。
動作環境には最低と推奨の2種類があります。最低動作環境とは、そのゲームが起動して一応動く目安のことです。推奨動作環境とは、設定を整えれば快適に遊べる目安のことです。
最低動作環境ギリギリのPCは、動いても快適とは限りません。予算に余裕があれば、推奨動作環境以上を目指すと安心です。「最低を満たしている=快適」ではない点は覚えておきましょう。
確認の流れは3ステップだけです。
この順番で進めれば迷うことはありません。
まだSteamのアカウントを作っていない方は、Steamの始め方完全ガイド|アカウント作成からゲーム購入までの流れを解説を先に確認しておくとスムーズです。それでは、次の章から順番に見ていきましょう。
Steamストアページで必要動作環境(最低・推奨)を確認する手順

動作環境は、Steamの各ゲームのストアページ下部にある「システム要件」または「動作環境」という欄に表示されています。ここに最低動作環境と推奨動作環境が並んでいます。
項目名はOS・プロセッサー・メモリー・グラフィック・DirectX・ストレージの6つで、補足として「追記事項」が付くこともあります。表で整理すると次のようになります。
| 項目 | 内容の見方 |
|---|---|
| OS | 対応するWindowsのバージョン |
| プロセッサー | 必要なCPUの世代・グレードの目安 |
| メモリー | 必要なメモリー(RAM)の容量 |
| グラフィック | 必要なグラフィック(GPU)性能の目安 |
| DirectX | 対応が必要なDirectXのバージョン |
| ストレージ | インストールに必要な空き容量 |
| 追記事項 | SSD必須・推奨など個別の注意点 |
気をつけたいのは、すべてのゲームに推奨動作環境があるわけではないという点です。たとえば対戦シューティング「Counter-Strike 2」は、確認時点の一例として最低動作環境のみが表示され、OSはWindows 10、メモリーは8GB、グラフィックは1GB以上でDirectX 11対応、ストレージは85GB以上の空き容量とされています。
一方、サバイバルクラフト「Palworld」は最低と推奨の両方が用意されており、確認時点の一例ではメモリーが16GBから推奨32GBへ、グラフィックがGTX 1660クラスから推奨RTX 3060 Ti(またはRadeon RX 6700 XT)クラスへ引き上がり、OSも最低Windows 10・推奨Windows 11、ストレージは40GB・SSD必須と追記事項に記載されています。
このように数字は最低と推奨の2段で見るのが基本です。動作環境はアップデートで変わることもあるため、自分が遊びたいタイトルのストアページを開いて、そのつど確認するのが確実です。
よくある疑問:推奨動作環境が書かれていないゲームは、どう判断すればいいの?
その場合は、最低動作環境に対してどれくらい余裕があるかで判断します。CPUやメモリーが最低ラインより十分に上回っていれば、快適に動く可能性が高くなります。
自分のパソコンのスペックを確認する(Windows 11の手順)
次に、自分のパソコンのスペックを確認します。Windows 11では、設定→システム→バージョン情報の「デバイスの仕様」で、プロセッサ(CPU)・実装RAM(メモリ)・システムの種類(32/64ビット)が確認できます。スタートボタンを右クリックして「システム」を選んでも同じ画面に進めます。
ここで注意したいのは、この画面にはグラフィック(GPU)の情報が表示されないという点です。GPUはタスクマネージャーのパフォーマンスタブ、またはDirectX診断ツール(dxdiag)で確認します。
dxdiagは「ファイル名を指定して実行」に入力すると起動でき、使用しているDirectXのバージョンも同時に分かるため、ストア側の「DirectX」の項目と突き合わせやすくなります。CPU・メモリ・GPUの詳しい確認手順は、パソコンのスペック確認方法|Windows11でCPU・メモリ・グラボを調べる手順でも画像付きで解説しています。
ここまでの内容を、Steamの動作環境の項目・自分のPCで見る場所・足りない時の対処の3列で1枚にまとめました。判断に迷ったら、この表に戻ってきてください。
| Steamの動作環境の項目 | 自分のPCで見る場所(Windows11) | 足りない時の主な対処 |
|---|---|---|
| プロセッサー | 設定→システム→バージョン情報 | 設定を下げても厳しい場合は買い替えを検討 |
| メモリー | 設定→システム→バージョン情報 | 不要なアプリを閉じる/増設を検討 |
| グラフィック | タスクマネージャー(GPU)/dxdiag | 画質・解像度を下げる/アップスケーリングを使う |
| ストレージ | 設定→システム→ストレージ | 不要ファイル削除/別ドライブへ移動/SSD追加 |

プロセッサーとメモリーは同じ「バージョン情報」画面でまとめて確認できるので、最初にここを見ておくと効率的です。
Steamの容量確認とストレージの空け方


動作環境のストレージ欄を満たしているつもりでも、いざインストールしようとしたら空き容量が足りなかったという失敗はよくあります。ここからは、Steamの容量確認とストレージの空け方を手順で見ていきましょう。
Windows側の空き容量は、設定→システム→ストレージで確認できます。複数のドライブを使っている場合は、「ストレージの詳細設定→他のドライブで使用されるストレージ」からドライブごとの空き容量が一覧表示されます。
Steam側は、Steamクライアントの設定→ストレージ(ストレージマネージャー)を開くと、インストール済みゲームの容量一覧とドライブごとの空き容量が1画面で確認できます。
ゲームを別ドライブへ移したいときは、ストレージ画面でドライブ表示の「+」から新しいライブラリフォルダ(=Steamがゲームの保存先として登録するフォルダ)を追加し、移動したいゲームにチェックを入れて「移動」を選ぶだけです。再ダウンロードは不要です。
容量の目安としては、ストアページ記載の容量に加えて、更新や一時ファイル分の余裕を見ておくと安心です。移動している最中は、一時的に元のゲームサイズ程度の追加の空き容量が必要になることもあります。
追記事項にSSD必須・SSD推奨と書かれているタイトルは、HDDではなくSSD側にインストールしましょう。起動や読み込みの速度に直結します。
整理すると、Windows側とSteam側では見える情報と操作が次のように分かれます。
| 確認する場所 | 見える情報 | できる操作 |
|---|---|---|
| Windowsの設定→システム→ストレージ | PC全体・ドライブごとの空き容量 | 不要ファイルの削除、空き容量の把握 |
| Steamクライアントの設定→ストレージ | インストール済みゲームごとの容量一覧 | 別ドライブへの移動、保存先の追加 |
よくある疑問:ゲームを移動している途中で空き容量が足りなくなったらどうなるの?
移動先のドライブに元のゲームサイズ分の空きがないと、Steamが移動を進められず止まります。移動前に移動先の空き容量が元のゲームサイズ以上あるかを確認しておきましょう。



SSD必須のゲームをうっかりHDDへ入れてしまっても、あとからストレージ画面で移動できるので慌てなくて大丈夫です。
スペックが足りない時の対処(CPU・GPU・メモリ・容量の項目別)
動作環境に届かない項目があっても、すぐに買い替えが必要とは限りません。項目ごとに対処の方向性を整理します。
- グラフィックが推奨未満:画質設定や解像度を下げる、DLSS/FSRなどのアップスケーリング(=低い解像度で描画した映像をAIなどで高精細に補う技術)を使うと動作が改善することがあります
- メモリーが足りない:まず不要なアプリを閉じて空きを作り、それでも足りなければ増設を検討します
- ストレージが足りない:不要なゲーム・ファイルの削除、別ドライブへの移動、SSDの追加で対応します
- CPU・GPUの世代が古い:設定を下げても厳しい場合は、買い替え(BTO)が現実的な選択肢になります
最低動作環境ギリギリのPCは推奨未満の性能のため、重いタイトルは画質設定を下げないと快適に遊べないことがあります。
動作環境を満たしているはずなのに動作が重いと感じる場合は、設定やスペック以外が原因のこともあります。詳しくはスペックは足りてるのにPCゲームがカクつく原因と直し方|設定・温度・回線を順番に確認で確認できます。
設定を調整しても動作が厳しい、CPU・GPUの世代がかなり古いという場合は、パーツ単体の交換よりPC本体の買い替え(BTO)を検討したほうが、結果的に効率がいいことがあります。
\構成のカスタマイズも自由自在/
ノートパソコンでSteamを遊ぶときの注意
たとえば話題の軽量ゲームなら、エントリークラスのノートパソコンでも快適に遊べます。具体例はめっちゃカメレオンはノートパソコンで遊べる?で解説しています。


ノートパソコンでSteamのゲームを遊ぶ場合は、デスクトップとは別の注意点があります。動作環境を満たしている=ノートでも同じように快適とは限りません。
まず、ノートPCには内蔵GPU(CPUに組み込まれたグラフィック機能)のモデルと、外部GPU(GeForceやRadeon RXなどを単体搭載したモデル)があります。ゲーミングを想定するなら、外部GPU搭載モデルが基本です。
次に電源アダプタを接続しているかどうかで性能が変わるノートPCが多い点にも注意が必要です。バッテリー駆動時は省電力モードで性能が抑えられ、動作環境を満たしていても本来の性能が出ないことがあります。
さらに、長時間の高負荷なプレイで本体が熱くなると、サーマルスロットリング(=発熱によって自動的に性能を抑える動作)が働き、性能が一時的に落ちることがあります。
ノートPCでSteamを快適に遊びたい場合は、電源アダプタを接続した状態で使うこと、そして排気口をふさがない置き方を意識すると安定しやすくなります。
よくある疑問:ノートPCでもSteamのゲームは快適に遊べるの?
外部GPUを搭載したゲーミングノートであれば十分に遊べます。選び方のポイントはゲーミングノートPCの選び方|後悔しないスペックの見方とおすすめモデルで詳しく解説しています。



ノートPCで迷ったら、まず動作環境の「グラフィック」欄と搭載GPUの型番を照らし合わせるのが近道です。
まとめ
- Steamの動作環境は「最低」と「推奨」の2段階。まずはストアページで確認する
- 自分のPCは設定→システム→バージョン情報でCPU・メモリを、タスクマネージャーやdxdiagでGPUを確認する
- ストレージはWindowsの設定とSteamの設定→ストレージの両方で確認し、必要ならSSDへ移動する
- 足りない項目は画質調整・増設・削除移動などで対処し、それでも厳しければ買い替えを検討する
Steamの動作環境の見方さえ分かれば、気になるゲームを見つけるたびに「動くかどうか」を自分で判断できるようになります。今回紹介した3ステップと対応表を、購入前のチェックに役立ててください。
スペック不足が続くようなら、パーツ単位の交換より本体の買い替えの方が結果的にコストを抑えられることもあります。無理のない範囲で検討してみてください。
- 最低動作環境ぴったりのPCでSteamのゲームを買っても大丈夫ですか?
-
起動して遊ぶこと自体はできますが、画質設定を下げないと快適に動かないことがあります。予算に余裕があれば、推奨動作環境以上を目安にすると安心です。
- 推奨動作環境と最低動作環境、どちらを基準に選べばいいですか?
-
快適さを重視するなら推奨動作環境を基準にするのがおすすめです。最低動作環境はあくまで「一応動く」ラインと考えておきましょう。
- ノートパソコンでもSteamのゲームは遊べますか?
-
外部GPUを搭載したゲーミングノートであれば遊べます。内蔵GPUのみのモデルは、動作環境を満たしていても重いゲームには不向きなことがあります。
- Steamで「空き容量が足りません」と表示されたらどうすればいいですか?
-
Steamの設定→ストレージから不要なゲームを削除するか、別ドライブへ移動しましょう。Windows側の設定→システム→ストレージであわせて空き容量を確認すると確実です。
- 自分のPCにグラフィックボードが搭載されているか分かりません。
-
タスクマネージャーのパフォーマンスタブ、またはdxdiag(DirectX診断ツール)を開くとGPUの名称が表示され、搭載の有無や型番を確認できます。









