MiniMax M3.1 Flashは、匿名テストで話題になった覆面AI「Space Bunny」の正体として、2026年10月19日に発表されたモデルです。
料金・速度・自分のPCで動くかを、2026年10月20日時点の公式ブログとPC Watchの報道で整理します。
- MiniMax M3.1 Flashは、覆面AI「Space Bunny」の正体として正式に発表された
- 料金は100万トークンあたり、入力0.15ドル・出力0.60ドル。月額は22ドルから
- 速度は公式が200 TPS以上で、第三者計測はそれより低い。測り方が違う
- ウェイトは10月23日公開と報道。サイズとライセンスは未発表で、PCで動くかは未確定
- APIやM Planのクラウド利用なら、今のPCのままで試せる
MiniMax M3.1 Flashとは?覆面AI「Space Bunny」の正体を結論から
イメージ図
MiniMax M3.1 Flashは、MiniMaxが「次世代のFlashモデル」として発表した新モデルです。
公式ブログは、エージェント作業・コーディング・Computer Use・サイバーセキュリティの向上と、オンライン推論が約3倍高速になり利用コストが70%減ったことを説明しています。
比較相手は「先代」とだけあり、モデル名はありません。PC Watchが紹介した公式Xの投稿では、MiniMax M3の3分の1のコストで3倍の速度とされています。
Space Bunnyとは何だったのか
匿名で運用されていたSpace Bunnyは、処理したトークンが200兆を超えたと公式ブログにあります。その初期版が、MiniMax M3.1 Flashだったと明かされました。
FlashとProの位置づけ|Proは後日
公式ブログは、Proモデルも後日登場すると予告しています。時期・性能・料金は、現時点で示されていません。
Flashという名前だけで「軽量版」「小型版」と決めつけないでください。パラメータ数やファイルサイズが未発表なので、PCで動くかは公開後の数字で判断します。
MiniMax M3.1 Flashの料金は?APIとM Planを具体例で整理
MiniMax M3.1 Flashの料金は、使った分だけ払うAPIと、月額のM Planの2系統です。
| 項目 | 100万トークンあたり | 円換算の目安(PC Watch) |
|---|---|---|
| 入力 | 0.15ドル | 約24円 |
| 出力 | 0.60ドル | 約95円 |
| キャッシュ入力 | 0.015ドル | 約2円 |
出典:MiniMax公式ブログ、PC Watch。円換算はPC Watchによるもの(1ドル=約158円換算、確認日は2026年10月20日)。
キャッシュ入力は、すでに送った入力を使い回したときの単価です。他社との感覚は、DeepSeekの新モデルの解説も参考になります。
API従量課金の計算例
入力100万トークンと出力10万トークン(キャッシュなし)なら、入力0.15ドル+出力0.06ドルで約0.21ドルです。本記事の試算で、公式の料金例ではありません。
M Plan(月額)の3プラン
M Planは旧称Token Planの月額プランで、3つのどれでもMiniMax M3.1 Flashを利用できます。
| プラン | 月額 | 利用量の目安 |
|---|---|---|
| Go | 22ドル | 1倍 |
| Explore | 55ドル | 3倍 |
| Build | 132ドル | 7.5倍 |
- 年払いは、2か月分が無料になる計算です
- 初月50%OFFの案内は、すでに終了しています
- 表示の料金に税が含まれるかは、確認できていません
無料で試せる経路の注意
OpenRouter(複数社のAIをまとめて呼び出せるサービス)の公開APIには、minimax/minimax-m3.1-flash:freeという無料の枠が載っています。価格は0でした。
無料枠がいつまで続くかは確認できていません。期限が不明なので、仕事や公開サービスの前提にせず、お試しの範囲で使ってください。
MiniMax M3.1 Flashの速度と性能は?公式と第三者計測の違い
TPS(=毎秒の出力トークン数)は、大きいほど文章やコードが速く出る目安です。公式は、日常利用で200 TPS以上、中央値(P50)で170 TPS以上としています。
一方、第三者のArtificial Analysisでは、出力速度が120.1 tokens/sです。Intelligence Indexは42です。
速度の数字が食い違う理由
公式の「200以上」と第三者の数字は、どちらかが誤りというより、測り方の違う数字と読むのが安全です。速度は一般に、時間帯・入力の長さ・提供先の混み具合で変わります。
測定条件の細部は確認していないため、自分の用途で試した速さが一番確かな目安です。
ベンチマークは自己申告として読む
公式ブログには5つのベンチマークの数値があります。いずれも公式の自己申告で、第三者の検証前です。他社モデルとの優劣の根拠にせず、参考値として見てください。
| ベンチマーク | 公式の数値 |
|---|---|
| BankerToolBench | 76.2 |
| DeepSWE v1.1 | 73.7% |
| OSWorld V2 | 61.7 |
| Agents’ Last Exam(ALE) | 29.6 |
| CyberGym | 82% |
| AutomationBench-AA | 上位と記載(数値なし) |
MiniMax M3.1 Flashの使い方|MiniMax Codeやツール接続で試す手順
クラウドで使うなら、プランに登録してMiniMax Codeや手持ちのツールから呼び出すのが近道です。手順は4つです。
MiniMaxのアカウントで月額プランを選びます。Go・Explore・Buildのどれでも、MiniMax M3.1 Flashを利用できます。
macOSとWindowsに対応するデスクトップアプリで、プランと同じアカウントでサインインします。別のAPIキー設定は要りません。CLI・Web・モバイル版もあります。
公式ドキュメントが挙げる接続先は、Claude Code・Codex・Cursor・OpenCode・Pi・Hermes Agent・OpenClawです。プランのSubscription Keyで接続します。
従量課金用のAPIキーを入れると、プランの利用量ではなくアカウント残高から引かれる点に注意してください。
ツールのモデル設定をMiniMax M3.1 Flashに合わせます。表記は公式ドキュメントで確認してください。
APIで使うときの接続先
API直接利用の接続先は2つで、公式推奨はAnthropic互換です。
| 接続先 | 互換性 |
|---|---|
https://api.minimax.io/anthropic | Anthropic互換(公式推奨) |
https://api.minimax.io/v1 | OpenAI互換 |
出典:MiniMax Codeの案内、テキスト生成のドキュメント、M Planの概要、M Planの公式FAQ
推論の強さ(effort)と思考のオフ
推論の強さ(effort)はlow・medium・high・xhigh・maxから選べて、既定はmaxです。思考(thinking)はオフにできません。待ち時間や出力量を減らしたいときは、effortを下げる方法が公式に案内されています。
コンテキストは100万トークンで、入力はテキスト・画像・動画に対応します。

クラウドで使う分には、重い処理はサーバー側です。今のPCでも、まず試せます。
MiniMax M3.1 Flashは自分のPCで動く?オープンウェイト公開前に言えること
イメージ図(前世代MiniMax M3の公式数値を使った例)
PC Watchは、公式Xの投稿を引いて「10月23日にオープンウェイト公開」と報じています。公式ブログ本文は「後日」としか書いていないため、本記事では公開予定(報道)として扱います。
ウェイトが公開される前に、自分のPCで動くと思い込まないでください。MiniMax M3.1 Flashのパラメータ数・ライセンス・必要メモリは未発表で、公開後のファイルサイズを見てから判断します。
オープンウェイトとオープンソースの違い
オープンウェイト(=学習済みの重みファイルの公開)は、モデルの中身をダウンロードできる状態です。使える範囲は、ライセンスで決まります。
オープンソースは一般に、利用・改変・再配布が広く認められた状態を指します。オープンウェイトは、そこまで自由とは限りません。例えば前世代のMiniMax M3は、条件付きのMiniMax Community Licenseで公開されました。
- 非商用は無料
- 商用は「Built with MiniMax M3」の表示が必要
- 年間売上が2,000万ドルを超える場合は事前の書面許諾が必要(2,000万ドル以下は、一度きりの通知が必要)
MiniMax M3.1 Flashに同じ条件が適用されるかは未発表です。商用で使う予定なら、公開されたライセンスを必ず確認してください。
オープンウェイトと自宅PCの関係はMuse Spark Openの解説、大きなモデルとメモリの関係はStrataの解説も参考になります。
M3の例で見るアクティブと必要メモリ
前世代のMiniMax M3は、総パラメータ約428B、アクティブ約23BのMoE(=入力ごとにモデルの一部だけを使う仕組み)です。アクティブは、実際に計算に使う部分を指します。
公式のローカル導入ガイドには、アクティブが23Bでも必要メモリが23B分で済むわけではない、と明記されています。全体の重みを載せる前提だからです。
重みの合計はBF16で約854GB、MXFP8で約444GBで、公式の参考構成はNVIDIA B200を8基です。これは前世代MiniMax M3の例で、MiniMax M3.1 Flashの値ではありません。
出典:MiniMax-M3のHugging Face、公式のローカル導入ガイド



アクティブが小さい=軽い、と読まないのがコツです。載せる重みの合計サイズを見ましょう。
公開後に確認する4点
- ファイルの合計サイズ(手元のPCのメモリに載る量か)
- ライセンス(商用利用と表示条件)
- パラメータ数(総数とアクティブの両方)
- 量子化版の有無(サイズを小さくした版が出るか)
確認は、MiniMaxの公式Hugging Faceのページで行います。PCの目安はローカルLLMを動かすPCスペックの解説にあります。クラウド利用なら、今のPCで足ります。
MiniMax M3.1 Flashは誰に向く?選び方の目安
向く人・向かない人
| 向く人 | 向かない人 |
|---|---|
| 料金を抑えて、コーディングやエージェント作業を試したい人 | 今すぐ自分のPCで動かしたい人(ウェイト公開前) |
| 長い資料やコードを、まとめて読ませたい人 | 日本語の品質を、数字で確かめてから選びたい人 |
| APIや手持ちのツールから、すぐつなぎたい人 | 商用ライセンスの条件を、先に確定させたい人 |
Proを待つか、今試すか
Proは後日登場の予告だけで、時期も料金も不明です。まずMiniMax M3.1 Flashを試し、足りないと感じたらProを確認する順番が現実的です。
結論は、いまはクラウドで試し、PCで動かすかは公開内容を見てから決める、です。
MiniMax M3.1 Flashでよくある質問
- MiniMax M3.1 Flashは無料で使えますか?
-
OpenRouterに無料枠の掲載がありますが、期限は不明です。M Planは月額22ドルのGoからなので、継続利用は有料の前提が安全です。
- MiniMax M3.1 Flashは日本語に強いですか?
-
日本語の品質を示す公式の数値は見当たらず、強い・弱いとは言えません。自分の文章で試して判断してください。
- MiniMax M3.1 Flashは商用で使えますか?
-
APIやM Planの条件は、公式の利用規約で確認してください。ウェイトのライセンスは未発表です。
- MiniMax M3.1 Flashは自分のPCで動きますか?
-
現時点では言えません。パラメータ数・ライセンス・必要メモリが未発表で、ウェイト公開も報道ベースです。公開後のサイズを見て判断してください。
まとめ:MiniMax M3.1 Flashは料金と速度を試し、PCは公開後に判断
MiniMax M3.1 Flashは、覆面AIだったSpace Bunnyの正式名で、クラウドなら今日から試せます。2026年10月20日時点の情報なので、最新は公式サイトでご確認ください。
- 試すなら:M PlanのGoか、APIの従量課金から。計算例は約0.21ドル
- 速度:公式と第三者で測り方が違う。自分の用途で確かめる
- 性能:5つのベンチマークは自己申告。他社との優劣は決めない
- PC:公開後のサイズ・ライセンス・パラメータ数を見て判断する
- 未確認:無料枠の期限、Proの時期、税の扱い、日本語の品質









