フレーム生成(Frame Generation)とは?DLSS3/4でfpsが増える仕組み

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フレーム生成(Frame Generation)とは?DLSS3/4でfpsが増える仕組み

ゲームのグラフィック設定を見ていると「フレーム生成(Frame Generation)」という項目を見かけて、「これをオンにするとfpsが増えるらしいけど、いったい何がどうなってるの?」と気になったことはありませんか。DLSS3やDLSS4、AMDのFSRといった言葉と一緒に出てくることが多く、初心者の方には少しとっつきにくいですよね。

結論から言うと、フレーム生成はAIが「間のコマ」を作り足して、映像をより滑らかに見せる技術です。うまく使えば同じグラボでもfpsが大きく伸びますが、実は「万能ではない」注意点もあります。

この記事では、フレーム生成の仕組み・アップスケーリング(DLSS/FSR)との違い・遅延との関係・対応GPUまで、専門用語をかみくだいてやさしく解説します。

よくある疑問:fpsが2倍とか3倍になるって聞いたけど、そんな都合のいい話ってあるの?

その疑問、とても自然です。仕組みが分かれば「どんな時に差が出て、どんな時は無理をさせない方がいいか」がスッキリ分かりますよ。順番に見ていきましょう。

この記事で分かること
  • フレーム生成が「fpsを増やす」仕組み(AIが間のコマを作る)
  • アップスケーリング(DLSS/FSR)との違い
  • DLSS3/4・FSR3/4の違いと対応GPU
  • 遅延との関係と「使いどころ」の見極め方
目次

フレーム生成(Frame Generation)とは?

フレーム生成(Frame Generation)とは、AIが実際に描かれた2枚のコマ(フレーム)を見比べて、その「間に入るはずのコマ」を予測して作り足す技術です。作り足したコマを本物のコマの間に差し込むことで、1秒間に表示されるコマ数=fps(=フレームレート。数字が大きいほど映像が滑らか)を見かけ上ふやします。

パラパラ漫画を思い浮かべてください。10枚の絵をパラパラめくると、そこそこ動いて見えますよね。

ここで「1枚目と2枚目の中間の絵」をAIがサッと描き足して差し込めば、めくる枚数が増えてより滑らかに動いて見える——これがフレーム生成のイメージです。ゲームのエンジンが1枚描くたびに、AIがもう1枚(機種によっては複数枚)こっそり足してくれるわけです。

ここは押さえておきたいところです。 フレーム生成が足すのは「間のコマ」。ゲーム本体が描く枚数が増えるわけではないんです。

このため、フレーム生成をオンにすると数値上のfpsは大きく跳ね上がるのに、後で触れる「操作の反応(遅延)」は必ずしもfpsの数字ほど良くはならない、という少し不思議な現象が起きます。まずは「見た目の滑らかさをAIで底上げする技術」と覚えておけばOKです。

アップスケーリング(DLSS/FSR)とフレーム生成の違い

アップスケーリングとフレーム生成の違いを表したイラスト

DLSSやFSRという言葉は、実は2つの別々の技術をまとめた呼び名で、フレーム生成はそのうちの1つです。ここを混同すると話がこんがらがるので、先に整理しておきましょう。

  • アップスケーリング(超解像)…低い解像度で軽く描いた映像を、AIが高解像度にキレイに引き伸ばす技術。1枚1枚の画質と負荷を軽くする
  • フレーム生成…描かれたコマの「間のコマ」をAIが作り足して、枚数(fps)を増やす技術

ざっくり言えば、アップスケーリングは「1枚あたりを軽く・キレイに」、フレーム生成は「枚数そのものを増やす」という役割分担です。多くのゲームでは両方を同時にオンにでき、組み合わせることでfpsが大きく伸びます。表で違いを整理しておきましょう。

項目アップスケーリングフレーム生成
やること低解像度をAIで高解像度に引き伸ばすコマの間にAIのコマを差し込む
主な目的1枚の描画を軽く・キレイに枚数(fps)を増やして滑らかに
操作の反応基本は良くなる(負荷が減る)数字ほどは良くならないことも
呼び名の例DLSS超解像 / FSR超解像DLSS FG / FSR FG

よくある疑問:じゃあ「DLSSをオンにした」って言っても、どっちのことか分からないんだね?

そうなんです。ゲームの設定画面では「DLSS 超解像」と「フレーム生成」が別々の項目として並んでいることが多いので、両方の場所を確認するのがコツです。名前が似ていて紛らわしいですが、「引き伸ばす方」と「コマを足す方」と覚えておけば迷いません。

DLSS3・DLSS4のフレーム生成の仕組みと違い

AIが動きを解析して新しいコマを生成する様子のイラスト

NVIDIA(エヌビディア)のGeForce RTXシリーズのフレーム生成は、世代ごとに進化してきました。ここが少しややこしいので、順を追って整理します。

DLSS3のフレーム生成(1枚を足す)

DLSS3で登場したフレーム生成は、本物のコマ1枚につきAIのコマを1枚差し込む方式です。単純計算でfpsが最大2倍近くまで伸びる可能性があり、これが「fpsが増える魔法」として話題になりました。DLSS3のフレーム生成はRTX 40シリーズ以降のグラボが対象と案内されています。

DLSS4のマルチフレーム生成(複数枚を足す)

DLSS4では「マルチフレーム生成(Multi Frame Generation)」に進化し、本物のコマ1枚につき最大3枚のAIコマを差し込めるようになりました。

フレーム生成だけで見れば最大4倍、超解像などと組み合わせれば従来比で大きくfpsを伸ばせる、とされています。このマルチフレーム生成はRTX 50シリーズ向けの機能と案内されています(従来型のフレーム生成はRTX 40シリーズでも利用できます)。

注目したいのは「何枚足すか」の違い。DLSS3は1枚、DLSS4のマルチフレーム生成は最大3枚まで足せる、というのが世代の大きな差です。

本物のコマ1枚に対して何枚のコマが表示されるか、イメージを棒グラフで見てみましょう(あくまで仕組み上の最大値の目安で、実際のfpsはゲームや設定で変わります)。

本物1コマあたりの表示コマ数(目安)フレーム生成なし1コマDLSS3 FG2コマDLSS4 マルチFG4コマ

なお、DLSS4の画質を高めるAI技術(トランスフォーマーモデルと呼ばれる新しい方式の超解像など)は、マルチフレーム生成とは別で、幅広いRTX世代で使えるとされています。「マルチフレーム生成=RTX 50シリーズ向け」「画質向上の超解像=より広い世代で対応」と分けて覚えると混乱しません。

対応の可否や条件は世代・ドライバ・ゲームで変わるため、購入前や設定前には必ず公式の最新情報を確認してください。

AMDのFSR3/4のフレーム生成と対応GPU

フレーム生成はNVIDIAだけの技術ではありません。AMDのRadeon(ラデオン)向けにも「FSR」というよく似た技術があり、こちらにもフレーム生成が含まれています。

FSR3のフレーム生成も、DLSS3と同じくコマの間に1枚を差し込んでfpsを最大2倍近くに伸ばす仕組みです。FSRの大きな特徴は、対応の幅が広い点。

FSR3はAMDのRadeon RX 5000/6000/7000シリーズに加え、NVIDIAのRTX 20/30/40シリーズなど、他社の少し前のグラボでも動くよう案内されているケースがあります。より新しいFSR4のAI方式のフレーム生成は、最新世代(RDNA 4)向けとされています。

技術作り足すコマ主な対応の目安
DLSS3 フレーム生成1枚RTX 40シリーズ以降
DLSS4 マルチフレーム生成最大3枚RTX 50シリーズ向け
FSR3 フレーム生成1枚Radeon/一部の他社GPUなど幅広い
FSR4 フレーム生成(AI)1枚〜最新世代(RDNA 4)向け

このように、新しいグラボでなければ絶対に使えない、というわけではありません。ただし「動く」ことと「快適に効果を感じられる」ことは別問題。特にフレーム生成は、次に説明する遅延との相性で「使いどころ」を選ぶのがポイントになります。

フレーム生成と遅延(入力の反応)の関係

フレーム生成と入力遅延のバランスを表したイラスト

フレーム生成の一番のポイントであり、初心者がつまずきやすいのが遅延(入力してから画面に反映されるまでの時間)との関係です。ここを理解すると「なぜfpsの数字が上がっても、必ずしも操作が軽くならないのか」が分かります。

思い出してほしいのは、フレーム生成が足すのはあなたの操作を反映していない「予測のコマ」だという点です。マウスやコントローラーの入力は本物のコマにしか反映されないため、AIコマをいくら増やしても操作の反応そのものは基本的に速くなりません。むしろ、コマを差し込む処理の都合で、わずかに反応が鈍く感じられる場合もあります。

そこで併用したいのが、遅延を減らす技術です。NVIDIAの「Reflex(リフレックス)」やAMDの「Anti-Lag」は、フレーム生成で増えがちな遅延を抑えるために一緒に使われます。フレーム生成をオンにするときは、これらの遅延低減機能も合わせてオンにするのが基本、と覚えておきましょう。

実用上の目安として、フレーム生成は「元のfpsがすでにある程度(おおむね60fps前後)出ている状態」で使うと効果を感じやすいと言われています。逆に、元が20〜30fpsしか出ないほど重い状況で無理にフレーム生成へ頼ると、見た目は滑らかでも操作が重く感じたり、映像に不自然さ(にじみ・チラつき)が出やすくなります。

フレーム生成の使いどころとおすすめのゲーミングPC

ここまでを踏まえて、フレーム生成が向いている場面・慎重にしたい場面を整理します。「オンにすればいつでも得」ではなく、ジャンルで使い分けるのがコツです。

  • 向いている…重量級のシングルプレイ(オープンワールドやアクションRPG)を、高解像度・高画質で滑らかに楽しみたいとき
  • 慎重にしたい…一瞬の反応が勝敗を分ける競技系FPSなど。反応を最優先するなら、無理に頼らず設定を軽くする選択も

「重いゲームをキレイに滑らかに」ならフレーム生成を活用、で大丈夫です。 その上で元のfpsを稼げるグラボを選ぶのが理想です。

そして大切なのが、フレーム生成はあくまで「土台のfps」を底上げする補助だということ。元のfpsが高いほど効果もキレイに出るので、まずはそこそこのfpsを自力で出せるグラボ(GPU)を積んだPCを選ぶのが結局いちばんの近道です。最新のフレーム生成に対応したRTXシリーズ搭載のゲーミングPCなら、この技術の恩恵をしっかり受けられます。

まずはRTX搭載のBTOパソコンから選ぶのがおすすめ

「どのグラボが対応しているか自分で確認するのは不安…」という方は、BTOパソコンの定番、ドスパラのGALLERIA(ガレリア)シリーズから、GeForce RTXシリーズ搭載モデルを選ぶのが分かりやすくて安心です。

ミドルからハイエンドまで幅広く揃っており、予算や遊びたいゲームに合わせて選べます。最新の価格や具体的な構成・対応状況は、必ず公式サイトで確認してください。

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まとめ:フレーム生成は「滑らかさの底上げ」役

フレーム生成(Frame Generation)について、要点を振り返っておきましょう。

  • 仕組み…AIが「間のコマ」を作り足してfps(滑らかさ)を増やす技術
  • 違い…アップスケーリング(引き伸ばす)とは別物。両方を併用できる
  • 世代差…DLSS3は1枚、DLSS4のマルチフレーム生成は最大3枚。FSRは対応が幅広い
  • 遅延…操作の反応は速くならない。Reflex等の遅延低減と併用し、元のfpsが出ている状態で使う

フレーム生成は「魔法でfpsが無限に増える」ものではなく、ある程度のfpsを出せるPCの滑らかさを、さらに底上げしてくれる頼れる補助です。だからこそ、まずはRTXシリーズを搭載したしっかりしたゲーミングPCを土台に選ぶことが、この技術を気持ちよく使ういちばんの近道になります。

仕組みが分かれば、設定画面もこわくありません。あなたのゲームライフが、より滑らかで快適になりますように!

対応モデルを選ぶなら、RTXシリーズ搭載機が豊富なドスパラのGALLERIAシリーズから、予算に合う一台を探してみてください。

\まずは対応モデルをチェック/

よくある質問(FAQ)

フレーム生成をオンにすると画質は悪くなりますか?

基本的には滑らかさが上がる技術ですが、動きの速い場面ではAIが作ったコマに軽いにじみやチラつきが出ることがあります。元のfpsが十分に出ている状態ほど自然に見えやすい、と言われています。気になる場合はオフと見比べて好みで選ぶとよいでしょう。

DLSSとフレーム生成は同じものですか?

厳密には違います。DLSSは「超解像(引き伸ばし)」と「フレーム生成(コマの追加)」などを含む技術の総称で、フレーム生成はその中の1機能です。ゲームの設定では別項目になっていることが多いので、両方を確認しましょう。

競技系のFPSでもフレーム生成は使った方がいいですか?

反応の速さを最優先する競技系FPSでは、慎重に使うのがおすすめです。フレーム生成は操作の反応自体を速くはしないため、勝敗に直結するタイトルでは設定を軽くして元のfpsを稼ぐ方が向く場合があります。Reflexなどの遅延低減機能の併用も検討しましょう。

古いグラボでもフレーム生成は使えますか?

技術や世代によって対応が分かれます。NVIDIAのフレーム生成は比較的新しい世代(RTX 40シリーズ以降など)が対象で、AMDのFSR3は対応の幅が広めとされています。対応の可否はグラボの世代・ドライバ・ゲーム側の対応で変わるため、必ず最新の公式情報を確認してください。

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この記事を書いた人

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